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2010.02.02
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カテゴリ:
幹事長辞任を! 反旗翻した野田、枝野両氏民主内の権力闘争勃発2010.02.02(Tue)

 永田 三郎 JBプレス

 民主党内から幹事長・小沢一郎の辞任を促す発言が一斉に出た。
財務副大臣・野田佳彦、元政調会長・枝野幸男、国土交通相・前原誠司という、いずれも小沢に距離を置く議員が立ち上がった。

小沢の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件では、ほとんどの民主党議員が沈黙を守ってきたが、ようやく「非小沢系」が反旗を翻した。「小沢抜き」民主党誕生のきっかけとなるのか、それとも小沢によって叩き潰されるのか。民主党内で権力闘争が勃発した。(敬称略)

 口火を切ったのは野田。2010年1月29日のTBS番組収録で、小沢の進退に関し「参院選で安定政権になることが一番の大命題(=大目標)。何かの事実があったときには、その大命題に沿った判断をすることだ」と発言した。

 野田は1月31日のNHK番組でも同様の発言を繰り返した。「最終的には参院選で連立与党が勝利し、安定政権をつくることが大目標だ。そのためにどういう判断をするかを、その都度考えていくということだ」

 この事件で逮捕された小沢の元秘書、衆院議員・石川知裕の拘置期限は2月4日。石川が起訴されれば、小沢はどう判断すべきか――。小沢続投は世論の支持を得られないと見て、野田は事実上の「辞任要求」を突きつけたのである。

「小沢辞任すべき」76%、小沢に冷遇された野田が・・・
 実際、2月1日付の毎日新聞の世論調査によると、石川が起訴された場合、小沢が「辞任すべきだ」と回答した人は76%に上った。

 前財務相・藤井裕久が辞意表明した際、民主党内では財務副大臣である野田の昇格も取り沙汰されていた。しかし、小沢が「非小沢」色の強い野田を後任として許すはずない。鳩山は小沢の意向を忖度し、鳩山政権では小沢に擦り寄って控え目にしてきた副総理・菅直人を財務相兼務とした。

 野田がこの人事に不満を漏らしたかどうか、定かではない。だが、「小沢支配」体制が続く限り、野田や野田グループ議員は今後もポストで冷遇され、浮かばれないという構図が一段と鮮明になったのは事実だ。

 いや現下の情勢では、民主党が小沢とともに「沈没」しかねないとの懸念もある。党は決して小沢と一蓮托生ではない。野田は参院選勝利を大義名分に、意を決して辞任の決断を小沢に迫ったのだ。

小沢と「犬猿の仲」、枝野は「けじめ」要求

 野田発言で堰を切ったかのように、これまで民主党内に鬱積していた小沢批判が一気に噴出した。

 1月31日、枝野はさいたま市で講演した。「刑事事件として区切りがついたら、しっかり説明していただかなければならない。国民の理解、納得が得られなければ、わたしたちが目指す政治を本当に実行しようとするなら、一定のけじめをつけていただかないといけない」と述べた。無論、「けじめ」とは幹事長辞任にほかならない。

 前原もこの日、京都市内での会合で「(事件で)新たな局面が生まれた時には、厳しく自浄能力を発揮していかねばならない」と発言した。

 野田、枝野、前原の発言内容を比べると、要職に就いていない枝野が小沢に対して最も厳しい。枝野と小沢は「犬猿の仲」と指摘される。枝野は鳩山政権では最も冷遇されてきた一人だから、それも当然かもしれない。

 藤井の財務相辞任後、国家戦略・行政刷新担当相の仙谷由人を助ける首相補佐官への枝野起用が浮上したが、これも宙に浮いたまま。小沢の横ヤリではないかとの憶測も出ており、ついに枝野も堪忍袋の緒が切れたのかもしれない。

 一方、「親小沢系」の議員から見れば、野田も枝野も前原も「許せん」ということのようだ、しかし民主党内からこういう声が出始めたのは、本来の民主党の姿である。小沢を前にして何も言えないでは、民主主義も何もあったものではない。まさに独裁でしかない。

 自民党総裁・谷垣禎一は「小沢独裁に徹底して対峙する」と小沢独裁批判を強めている。自民党衆院当選1回の小泉進次郎は「民主党は読んで字のごとく、『自由』がない。自由があるのは『自由民主党』だ」とテレビ番組で茶化した。

 国民受けした民主党のキャッチフレーズ「政権交代」が、今度は自民党の掲げる「独裁打倒」に取って代わられるのか。少なくとも民主党内で野田や枝野らが相次いで発言したのは、党内の小沢独裁に息苦しさを覚え、世論の変化も微妙に感じ取っているからに違いない。世論の支えがあってこそ、政治家は勇気を持って発言できる。

民主党を「体育会」に変えた小沢、「非小沢」と熾烈な戦いに

 東京地検特捜部の事情聴取に応じた小沢は、今後どうなるのか。捜査の行方は予断を許さないが、小沢が幹事長ポストに居座り続ければ、民主党は否応なく支持率を落とし、今夏の参院選は不利になる可能性が高い。少なくとも、自民党は小沢の幹事長続投を歓迎している。

 鳩山内閣の支持率がジリジリ下がり続けているのは、首相・鳩山由紀夫の指導力欠如もさることながら、鳩山と小沢の「政治とカネ」をめぐる問題が影響しているからだ。

 小沢は検察と全面対決する姿勢を示した。その一方で、公正な捜査には協力するとして、1月23日には黙秘権を告げられて4時間半に及ぶ東京地検の事情聴取に応じた。直後の記者会見では、事件への関与や疑惑を全面否定し、幹事長続投の意思を表明。自らの潔白を重ねて主張した。

 事件をめぐる数多くの疑惑について、小沢はまだ十分な説明をしていない。枝野はこれに関して「一方的に言いたいことだけ言うのは、説明とは言わない」と指摘し、小沢が説明責任を果たしていないことを厳しく批判した。

 小沢が土地購入のために貸し付けた4億円の原資にゼネコンからの裏金は本当になかったのか。あるいは、土地取引をめぐり小沢は秘書に指示しなかったのか。

 小沢は「不正な金は水谷建設はもちろん、ほかの会社からも一切受け取っていない」と主張。しかし秘書らに関しては、「受け取っていないと確信している」と微妙に言い方を変えながら、「担当秘書を信頼し、実務については一切任せていた」「私自身が収支報告書を見たことはない」と釈明している。要は事件は全て秘書のせいであり、小沢自身は知らなかったと言いたいのだろう。

 小沢が東京地検特捜部から1月31日に2度目の聴取を受けていたことが明らかになった。2月1日記者会見した小沢は「一切、闇献金とか裏金とか不正な資金は受け取っていない。刑事責任を問われるという事態は想定していない」と改めて強調した。

ただ、「私自身が刑事責任を問われるようなことになれば、非常に責任は重いと思う」と述べ、自らが起訴されるような事態になれば幹事長職を退く考えを示唆した。

 小沢は「民主党に体育会系的な体質を持ちこんだ」と指摘される。トップが右と言えば右、左と言えば左――。自民党時代の旧田中派や旧竹下派で培った派閥の論理を、民主党に応用してみせた。それにより、議論重視で下からのボトムアップを得意としてきた文化系サークル的な民主党を体質的に変えてしまった。

 右から左まで考え方がバラバラの民主党を一つにまとめ上げたとも言えるが、それは一種の恐怖による支配と言うべきだろう。野田、枝野、前原はこうした「小沢支配」に反発の声を上げたのである。吉と出るか、凶と出るか。

 これに対し、たとえ小沢は幹事長を辞任したとしても党内影響力を維持する可能性がある。いや、その道を残そうと全力を挙げるに違いない。民主党内の「小沢VS非小沢」は政界再編も視野に入れながら、熾烈な戦いに発展しそうだ。





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最終更新日  2010.02.03 00:59:43



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