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カテゴリ:中小企業の生きる道
「こりゃ、新しいマーケットを開拓できそうだ!」とピンときて起業しても、だいたい失敗するモノです。
だいたい起業しても10年で95%が倒産か廃業すると言われているのが日本の厳しいビジネスシーンですから。 世の中、そんな甘いモノでは決してないのです。 今まさに、日本全国のアチラコチラでアウトドアやキャンプ、グランピングやらが流行っているようで多くの企業が新規参入していますが、10年後に残っているのは僅かでしょう。 まぁ単に土地や建物を他人に貸したり、マンション経営で業者に丸投げするなら簡単ですが、自分で新しい事業をやるとなると・・・数々の未知の難題が待ち構えています(汗)。 この辺が学校の勉強と違うところで、いくら試験で100点を取っても一般社会(ビジネス)ではあまり役に立たない事が多いのです。 まぁ「何をやってもダメだ!」というのを前提にして、起業するくらいの心構えが必要か・・・と。 弊社の場合、過去18年間で5つのビジネス(トランクルーム、不動産仲介業、音楽スタジオ、卓球場、レンタル自習室)を起業してきました。 まだ5つとも残っていますが、実を言うと何とかヤッテいけているのがトランクルームと音楽スタジオだけです。 不動産仲介業は別にして、残りの2つの卓球場とレンタル自習室はぶっちゃけ採算ギリギリというレベルで、単体だけだと大赤字です。 加えて言うなら、Dスタジオでやっている「フラメンコ」練習場もそんな感じです。 幅を広げてイロイロやっている中で、どうにかこうにかヤッテいるのです。 しかし、卓球場もレンタル自習室もフラメンコももし弊社がやめたら・・・困る人達がいる事だけは確かです。 この人達のためだけに営業を続けている・・・と言っても過言ではありません。 レンタル自習室は誰にも邪魔されずに静かに1人で仕事や勉強をしたい需要があり、卓球場は公共体育館のシニアアスリートの輪の中に入り辛い自分たちだけワイワイ楽しみたいファミリーピンポンという需要があり、私もスペイン旅行で本場のフラメンコという芸術に接した思い出を大切にしたいのです。 まぁ逆に言うと、これほど厳しいニッチマーケットなので大手が参入して来ないという安心感があります。 だから、細々とながらやる価値があるのです。 この辺のボーダーラインが何とも微妙です。 零細企業でも採算ギリギリのニッチマーケットなんて、大手は見向きもしないのです。 という事で、大阪の片田舎の人口8.3万人しかいない貝塚市で都会型ビジネスであるトランクルームを18年前に起業し、8年前に音楽スタジオを起業しましたが、それからトランクルームの空室対策として「レンタル自習室」「卓球場」「フラメンコ」も始めましたが、よくここまでお客さんができたなぁと自分でも驚いています。 これら3つや音楽スタジオに共通しているのは、歴史の浅いグランピング施設と違って3,40年前から少ないながらも根強い人気があり、10年後も流行に流されずに多くの企業が細々と残っているだろう・・・という点です。 やはり「企業は生き残ってナンボ」ですから。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「 貝塚不動産.com」 「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.24 15:45:15
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