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テーマ:タイガース党(8372)
カテゴリ:阪神2010
阪神・新井、2ラン含む5安打で4番の役目
阪神の3試合連続2けた得点の猛攻の中で、新井がきっちり4番の役目を果たした。2ランを含む5安打に「いい仕事ができました」と気持ちよさそうに振り返った。 四回2死一塁でカウント1-1から内角の速球をとらえ、左翼フェンスを越えるアーチに。「うまく振り抜けたと思う」と自賛した。 それでも最後は「気を緩めることなく、走塁も守りも打つ方もしっかりやっていきたい」と残り試合を見据えていた。 阪神・新井5安打!2戦連発トドメ18号 八回一死二塁で迎えた5打席目。三塁打でサイクル安打-。そんなムードの中でも、阪神・新井らしいしぶとい一打だった。外のスライダーに食らいつき、右前打。ちょっぴり残念…。でも、お見事。打ちも打ったりの5安打で、不動の4番が、4連勝の立役者となった。 「三塁打が残っていたんですが、足はみなさんが思っているほど遅くないんで。自信はあったんですけどねェ。ベンチから声援? 何も声をかけてくれませんでした」 お立ち台から、軽快なトークで甲子園に笑いを届けた。隣のブラゼルから「きょうは新井サンに失望したよ。サイクルを出来なかったからね。それ以外はよく打ったと思うけど」と冷やかされても、「後ろにドカンと座ってくれているんで、僕も楽に打席に入れます。B砲に不満? 何も不満はないでしょう」と、涼しい顔。“大人の対応”で再び聖地を沸かせた。 実際、個人記録を超越した文句なしの4番の仕事だった。一回一死三塁で中前適時打を放つと、二回は無死一塁から平野が犠打失敗。二死一塁から打席に立ち、左中間へ適時二塁打を放った。真弓監督も「ちょっと嫌な雰囲気があったが、あそこで点が入っていい流れになった」と話す貴重な追加点。さらに四回二死一塁では左翼へ弾丸ライナー。2戦連続猛打賞を決める、2戦連発18号2ランで試合を決めた。 7月2日の巨人戦(東京D)以来、自身通算4度目の1試合5安打に加え、4打点。自己最多102打点(2007年)の更新は確実な今季94打点。勝負の9月を最高の結果でスタートした。 日程上、本拠地胴上げは9月Vが条件。「もちろんそれが一番ですが、焦らず腰を据え、あしたから1戦1戦がんばります!」。優勝に飢えてFA移籍した08年。腰の骨折で悔しい9月を過ごし、優勝も逃した。今年こそ-。長年の願いを結実すべく、残り29試合にすべてをぶつける。 阪神・ブラ40号!バース以来助っ人大台 ブラ40発や!!4連勝や!! 首位・阪神は横浜に完勝し、4連勝。2位・巨人が引き分けたため差は1・5ゲームに広がった。クレイグ・ブラゼル内野手(30)は一回に3試合連発となる40号2ラン。虎の外国人選手としては1986年のランディ・バース以来、3人目の大台到達。頼もしおまっせ。 小さく、だが強く握った拳に、熱い想いがみなぎった。ブラゼルが3試合連続の一発を右中間席へぶち込んだ。40号2ラン-。虎の助っ人では1986年のバース以来の大台到達。最強助っ人に、また一歩近づいた。 「40本は自分にとっても大きい数字だからね。感情も出てしまったよ」 2点を先制した後の一回一死一塁。2球目の直球を振り抜いた。逆風を切り裂く大飛球は、右中間最深部の観客席に届いた。一塁を回ったところで珍しくガッツポーズ。米国時代、マイナーで記録した39号を超えたことが、まずうれしかった。 「ランディ・バースのような偉大な方と比較されて、本当に光栄だよ」 虎党の歓喜の声が降り注いだお立ち台。2度の三冠王を獲得。85年の日本一に虎を導いた伝説の大先輩の名前を出した。 「阪神の外国人といえばバース。一度見てみたかった」 実は一昨年の西武時代には、ビデオで見てその打撃を目撃していた。「やっぱりすばらしい打者」。同じ左のスラッガーに、心から尊敬の念を抱いた。7月上旬。その偉人が来日。間接的ではあるがエールをもらい感激した。 バースの記録は、ラッキーゾーンが存在した時代。“狭い甲子園”は関係者から見せられた写真で知っていた。92年に撤廃後、大台到達は05年の金本のみ。広くなった甲子園を本拠に40発は偉業だがそれでも、当時との差は口にはしない。 「自分でも、比べてもらえるところまできたと思う。機会があれば、ぜひお会いして、日本でどうやってプレーしていたのか聞いてみたいね」 決して並んだとは思わない。それでも、この一発は、確かな自信につながった。バースと一緒にプレーした真弓監督も、「甲子園は、なかなか右翼に入らないけど、逆方向に打てるのも(バースに)似ているんじゃないかな」と、姿を重ねた。 チームは3試合連続の2けた得点、4試合連続の2けた安打で4連勝。4戦で安打数は73にも達した。2位・巨人が引き分けたため、その差は1・5ゲームまで広がった。 「これを続けて、とにかく優勝を達成したい」 分厚い胸板を叩くように、大砲が力を込めた。Vへの鍵となる史上最強打線。中核に座るのは、21世紀の最強助っ人だ。 ブラゼルが40号!阪神外国人ではバース以来 乾いた音を響かせた大飛球に大歓声が上がる。打球が右中間席に吸い込まれると、そのボリュームが倍増した。阪神のブラゼルが一回に2ランを放ち、阪神の外国人では1986年のバース以来となる40号に到達した。 チームは前日まで2試合連続20安打以上を放ち、迎えた9月初戦。「あれだけ打ったから、きょうは一からという気持ちで」と話していた和田打撃コーチの心配は杞憂だった。 一回、先頭のマートンの安打を皮切りに鳥谷と新井の適時打で2点を先行し、なおも1死一塁。1ボールから高めに入ったツーシームを強振すると、そのままスタンドイン。その直前の横浜の攻撃で、ハーパーの大きなフライがフェンスに直撃して単打になったのを見ていたブラゼルは「ハーパーは怒ってるんじゃないかな。僕のだけ本塁打になったからね」。ちゃめっ気たっぷりに話した。 バース以降では2005年に金本が40本を打った以外、阪神の選手で大台に届いた打者はいなかった。3試合連続本塁打のブラゼルは二回にも適時二塁打。強力打線の中で最も豪快な男が存在感を際立たせた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 2, 2010 11:57:12 PM
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