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カテゴリ:NHK朝ドラ-3>あまちゃん~ひよっこ
冒頭では―
空元気を出している、みね子 それを見抜いている家族 ラストは― 強がっていたけど実は不安を抱えていた時子 それを見抜いていた家族 …上手い纏め方だな …ひじゅにですが何か? 「母親を舐めちゃダメだね」by美代子 ↑東海林さだおのエッセイの ヤクザ「舐めとんのか、飴を!?」 男「はい」 という挿絵を思い出した(笑) ↑だから何? 立体的に描いてるなあ…と思ってたけど 本当に立体的だなあ…と思った。 「ちゃんとした所、行かせてやりたくて」 みね子の就職先を一生懸命探してくれている田神先生。 「何だか送り出すだけで…やんなっちゃいます」 現実には、こんな風に思ってくれる教師ばかりじゃないけど ドラマではやはり少しの夢を見たいし 現実にも、こんな風に思ってくれる教師もいるのだろう…と希望も持てる。 田神先生だけでなく、藤井先生も加えたことで 個人ではなく「教師」全体として見ることができるから。 そこへ電話をかけてくる和久井映見。 そのドジっぷりは少々オーバーではあるけれども 彼女のキャラが一度で分かる(笑) それに、ウザいと思う前に安心感をもたらしてくれるよね。 みね子達が行く先は厳しいばかりではないだろうと。 みね子に知らせるために学校を飛び出す田神先生。 時子に知らせるために家を飛び出す、みね子。 この連続にちょいとワクワク。 画面的にも動きが加わったし。 自分の就職先を譲るとまで言ってくれていた時子に 一刻も早く知らせたいという気持ちは分かるし それだけで感動シーンになりうる。 ヒロイン中心に回っているドラマ世界なら>世の中それが大半 「みね子、良かったね!」 と、時子が自分のことの様に喜んでオシマイ。 「一人で東京行くの怖かったから… 自信なんかないし…強がってるけど…私、怖かったから…」 時子側の気持ちも語られるところが、さすがの岡田君。 ヒロインを支えるためだけの役割ではない。 無条件で友情を注ぐだけではない。 ちゃんと一個の人間になっているな。 「行かせるしかなくなっちまったよ」 君子さんの言葉に、時子への家族の思いが滲み出て来る。 無言で、ちょっと涙目で、妹を見守る兄@豊作さんからも。 某前作の初期は 「行間を読ませる」系の作りだと解釈したし 実際そんな風に感動したんだけどさ 終盤の展開に、アレもまた「脳内補完」だったのかなあ… との疑念が生まれた。 今作を観て思うことは 「行間を読ませる」には「行間」を想像させるのではなく しっかりと「行間」を描かなければいけないんだな… ってこと>エラソウ? 少なくとも今作から伝わってくるものは 所々でしっかりと匂わせていることであって 深読みとは違うものね。 前知識を入れずに臨む、ひじゅにだけど みね子が集団就職することだけは知っているわけで― つまり今は 人物紹介であると同時に、上京までの状況を描く段階なわけで― 父親が失踪!という一大事の他は 端折っても物語に支障はない部分なわけで― 某前作だったらサクッと時間経過させて 事情は一言のナレーションで済ませてしまった可能性大で― なのに、ここまで細かく描いてくれていることに 朝ドラ疲れも吹っ飛ぶというか>ぇ ひじゅには非常に感激しているのである(笑) ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/2536-458b1dfe ☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ blogramランキング参加中! だいすき 告白 牛小屋(という曲が収録されてます) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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人物描写が見事ですよね。心の動きも自然で。
一つの出来事に対して、ヒロイン目線でだけ描かれるのではなく、それぞれの人の目からそれぞれの立場でひじゅにさんのおっしゃるように立体的に描かれる。 そして、その反応でそれぞれの人物の人となりを描き、その人物の心中を察すことができるように描き、だから、その時々で、だれの目線でも見ることができ、感動することができる。 和久井さんの登場で東京編の人々もあたたかくユーモラスなんだなって想像できるし、縦にも横にも広く深く描いているのがとても好きです。行間を読むだけじゃなくて、空間的にも時間的にも広がりを感じることのできるドラマだな~って思います。 こんないい人たちだらけっていうのは現実的ではないのかもしれないですが、でもドラマはこういうことでいいのだと思います。このドラマを見て毎日を少し頑張れたり、優しくなれたり、そんなことができるドラマだなぁとしみじみ思いました。 (2017.04.26 14:44:49)
先生からみね子へ、みね子から時子へ、のとこ、これも形を変えた聖火リレーなんですよね。
人の思いをつないでいくという。 だからこその躍動感ある演出音楽なんだと思いました。 「母をたずねて三千里」ではなく「父をさがして東京へ」です。 みね子の成長物語もていねいに描かれそうですね。 ただ、今現在、みね子の目を通して描かれるいいひと、あったかいひとだらけの世界。 父がみつかったら父の目を通して描かれる「ほんとうは怖い東京」として描かれるんじゃないか。 白優勢のオセロがだーっと黒優勢に転じる瞬間があるんじゃないか。 ドキドキかつ、このドラマならそれも立体的に描いてくれるんじゃないかと期待しています。 (2017.04.26 19:37:46)
ありがとうございます。
このところ、まず始めに騒動が起きて物語が動く…という形の作品が続きましたし 悪人はいない世界としながら結構「悪意」が滲み出ていたりもしました。 今作はそれとは真逆で、しかも話が面白いのですから凄いです。 このまま良い感じで進んでほしいですね。 (2017.05.09 17:21:59)
ありがとうございます。
私もそれ(白→黒)になるのかとドキドキしています。 朝ドラって悪人がいない、いても部外者…みたいなのが多いけど 却って偽善的な感じで終わってしまう作品も少なくはなかったですよね。 だからそこを徹底して描くか…あるいは、徹底して良い人だらけの世界に描くか…後者も期待できそうな気がしているんです。 (2017.05.17 21:21:21) |