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カテゴリ:ブギウギ
最後のステージで終わらせるのではなく
さりとて、人生の終わりまで描いてみせるのでもなく 日常の様子を見せてオシマイ…というのが 何となく程良いという感じがした。 義理と人情の話で締めたのは 内容的には纏まりがあったかもしれないけど ちょっぴり説教臭い感じがし…>こらこら …ひじゅにですが何か? 「思いっきり楽しく終わろうじゃないか」by羽鳥 第26週『世紀のうた 心のうた』 前半はかなり気に入ったのだけど 後半はイマイチなところも多かったな。 嫌いになるほどではないけどね。 私の中では上位に入る作品と言える。 主演の趣里さんは、とても良かった。 これまた、好きなヒロインとして上位に入ると思う。 美人ではないけど>スミマセンスミマセン キュートだし、存在感もある。 演技も上手いし>コミカルなシーンではちょっと…なところもあったけど 歌も悪くない>抜群に上手という程ではなかったけど 脇役も良かった。 初期の頃は、お風呂屋の常連客達が楽しかったし 何といっても六郎が好きだった。 大人の役者に替わった時はイメージがちょっと変わって 最初は不安だったけど、最後はとても良かった。 歌劇団の面々も楽しかった。 林さんが印象に残っている。 東京に出てからも悪くなかった。 最終話の全員集合の中に下宿屋夫妻や屋台のオッサンがいなかったのが かなり残念だったな。 (そこまで再登場すると不自然になっちゃったかもしれないけどね) そういえば、楽団の皆も再登場はなかったな。 主要登場人物としては 愛助、羽鳥、茨田りつ子か。 愛助は最初、配役がピンと来なかった>スマソ でも、キャラは勿論、時代背景等を考えると 最適だったと思う。 茨田りつ子も最初はさほど興味がわかなかった。 スズ子と対比させたいのは分かるのだけど そこがあまり上手く行ってない様にも思えた。 でも、最終的にはあのクールなキャラが好ましくなった。 演じている役者も好きになった。 最高はやはり羽鳥だろう。 彼の存在がパッとしなかったら作品全体がずっと地味に終わっていたかも。 ありきたりのキャラでは大して盛り上がらなっただろうし。 最後に、彼とスズ子の関係を人形遣いと人形に例えていたけれど この例え自体はナンダカナ…という印象だけどね。 笠置シヅ子さん自身が自叙伝か何かでそう語ってたらしい。 双方とも個性的で存在感もあるので納得できるものがあった。 彼には色々と喋らせないでも 表情演技だけで十分に心情を表現できただろうにな…と思う。 まあ、必要以上に言葉で説明するのも朝ドラ”お約束”なんだけども(笑) 結局のところ、悪い人のいない世界という 朝ドラ王道の世界ではあった。 芸能記者@鮫島でさえ、最後はスズ子に敬意を払っていたし 演じる役者は以前、ロックバンド有頂天や筋肉少女帯でドラマーをしていたそうだ。 だからちょっと他とは違う雰囲気を持っていたのかな。 個人的には、たまの柳原幼一郎さんに似てると思ってたんだけど…どう? そして、ラスト。 何でもない日常の、その象徴といえる食卓での風景で終了。 ふと思うのは、血の繋がりのない過程で育ったスズ子。 愛した人とも戸籍では繋がれないまま。 実娘も父親を知らないまま。 最後のシーンでは、娘以外は全て他人。 でも、本当の家族の様に仲良く幸せそうに暮らしている。 血縁者との関わりは薄かったけれど 人には恵まれたってことかな。 昔、やはり血の繋がりのない家で育ったヒロインの朝ドラがあったけど ”血の繋がりが全てではない”というのを強調するあまり 周囲の人々が悉く”血”が関わりがない過程を築いていくという (ヒロイン義兄が別れた人の子供を妊娠している女性と結婚したりとか、ね) 逆に不自然というか無理がある展開になっていた。 それに比べれば今作の方が遥かに良いと思う。 ちゅーことで、『ブギウギ』は終了。 毎週ではなかったものの、多くの週を スズ子の歌で締めくくっていたのが非常に良かった。 それを堂々とこなす趣里さんは大物だな。 【追記】 アフィリを苺ケーキにしたのは 苺ケーキがどアップで登場しただけでなく 以前、愛子が幼子だった時、バタークリームのケーキが出て来たから。 さり気なく時代の変遷を表現しているのかな、と。 ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/4024-6878d522 ☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ 苺ケーキ 完全版 ブルーレイ BOX1 笠置シヅ子自伝 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.04.01 23:38:18
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