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すごい!! 開幕三日前とは、グリーンウェルを超えた!! 巨人・オドーア、開幕3日前にまさかの退団 契約に「2軍降格なし」条項なくても「受け入れられない」 2024年3月27日 5時0分スポーツ報知 # 巨人 オドーア 巨人は26日、ルーグネッド・オドーア外野手(30)=前パドレス=が、退団することを発表した。オープン戦で打率1割7分6厘と低迷。本来の調子を取り戻すため、29日の阪神との開幕戦(東京D)のメンバーから外し、ファーム調整を提案したが、オドーアは拒否。米国に戻りたいと申し出があり、球団も本人の意向を尊重した。メジャー通算178発の大物助っ人として1月に加入したが、開幕前に退団する前代未聞の事態となった。 開幕を3日後に控えた阿部巨人に激震が走った。29日の開幕戦に向け東京ドームで1軍練習を行ったが、オドーアの姿はなかった。激励会後に取材に応じた吉村編成本部長は「開幕メンバーに入れないが、しっかりとファームで状態を上げてくれと彼と話し合ったが、受け入れられないと。何度も話し合いましたが結局彼の気持ちは変わらず、退団を申し入れてきた経緯です」と説明。正式手続きは後日となるが、加入1年目の助っ人が開幕前に退団するのは、球団では史上初となる。 レンジャーズなどで活躍したオドーアは、推定年俸2億円の1年契約で1月22日に加入決定。メジャーで3度のシーズン30本塁打を含む通算178発の実績を誇り、左の長距離砲として期待された。ビザの関係で2月16日の沖縄キャンプ初日から合流。メジャーで1000試合以上守った二塁ではなく、主に右翼でのプレーとなったが、外野守備にも積極的に取り組む姿勢を見せていた。 オープン戦では、34打数6安打、打率1割7分6厘と苦戦。6安打はすべて単打で「変化球の精度が高く、いい投手が多い」と順応に苦しんでいた。また普段から多くを語るタイプではなく、試合後の取材にはノーコメントで球場を後にするなど、繊細な一面もあった。 オープン戦最終戦となった24日の楽天戦(東京D)後、阿部慎之助監督(45)からベストな状態を取り戻すためにファーム調整を提案。だが「私は受け入れられない」と拒否し、契約解除を申し入れた。この日の昼まで球団とオドーアで話し合いを続けたが意志は固く、退団を受け入れた。吉村本部長は「契約の中にすべて1軍で試合に出すという確約もない。監督の言葉に異議をとなえることはできないと、契約上やっています」と話した。 今後、右翼は梶谷や萩尾、初の開幕1軍が決まった19歳の浅野ら状態のいい選手を起用していく。本紙が2月に行ったインタビューでは「NPBで、世界的な都市の東京でプレーする機会をいただき、うれしく思います。プレーでみなさんを楽しませたい」と語っていたオドーア。あまりにも短く、悲しい幕切れとなった。(井上 信太郎) ◆ルーグネッド・オドーア(Rougned Odor)1994年2月3日。ベネズエラ生まれ。30歳。2011年にレンジャーズと契約して14年にメジャーデビュー。16年は二塁塁上での接触を巡りホセ・バティスタと大乱闘。21年はヤンキース、22年はオリオールズ、昨年はパドレスに所属。17年WBCベネズエラ代表。メジャー通算1154試合、930安打、打率2割3分、178本塁打、568打点。180センチ、90キロ。右投左打。 巨人・オドーア、2軍落ち通達で電撃退団 その裏に見える阿部監督の断固たる覚悟 2024年3月27日 5時5分スポーツ報知 # 巨人 東京ドームで好守備を見せたオドーア 巨人は26日、ルーグネッド・オドーア外野手(30)=前パドレス=が、退団することを発表した。オープン戦で打率1割7分6厘と低迷。本来の調子を取り戻すため、29日の阪神との開幕戦(東京D)のメンバーから外し、ファーム調整を提案したが、オドーアは拒否。米国に戻りたいと申し出があり、球団も本人の意向を尊重した。メジャー通算178発の大物助っ人として1月に加入したが、開幕前に退団する前代未聞の事態となった。 * * * * オドーア電撃退団の裏で阿部監督の覚悟が見えた。ビザなどの関係でキャンプ途中合流となり、日本の投手に苦しんだが、当初から徐々に慣れてくれればいいとの考えを示していた。メジャーでの実績に敬意を表し、おとなしい性格の助っ人を気遣って笑顔で話しかけるなど、力を出しやすい環境づくりに努めてきた。 だが、速球に差し込まれ気味でオープン戦は最後まで苦戦。対照的に佐々木、丸、松原、梶谷、萩尾、浅野らが好調で外野争いは大激戦だった。右翼当確とみられていたオドーアを開幕後の“変身”に期待して使い続けるのか、現状をシビアに見極めるのか。新監督は特別扱いせず決断した。 吉村編成本部長が明かしたように、1軍確約や2軍降格なしなどの契約条項はなく、監督に従うよう説明していた。出場機会に飢えて日本行きを熱望していたオドーアだが、異国で体調の調整も苦労している様子だった。来日40日でまさかの2軍拒否、開幕前退団。球団が事前調査の段階でこの展開を予測するのは困難で、改めて助っ人補強の難しさを痛感した。 そんな中、競争を掲げる阿部監督の本気度はチーム内に伝わったはず。支配下の外国人野手はゼロになったがその分、他の選手にチャンスが広がった。(巨人担当キャップ・片岡 優帆) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 28, 2024 12:17:43 AM
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