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テーマ:タイガース党(8375)
カテゴリ:阪神2015
阪神・藤浪、今季初勝利も7回「投げないといけなかった」
(セ・リーグ、阪神10-8中日、3回戦、阪神3勝、29日、京セラドーム)先発した阪神・藤浪晋太郎投手(20)が5回9安打3失点で降板したが、打線の援護もあって今季初勝利を挙げた。 藤浪が立ち上がりにつまずいたものの、今季初白星を手にした。一回に一死から連打を浴び、一、三塁とされると内野ゴロの間に先制点を許した。その後も3連打で、いきなり3点を失ってしまった。直球は153キロを計測するなど力があったが、制球が甘く、ストライクを取りに行ったところを狙い打たれた。二回以降は立ち直ったものの、球数がかさみ5回で95球。四、五回に打線が爆発し大量援護をもらったこともあり5回で降板した。 藤浪は3失点での白星に「初回は落ち着きのないピッチングになってしまいましたが、それ以降はなんとか粘れた」と、試合中に修正できたことを前向きにとらえた。それでも「ただ、あと2イニングは投げたかったですし、むしろ『投げたい』というよりも『投げないといけなかった』と思います」と先発として5回で降板したことを反省していた。 石崎(ドラフト2位新人。初登板で1回を三者凡退) 「早く投げたい思いがずっとあった。次につながる投球だった」 呉昇桓(今季初セーブを記録も1失点) 「不安にさせてしまった。次からはできるだけ不安にさせないようにしたい」 梅野(今季初安打が貴重な走者一掃の二塁打) 「集中力がいつも以上に出た。1本出てよかった」 虎D2・石崎、3人斬りの満点デビュー「緊張は全然しなかった」 (セ・リーグ、阪神10-8中日、3回戦、阪神3勝、29日、京セラドーム)高鳴る鼓動を抑えて、憧れ続けたプロの舞台に立った。ドラフト2位・石崎剛投手(新日鉄住金鹿島)が1軍初登板。冷静なマウンドさばきで、3人斬りの満点デビューを飾った。 「緊張は全然しなかった。オープン戦と同じ気持ちだった。これを継続していきたいです」 乱打戦の中、3点を守る八回にマウンドへ。先頭のエルナンデスをチェンジアップで投ゴロに打ち取ると、谷繁には直球で左飛。社会人時代に対戦したD6位・井領雅貴外野手(JX-ENEOS)も低めの真っすぐで投ゴロに仕留めた。最速145キロ。わずか7球で料理した。 オープン戦では先発と中継ぎで5試合に投げ、2勝0敗1S、防御率0・64の好成績をマーク。公式戦でも実力を発揮した右腕に和田監督も「向こう(中日)が追い上げてきているなかで、流れを止めてくれた」と賛辞。今後も勝利の方程式の一角として、フル回転を期待した。 開幕1軍を手中に収めた25日。地元・茨城で暮らす父・静夫さん(58)に報告メールを真っ先に送った。「1軍決まったよ」。すぐに返信があった。「おめでとう。けがだけはしないように気をつけてな」。シンプルな文面に込めた父親の思いに胸が熱くなった。 「父が周囲に『やっぱり心配だ。けがだったり、結果だったり、今シーズンが終わるまで不安だよ』と漏らしていたみたいで…」 試合後、初陣でホールドを挙げた記念球は大切にバッグにしまった。「もちろん、オヤジに渡そうと思います」。座右の銘は「あまり難しい言葉を知らないから『全力投球』です」と笑う24歳。感謝を胸に、第一歩を踏み出した。 阪神・呉昇桓、初セーブも反省35球「自分も早くいい方向に」 (セ・リーグ、阪神10-8中日、3回戦、阪神3勝、29日、京セラドーム)開口一番、ざんげした。3連投の末の初セーブも、阪神・呉昇桓(オ・スンファン)は自嘲するような薄笑いを浮かべた。 「いつも不安にさせてしまって、言えることはない。和田監督を不安にさせないようにして、中西投手コーチもあまり、マウンドに来させないようにしたいです」 悔やんだマウンドは3点リードの九回だ。先頭の大島を二ゴロに封じたが、亀沢に中前に弾き返され、雲行きが怪しくなった。続く高橋周に四球を与え一、二塁にすると、ルナの中前適時打で2点差。さらに、代打・小笠原にもツーシームを中前に運ばれ、満塁のピンチを背負った。 一打同点の窮地-。しかし、百戦錬磨の守護神だ。後続を自慢の直球でねじ伏せ、ゲームセット。20球を要した開幕戦は一死満塁を作り、2戦目も2本の安打を許し、23球。この日は35球を投げ、3試合で計78球。まだ本調子ではないが、勝ったからこそ前を向ける。 「チームは3連勝と波に乗る。自分も早くいい方向に持っていきたい」 韓国から開幕カードの応援に駆けつけた家族の前での快投はお預け。シーズンは長い。エンジンを吹かせるのは、これからだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 30, 2015 09:45:34 PM
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