東寺、毎日見てるけど、あれでも、すごい迫力なのに、その倍かあ~
やっぱり、七重塔まですると、落雷で火災になるんですね。。。
今の技術で、復活させて欲しいですね。。。
金閣寺に高さ約110メートルの七重塔があった!! 破片発見 史上最も高い木造建築物
塔の先端部「相輪」の一部とみられる青銅の破片。金閣寺に七重塔が存在する証となった
室町幕府3代将軍、足利義満が晩年を過ごした「北山殿」跡(後の金閣寺=京都市北区)から塔の先端部「相輪(そうりん)」の一部とされる青銅製の破片が出土し8日、京都市考古資料館が発表した。約110メートルの木造の塔とされる「北山大塔」の一部の可能性が高いという。これまで北山大塔の存在は一部の文献に記されているだけで、実際に遺物が見つかったのは今回が初めて。同資料館は「北山大塔の存在を裏付けた価値は高い」としている。
現存する最も高い木造建築物は、東寺の五重塔(55メートル)だが、北山大塔は相国寺七重塔と並んで日本史上最も高い木造建築物とされている。
寺院施設の改築に伴って昨年5月から昨年7月にかけて境内の北東角、約450平方メートルで行われた調査で見つかった。15世紀初頭の溝跡から最大幅37センチ、最大高25センチなど数点の青銅製の破片が出土したという。形から塔の先端の相輪の一部「宝輪」と判明。復元すると直径約2・4メートルになる。成分分析では、表面には金メッキが施されていたことも確認された。
出土した年代や大きさなどから、義満が、禅宗寺院・相国寺に築いた高さ110メートルの七重塔が落雷で焼失した翌年の応永11(1404)年、自分の別荘の北山殿に再び建てようとした同規模の北山大塔の可能性が高いという。
当時の貴族の日記によると北山大塔は同年4月に起工式を行い、応永?年に落雷で焼失したとされるが、一部の専門家は未完成だったと指摘。塔の存在も疑われてきたが、同資料館は「詳細な場所や塔の規模、構造の特定は難しいが、きらびやかで壮大な塔の存在は裏付けられた」と話している。
今谷明・帝京大教授(日本中世史)の話「絶対的権力を手に入れた専制君主にふさわしい。政治だけでなく、仏教の儀式を行った北山殿を仏教の一大聖地にしようとした義満の意図が読み取れる興味ある発見だ」
北山大塔の原形ともされる相国寺七重塔の復元図(復元考証・冨島義幸 CG作成・竹川浩平)