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カテゴリ:朝ドラについて考える
『どんど晴れ』(平成19年)
これはですね、放送当時は辛かったんですけど 後の駄作連発の嵐の中で少しばかり評価が上がった作品です(笑) でも、放送当時は十分辛かったんです>強調するなあ(笑) 第1週目はなるべく好意的に観る…というのがポリシーの私なんですが 第2話にして早くもギブアップしたくなりました ヒロイン@比嘉愛未さんは美人だし 相手役@内田朝陽さんは『天国の樹』で見たばかりで好感持ってたし 弟@神木隆之介君はカワイイし 東幹久さんは名探偵コナンだし(違 何より、旅館の女将を目指す…という王道の物語だし 間違っても、そこそこのレベルには行くだろうと思える要素は多くあったんですが… この「…」に全てが集約されているというか(笑) 開始前から話題になっていたのは、 韓国の俳優リュ・シウォンさんのゲスト出演でしたが 私的には、寧ろ最大の不安要素だったなあ(^^;) 韓国ドラマは好きなものが多いし、出来も良いと思っているんですけど>賛否両論あり? 韓ドラ要素を取り入れた日本のドラマは逆に駄作が多いですから>異論なし? 特にシウォンさんのファンというわけでもないのですが いかにも育ちの良さそうなオットリした笑顔は素敵だと思っていたので さすがに登場してきた時は嬉しい気がしたんですけど(笑) でも、ドラマはやっぱり変でした(――;) 特に後半のラジオで皆に呼びかける件は、呆れるを通り越して気が遠くなりました。 中には、 ヒロインが美人だと女性視聴者の妬みを買って評判が悪くなる傾向がある― とアホな説を唱える人もいるんですが いやあ…それは違うと思うけどなあ…(^^;) 比嘉さんは演技はまだまだだったし、あまり知性も感じられなかったけど(酷 新人らしい一生懸命さが窺えて、そういう意味では好感持ってましたから。 やはり、第一は脚本じゃないかなあ…。 旅館の女将を目指すということそのものは王道なんですけど、 理屈的には悪役になる側にヒロインを立たせるという、 普通とは真逆の設定にしてしまっているし… そういう捻った設定にするなら話も少し捻れば良いものをベタ中のベタな話なんです。 それを正当化させるために ヒロイン=座敷童子という強引な設定を加えてくるし… ではファンタジーかというとファンタジーにはなりきれてないんです。 『純情きらり』もドラマとしてはダメダメでしたが、 キャラが途中までは魅力的だったことは評価できると思います>途中から崩壊したけど でも、『どんど』はキャラもダメダメだったなあ… 名優と認識されている役者さん達が複数出演しているんですが 宮本信子さんは全くと言って良いほど魅力を発揮できていなかったし 草笛光子さんの場合は役柄の嫌な部分を増幅させていて嫌悪感さえ覚えたし 長門裕之さんはガラの悪い子泣き爺でしかなかったし>ぇ 大杉漣さんなんて凄い大根に見えちゃったし …ああ、恐ろしい『どんど』の呪い… 神木隆之介君は悪くはなかったんだけど、ほとんど存在感も存在意義もなし。 所々で登場するたびに身長が伸びていたのが面白かったくらい>ぉぃ 蟹江一平さんは最初のうちは新鮮さがあって良かったんだけど やはり後半は崩壊して、ナサケナイ男になっちゃったし 東幹久さんは髪型&メガネで外見を工夫しているのが 却って痛々しくさえ感じられたし あ、でも、あき竹城さんだけは悪くなかったかも。 キャラは変なところが沢山あったのに全体的には良い印象の方が強い気がします>私だけ? ドラマ全体で言うと… 『純情きらり』でも大いに発揮された安易なヒロイン像 お節介・ヘンテコ行動・でも何故か周りは絶賛…というパターンが より強力に展開かつ多用されていました。 だから、これって ダメ朝ドラの集大成なのではないかと思います。 駄作には間違いないし>異論あり? これで底は見えたと思ったんですけど そこは私が大甘でした(笑) 放送時は最低だと思って辛かったのが 後にもっと酷い作品に出逢ったことによって あの“パターン”は見方を変えればサービスだったのかもしれない… 少なくとも、ある種の“エンターティンメント”と捉えることが出来るかもしれない… と、考えを改めたのでした(笑) これから朝ドラの駄作を語る時 『どんど』以前『どんど』以後という括り方が可能かと思います>ぉ そういう意味では、これって裏『ちりとてちん』?>そうか? 『歴代朝ドラ寸評モドキ』 Part1 ここ Part2 ここ Part3 ここ Part4 ここ Part5 ここ 応援クリック、よろしくお願い致します 朝ドラ『ファイト』~『ゲゲゲの女房』感想は「REVIEWの部屋」に纏めてあります
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