Lorettoberg(ロレット山)・・・私家版フライブルク観光ガイド
DSC04132 posted by (C)solar08パソコンの前に何時間もすわっていると、頭がクラクラします。小さな原稿なのに、深みにはまって、調べすぎて、どうしていいかわからなくなって、字数は増えるばかりで、とオタオタすしているうちに、時間はどんどん過ぎていきました。先週までは、お天気がよくて、春のような日が続きました。それでお散歩。↑の写真の一番奥に見えるのがロレット山。山と名前がついていても、実は小高い丘みたいなもんです。家から直接行けば、15分ぐらいで上までたどりついてしまうのですが、散歩のためには回り道をして、向こう側からのぼります。Freiburg, Wasserrueckhaltwiese posted by (C)solar08西方向に30分ぐらい歩いて、クラインガルテン(貸し農園)を抜けると、目の前に広がるのが、↑の草原。これは近くの小川が洪水になったときのための、いわば遊水地。ここに水を氾濫させて、家々の地下室に流れ込んだりするのを防ぐのです。広々として気持ちがいい。イヌが駆け回るには絶好の場所で、イヌ連れの市民がよく歩いています。遠くに見える山々が、前々回にアップした「雲海」を見にドライブしたシャウインスラントです。ここから森に入って斜面を登ると、もうロレット山の上に。Lorettobergからフライブルクの西部を臨む posted by (C)solar08フライブルクの西側はビルディングも立っているので、あまり眺めがよくありません。一番向こうに青くかすんで見える山並みは、フランスのヴォージュ山脈。そのすぐ手前の丘はドイツ側で、カイザーシュテュールというワイン様のブドウ栽培が盛んな丘(死火山)です。フライブルク、ロレット山の邸宅の一つ posted by (C)solar08ロレット山にはお金持ちの邸宅が並んでいます。「これ、欲しい!」というような家がいくつも。でも、毎日ここまで登るのは面倒ですね。やっぱりクルマに依存する生活になりますよね。だから、私はパス。自転車もクルマも乗れませんから。自転車もってるけど、乗れないし。だから、この邸宅もいらないわ(誰もくれるって言ってないけど)。Freiburg, Lorettoberg,Schloss Cafe posted by (C)solar08ロレット山に来たときに、必ず寄るのが、頂上にある「お城カフェ」。古い建物の中で、若いチームが経営するカフェ兼レストラン。昔、留学生として居たときには、友だちと日曜日によく朝食会をここでしたもんです。現在の経営者にになってからは、町の中心から離れているのに、平日でも人がいっぱいです。Freiburg, Lorettoberg,Schloss Cafe posted by (C)solar08屋内は暗いのですが、夕日が差し込んだりして、かなりいい雰囲気。窓から景色を見ながら、お茶や食事。夏は外のヴェランダで楽しみます。でもね、注文したラズベリーケーキはまるでおいしくなかった。これなら私のケーキの方が見栄えはともかく、味はずっとましよ。隣のテーブルのように、サラダとかにすればよかった。ロレット山の城カフェに続く古い教会 posted by (C)solar08このカフェに続く古い教会は今では使われていません。なんとか戦争のときに、スウェーデン軍が撃ち込んだという弾の跡が、外壁にいくつも見えます。ちなみに、フライブルクはオーストリアのハプスブルク家が支配した町です。マリーアントワネットがパリまでお嫁にいくときに、フライブルクを通ったんですって。それでもって、フライブルク市民はそのとき、大掃除をして町を磨いたんだって。わたし、高校で世界史を選択して、受験でも世界史にしたんですけど、あのときに習ったヨーロッパの歴史って、なんだかメルヘンみたいで、現実のこととして想像できませんでした。だから、こちらに来て、あの歴史のつながりで、今のこの国とかヨーロッパがあるのだということが、なんだか不思議に思えてしまいます。考えてみれば(いえ、考えなくても)、日本のちょんまげの歴史だって、そういう面がありますよね。日本史はとらなかったので、ぜんぜんわかりませんが(必須の日本史の時間はいつもぐっすり眠っていた。ベルが鳴ると、すっきり目が覚めた)。Freiburg, Lorettobergから市の東部を臨む posted by (C)solar08カフェの前からフライブルクの東側を見ると、こちら側、つまり拙宅がある側は100年以上の古い石の家が多いので、景観もきれいです。遠くに見えるのは、やはり「黒い森の山脈。このように、フライブルクは東と南は「黒い森」に囲まれ、西は遠くのヴォージュ山脈を臨み、北側だけが山がないのです。帰りは急な坂を下りて(道路が凍っているときはパスよ)、10分で家まで着いてしまいました。明日から二週間ほどお休みします。コメントをいただいても、すぐにご返事できないかもしれまえせん。失礼をお許しください。