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三鷹、聞いたか、吉祥寺、二子玉川 and Shibata

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2024.03.23
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カテゴリ:映画


ストーリー:

“フーテンの寅”こと車寅次郎が、初夏を迎えた東京は葛飾柴又に久しぶりに帰って来た。ところが、団子屋「とらや」を経営しているおじ夫婦は寅が急に帰って来たのでびっくり仰天。と言うのも寅の部屋を貸間にしようと「貸間あり」の札を出していたからである。案の定、札を見た寅は捨てゼリフを残して出て行ってしまった。

さて、寅の下宿探しが始まった。ところが、手前勝手な条件ばかり言う寅を不動産屋は相手にしない。やっと三軒目の不動産屋に案内されたのがなんと「とらや」だった。その上、不動産屋は手数料を要求する。払う気のない寅と居直る不動産屋との間が険悪になりそうになったが、結局、博が仲に入り手数料を払った。今度はそのことで、寅はおじ夫婦とも喧嘩になり、果ては建築中のさくら夫婦の家にケチをつけさくらを泣かせてしまった。居づらくなった寅は、また旅に出ることにした。

最初に行った金沢で寅は、久し振りに弟分登と再会した。その夜、飲めや唄えのドンチャン騒ぎで、数年振りの再会を喜び合うのだった。
翌日、登と別れた寅は、三人の娘たちと知り合った。歌子、マリ、みどりというこの娘たちを寅は何故か気に入り、商売そっちのけで御馳走したり、土産を買ってやったり、小遣いをやったりする始末。やがて、三人と別れた後、急に寂しくなった寅は柴又に帰ることにした。

すっかり夏らしくなった柴又・帝釈天。寅は境内でみどりとマリに再会した。二人は金沢へ旅したときの楽しさが忘れられず、もう一度寅に会いに来たのだった。翌日には、みどりに聞いた歌子がひとりで寅を訪ねて来て想い出話に花を咲かせる。

それ以来、たびたび歌子は遊びに来るようになった。そして寅は歌子に熱を上げ始めた。ところが歌子は、小説家の父と二人暮しで、好きな青年との結婚と、父との板挟みで悩んでいたのである。
歌子はこの悩みをさくらに打ち明けた。「すべて貴方の気持次第ね」というさくらに力ずけられた歌子はその青年と一緒に田舎で暮すことを決心した。

このことを歌子からじかに聞かされた寅は、翌日、引き止めるさくらに「ほら見なよ、あの雲が誘うのよ」と言い残し、また旅立ってしまった。ひと月後、結婚して幸福な生活を送っている歌子から「とらや」に届いていた手紙には、留守中、寅が訪ねて来たらしいがもう一度寅に会いたいと記してあった。
(KINENOTE)



 

男はつらいよ 柴又慕情』は、19728月5に公開された日本映画。マドンナ役に吉永小百合を迎えた『男はつらいよ』シリーズ第9作。
テレビシリーズ版からおいちゃん役を演じた森川信が死去したことに伴い、松村達雄2代目おいちゃん役に抜擢された。
(ウィキ)


何で柴又慕情?と思ったら、前半は寅さんが金沢や福井を旅する話です。
北陸新幹線福井延伸に合わせた選定ですね。
永平寺や東尋坊などが映されていました。

吉永小百合(45年生まれ)27歳、渥美清(28年生まれ)44歳の時の作品です。
吉永は、74年の寅次郎恋やつれにも出演しています。

父ひとり娘一人の暮らしで、娘が結婚に悩むと言えば小津安二郎映画のパターンです。
父親役は、宮口精二
小説家でちょっと気難しそうな役柄でした。

娘が嫁ぐのはさびしい、昭和ですね。





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Last updated  2024.03.23 12:00:10
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