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テーマ:タイガース党(8271)
カテゴリ:阪神2009
G粉砕や逆襲の夏や!虎、桜井弾で4位再浮上
ムフフフフフ…。笑いが止まりまへん。真夏にサクラが満開や!!(ベタですんません)。阪神は桜井広大外野手(26)の5号勝ち越し2ランで、巨人に快勝した。球宴明けは5勝1敗で4位に再浮上。4日からの夏のロードを借金完済ロードにしまっせ。 両手に残る感触と、ベンチ前での手荒い祝福が心地よかった。グングンと伸びた打球は、中堅・鈴木がフェンスをよじ登って伸ばしたグラブのはるか上。桜井のひと振りが、巨人を粉砕した。 「追い込まれていたんで、どんな球でも食らいついていこうと思った結果、うまくいった」 胸を張ってお立ち台に登った。「最高です」と声を弾ませて振り返ったのは、同点に追いつかれた直後の六回だ。 無死一塁カウント2-3から先発・高橋尚の投じたシンカーをジャストミート。6月17日の日本ハム戦(京セラD)以来、20試合59打席ぶりの1発をセンターバックスクリーンへと突き刺した。 豪快弾で巨人の戦意を奪うと、七回二死一、三塁からは、トドメの一打だ。左中間への適時二塁打で1点を追加。実に4月以来となる今季2度目の2カード連続勝ち越しをもたらした。 交流戦終了後、「肉体的な疲れもあるけど、精神的な疲れが大きい」とこぼした。チームの低迷に同調するように、体が重く感じた。それでも「自分にやれることをやるしかない」と言い聞かせた。バットを振り込み、フォームの微調整に取り組んだ。 「ギュッと握っていたのを少し力を抜いて」とグリップを握る力を弱くした。無駄な力をなくし、振り切ることに重点を置いたスイングを念頭に置いた。力まずに中堅深くまで飛ばした決勝弾は新打法の成果だった。 一回には赤星が本塁へ滑り込んだ際に左足を負傷した。試合後、内出血していることが判明し、長期離脱の可能性も出てきた。今季序盤に首痛の赤星の代役として「1番・中堅」を任された男には、ここが頑張りどころ。チャンスで力を示すしかない。 若武者の2安打3打点に真弓監督は「できれば右投手のときにも(使いたい)ね。ああいうバッティングができるならね」と今後は相手先発の左右にかかわらず起用していく考えを明かした。5割復帰を当面の目標に掲げてきた将だが、後半戦5勝1敗の好発進に目標を上方修正。4日から本拠地甲子園を高校球児に明け渡し、7カード21試合が組まれた夏の長期ロードに出るが「借金をなくして少しでも貯金できればと思います」と白星量産を誓った。 もちろんまな弟子桜井も同じ思いだ。 「今はチームの調子がいいので、この調子で1つでも多く勝っていきたい」 このまま大波に乗る。目覚めた大砲には勝利が見えている。 桜井がV弾!阪神2カード連続勝ち越し コンパクトに振ったという。だが、打球はぐんぐん伸びて中堅フェンスを越えた。阪神の桜井が六回、勝ち越しの5号2ラン。長距離砲としての素質の高さを見せた。 4-4と同点に追いつかれた直後だった。無死一塁。フルカウントから外寄りのシンカーを「少し泳がされた」と言いながらもしんでとらえた。「行ってくれと思いながら走った」。ボールがバックスクリーンに吸い込まれるのを確認すると、少しだけ表情を緩めた。 直球には強いが、変化球にもろさを見せる場面が目立っていた。「(握る時に)力を抜いて、バットが少しでも出やすいようにした」と桜井。以前より、ゆったりとしたフォームに変えた。七回にも適時二塁打を放った期待の若手に、真弓監督は「力を抜くことができるようになってきたかな」と成長を認める。 後半戦に入って、2カード連続で勝ち越した。「一つでも多く勝っていきたい」と桜井。いい雰囲気で、4日から長期の遠征に出る。 打てば負けん!阪神・鳥谷、聖地神話継続弾 しばしの別れとなる甲子園に、美しい勝利のアーチを描いた。3ー2で迎えた三回無死。3番・鳥谷が、高橋尚の初球スライダーをとらえた。 「打った瞬間です。完ぺきでした」 大歓声に押され、自画自賛の豪快な一撃がバックスクリーン右に跳ねた。10試合ぶり8号ソロ。そして勝利を引き寄せる今季3発目の聖地弾だ。何しろ2005年8月28日の巨人戦以来、鳥谷が甲子園で一発を打つと、チームは負けない。六回に追いつかれたが、この時点で結末は見えていた? 5年越しの17戦無敗(1分)という神話。これも、若きチームリーダーとしての“勝負運”だ。 七回にも追加点を導く中前打を放ち、3番に復帰した後半戦6試合は、22打数10安打、打率.455、4打点。前半戦の不振がウソのような復調ぶりだ。「(三回に)遊ゴロを2つさばいて、いい形で打席に入れましたね」。攻守のリズムがしっかりかみ合って、本来の輝きが戻ってきた。 前日1日には、2点を追う九回無死一塁で豪腕クルーンと対戦した。前の平野は激痛の死球。初球もボールと荒れ模様。普通なら2球目は手を出しにくいが…。山脇コーチの「ビビって入るなよ!!」の声が耳に残った。腹を据えて直球一本-。剛速球を完ぺきに引っ張り一、二塁間を破った。「たまにはああいう当たりもないと」と笑ったが、積極的な気持ちに体が反応。目下の充実ぶりを示す、1打席だった。 夏の反攻へ、間違いなくキーマンの1人。だからこそ、試合後に笑顔はなかった。口をついたのは反省の弁ばかり。赤星の決死の生還直後の一回無死二塁で、遊ゴロに倒れたシーンだった。 「あそこはきっちり走者を三塁に進めないと。たまたまその後、点が入ったけれど…。今後はそういう部分? はい。確率の問題ですから。どうやったら点が入るか」 五回無死二塁も三振。だから歯がゆかった。どうすれば勝てるか-。巻き返すには、少しのほころびも許されない。すでに次期選手会長に指名されている28歳が、虎の逆襲の、先頭に立つ。 くそボール撃ち!虎・ブラ、Gシフト破った この男に固定観念は通用しない。左腕が投じた外角に外れるボール球に、ブラゼルが迷わず踏み込んだ。先頭打者で迎えた六回、1メートル91の長身からバットが伸びる。ブラゼルシフトの逆を突くゴロが、広い三遊間を転がっていった。 「いい形で打てたのはよかった。誰もいないところに飛んでくれた」 西武で打率.234に終わった昨年は「引っ張り専門」。阪神へ入団した今季、他球団は昨年の打球傾向からシフトを敷いてきた。遊撃手が二塁ベース近くを守る守備隊形をとったが、悪球打ちで粉砕。巨人をあざ笑う流し打ちで出塁し、桜井の勝ち越し弾をおぜん立てした。 初回は中前に一時逆転となる適時打。七回二死一塁では変化球をひきつけ、遊撃手の頭上を越す中前打を放ち、3安打の大暴れ。8試合ぶりの猛打賞は手負いの選手会長へのエールだった。 赤星が一回の本塁突入で負傷。担架に乗せられ、試合途中で消えた。阪神入団以来、背後から帽子に氷を乗せて驚かせるなど、イタズラの標的にした親友の離脱危機に奮い立った。 「赤星も俺たちも、あきらめずに戦っている。今、できることをやるしかないんだ」 前日1日、自宅近くの神戸港で約1万発の花火大会が開かれた。巨人戦と重なったため観覧できなかったが「来年の夏は、子供と一緒に見たいんだ」と話した。 米国へ帰国中のラニー夫人(29)、9月誕生予定の長男・トロットくんと、日本の風物詩を味わうのが夢だ。家族と離れ、単身赴任で戦うパパ。自分のバットから繰り出す“大小”の花火が、奇跡へつながると信じている。 鉄壁リレー!阪神・アッチ&球児が完全締め ワンピースが欠けても大丈夫。虎投が誇る鉄壁リレーで夏のロード前の一戦を締めた。アッチソン&球児という方程式がピタリとハマる。しつこく食い下がるG打線の息の根を止めた。 「完ぺきにアウトを取れたよ。自分でも理想のかたちだったね」 勝利の儀式から、しばらくたっても、アッチソンの鼻息の荒さは変わらない。2点をリードした七回から3番手のマウンドを託された。小笠原から始まるクリーンアップを中飛、二ゴロ、遊飛。その勢いで八回も3者凡退に抑えた。6月28日の横浜戦(甲子園)以来となる自身13試合ぶりの2イニング投球は圧巻の6人斬り。試合の流れを相手に与えず、守護神につなげた。 虎の看板“JAF”の一員、ウィリアムスは左肩痛で2軍落ち。リハビリが続いている。復帰のメドは立っていない。代役候補を問われた山口投手コーチは「決めていない。球児に全員でどうつなげていくかが大事」と語っており、セットアッパー不在の穴は、江草や渡辺らを含めた全員野球で挑む考えだ。 虎は開幕当初から低迷し、プライドも何もズタズタにされた。もちろん、その責任はアンカーを務める藤川も、十分すぎるほど、感じている。だから、チーム状態が上向いてきたことがうれしい。 「(チームがいい状態?)それが一番ですね!」 九回を当たり前のように3人で片づけて、12セーブ目。全10球中、変化球が半分だったが、「これから試合も、まだまだ、いっぱいありますしね。矢野さんも、そのあたりを考えてくれているんでしょう」と話した。過酷な夏本番を見据えてのモデルチェンジ。まだまだ余力はある。“AF”の方程式は、さびることはない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 3, 2009 07:04:23 AM
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