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カテゴリ:朝ドラについて考える
『芋たこなんきん』(平成18~19年)
前作に疲れ果てていたところ、藤山直美さん主演という話を聞き、 これは救いになるかもしれない…と思いました(笑) と言っても、藤山さん出演作は数える程しか観てないんですけどね。 でも、芸達者だなと思ったし、かなり好感は抱いていたので。 それにモデルが田辺聖子さんで、彼女の著書を下敷きにしているので ドラマが酷く破綻するという危険性も少ないと思われたし(笑) それから、一つ告白しておきますと… 國村隼さんは、やはり藤山さん主演のドラマで相手役だったのを チラッと観たことがある程度で、顔しか知りませんでして その顔がね…どうも好みじゃないなあ…と思っていまして 毎朝眺めるのはキツイかも…と、ちょっぴり不安でした>スミマセンスミマセン でも、蓋を開けると全く逆でした。 そりゃあ絶世の美男子とは思わないけど>スミマセンスミマセン 知的で優しそうで中年の哀愁が漂っていて、めちゃセクシーでした。 それは國村さん自身の魅力と、かもか先生というキャラの魅力が 絶妙にミックスされた結果だと思います。 ということで、ヒロイン&相手役はバッチリ 脇役はどうかというと― パッと浮かぶのは岸辺一徳さん、小島慶四郎さん、火野正平さん、森田直幸君… これまた絶妙に良かったなあ。 淡島千景さん、香川京子さん、宮田圭子さん、岩田多代さんも素敵だったし 朝ドラ・ヒロインとしては先輩の小西美帆さんや田畑智子さんも 『てるてる家族』のいしだあゆみさんも 始まる前は不安だった鈴木杏樹さんや城島茂さんも 子役達は勿論、その他み~んな好きでした。 ドラマとしても― 子供時代と現代(ドラマの中での現代)を交互に描くのも 女学生時代だけ特別に二週間連続してあったのも 面白い手法だと思いました。 その代わり、現代の話一本になってしまった終盤が ちょっと物足りなくなる…という贅沢な悩みも生まれましたけど。 私的には、女学生時代のヒロイン(尾高杏奈さん)に凄くシンパシーを感じたなあ。 ちょうど戦争中で、ヒロインはバリバリ愛国主義なんですよ。 つまり私とは正反対。 でも、その視野の狭さ、頭でっかちぶり、自分の世界に入っちゃうところ… 何だかね…可愛いっていうか愛しいっていうか… 観ていて心が痛くて悲しくて、そして愛しいっていう感じ。 ああ、また観てみたくなったなあ。 いしだあゆみさんが恋を諦めるとことは、ナンダカナ…って気もしましたが>ぉ ラストで― 田辺聖子さん&秘書さんご本人が登場したのも感動的でした。 ただ道端に立って微笑んでいるだけなのに、万感迫るものがあって 涙が澎湃と流れ落ちたのでした。 あ、そうそう! 伊藤えん魔さんもゲスト出演してました。 最高だったなあ(笑) 森田直幸君が『風のハルカ』本作『ちりとてちん』と どんどん役柄が大きくなっていったのに対し、 えん魔さんは本作『だんだん』『ウェルかめ』と どんどんショボくなっていったのが BK神話の絶頂と崩壊を象徴しているかの様でナンダカナ…でございます(^^;) *『だんだん』より『かめ』の方が目立つ役ではあったけど 後者はお笑い要素を入れる余地もないキャラでしたからね… もう本当に伊藤えん魔の無駄使い 『歴代朝ドラ寸評モドキ』 Part1 ここ Part2 ここ Part3 ここ Part4 ここ 叱咤激励クリック、よろしくお願い致します 朝ドラ『ファイト』~『ゲゲゲの女房』感想は「REVIEWの部屋」に纏めてあります 連続テレビ小説 芋たこなんきん オリジナル・サウンドトラック 必殺渡し人 DVD-BOX 板尾創路の脱獄王 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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