そのまま、独走お願いいたします。
巨人、5年ぶり単独最下位〝原政権〟では11年ぶり 今季早くも2度目の3連敗
2023/04/15 05:00
3連敗を喫した原監督の表情はさえない(撮影・林俊志)
(セ・リーグ、中日9-2巨人、4回戦、2勝2敗、14日、バンテリンD)巨人はゲーム差なしで並んでいた中日に敗れ、今季2度目の3連敗。借金5となり、2018年6月9日以来5年ぶりに最下位に転落した。打線は4安打2得点と寂しいが、原辰徳監督(64)は必死に前を向いた。
「懸命にやっている。結果に関してはなかなか出ていないけど、立ち向かう姿勢は間違っていない」
13日の阪神戦(東京ドーム)で12安打1得点と拙攻を重ねた打線は、この日も小笠原の前に四回まで無安打と沈黙。4点を追う六回、今季初めて3番に座った坂本と中田翔の適時打で2点を返すのが精いっぱい。終盤は救援陣が崩れた。
19年から3度目の指揮を執る原監督にとって、単独の最下位は第2次政権の12年4月25日以来11年ぶり。とはいえ、同年はリーグ優勝を果たし、日本一を達成した最後のシーズンでもある。「少しずつ(復調の)兆しは出るでしょう」と指揮官。我慢強く戦うしかない。(谷川直之)
巨人惨敗 3連敗で5年ぶり単独最下位の屈辱 投手陣が15安打9失点の炎上 打線組み替えも噛み合わず
4/14(金) 21:10配信
4回、丸が空振り三振に倒れベンチで厳しい表情の原監督
「中日9-2巨人」(14日、バンテリンドーム)
巨人は3連敗で単独最下位に転落した。単独最下位は18年6月9日以来、5年ぶりの屈辱となった。
攻撃では坂本をスタメン復帰させて今季初めて3番に据えるなど打線にメスを入れた。ただ焦りもあったのだろうか。中日・先発の小笠原に序盤から大苦戦した。左腕の球威のある直球、変化球にきりきり舞い。三回まで走者を一人も出せず、四回まで無安打に封じ込められた。
4点ビハインドの六回には1死後にオコエが四球で出塁し丸の二塁内野安打で一、二塁。この場面で3番・坂本が左前にはじき返す今季初の適時打で1点をもぎ取った。さらに2死一、二塁から中田翔が気迫で中前打を放って2点目を奪った。
ただ、打線は4安打に終わり、この夜は投手陣も炎上した。先発したビーディは5回を投げて8安打4失点と乱調。2-4の七回に3番手で登板した鍵谷が、2死満塁から木下に3点左線適時二塁打を浴びて突き放された。結局、トータル15安打9失点と崩れ、惨敗を喫した。
巨人・原監督「懸命にやっている」屈辱の単独最下位転落も選手責めず「立ち向かう姿勢は間違ってない」
4/14(金) 21:43配信
デイリースポーツ
6回、選手交代を告げベンチに戻る原監督
「中日9-2巨人」(14日、バンテリンドーム)
巨人は敵地で惨敗。3連敗で単独最下位に転落した。単独最下位は18年6月9日以来、5年ぶりの屈辱となった。
先発のビーディを初スタメンの小林と組ませたが、5回4失点で2敗目。救援陣も中日打線に打ち込まれ、15安打9失点の炎上となった。打線も組み替えの効果なく、4安打で2得点に終わった。
原監督は初勝利が遠いビーディに「少し小細工しすぎたかなと思いますね。もう少し真っ向勝負できるピッチャーですね。まだまだできるピッチャーです」とフォロー。元気のない打線について問われると、「まあね、まあやっぱり、そうですね。何て答えていいか分からないけど」と言葉が浮かばなかった。
六回は唯一、打線がつながり坂本と中田翔が適時打。4勝9敗で借金5と苦しい戦いは続くが、「(六回は)つながったというね。少しずつ兆しは出るでしょう。懸命にやっているしね。結果に関してはなかなか出てないけど、立ち向かう姿勢は間違ってないと思います」と前向きに話した。