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テーマ:タイガース党(8270)
カテゴリ:阪神2009
金本、虎乗せたV21号!猛爆3位死守や!
猛爆の虎が、3位死守や!! 阪神は金本知憲外野手(41)が広島戦の三回、勝ち越しの21号3ランを放ち、難敵ルイスをKO。アニキの3試合連発に誘発され、今季最多の14得点。甲子園は虎祭りと化し、連敗を3で止めた。再び1.5ゲーム差とし、3位を死守。クライマックスシリーズ(CS)へ、この勢いでたのんまっせ!! 追い込まれるほど、強い。それが4番・金本の真骨頂だ。豪腕ルイスを沈める決勝弾。秋晴れの中、虎が眼下に迫る鯉をたたき落とした。 「ルイス投手にはずっと抑え込まれてましたのでうれしかったです」 三回。同点に追いつき、なお二死一、二塁。「真っすぐを少し意識していた。風もあるんで」という初球、145キロをとらえた。右中間席に打ち込む21号3ランは、05年以来4年ぶりの3戦連発。今季11打席目でルイスから初安打だ。虎に2年間、一度も一発を浴びていない右腕を痛烈にKOした。「(チームで)少しでも球数を投げさす方針だったんですが、新井さんが(二回に)いきなり初球を空振りしました」。“違反”の弟分をイジりながら、ここというチャンスは初球を狙い打ち。まさに主砲だ。 得意の夏も調子が上がらず、苦しんだ今季。それでも9月に入って11戦連続安打。「できれば暑いときにガンガン打ちたいのですが。秋男は新井さんに任せて、はい」とスタンドを笑わせる。 2安打3得点で、通算1337得点は落合博満(中日監督)を抜く歴代7位。塁打も清原和博(評論家)を抜き10位に浮上した。19本塁打に終わった03年オフ、打撃改造のため、その著書を読みふけった“師匠”の落合監督、そして兄貴分の清原氏…。記録の更新はそのまま、虎のラストスパートへと重なる。 連敗を3で止め、「こういう時に仕事をしてくれる」と金本に最敬礼の真弓監督。「勢い? ついてくるも何も次へつなげたい」。9月甲子園ラストを飾り、21日から遠征が続く。 「今度の10月3、4日(ヤクルト、中日=甲子園)が盛り上がるよう、いい位置にいられるよう、頑張ってきます!!」 3位死守へ-。金本がお立ち台からファンに誓った。 金本3戦連発!阪神、14得点で連敗止める 連打あり、本塁打あり。阪神打線が天敵のルイスを打ち崩し、終わってみれば今季最多の14得点。胸がすく白星で、連敗を3で止めた。 打線が束になって、右腕を攻略した。打者一巡するまではじっくりと球を見る作戦。ファウルで粘り、0-2の三回途中、打者9人で62球を投げさせた。2巡目に入り、一気に攻めたてた。 三回2死一塁で浅井からの3連打で同点。続く金本が勝ち越しの21号3ランを右中間席に運んだ。ルイスを3回5失点でKOし、真弓監督は「球数を意識した攻撃が奏功した。2巡目は見やすかった」とうなずいた。 金本は4季ぶりの3試合連続本塁打だ。夏場に調子を落としていた主砲は、日課のようにバットを振りこんだ。「ずっと苦しんできた。調子も戻りつつあるので少しほっとしている」と本音を漏らした。昨季と合わせ、16打数2安打だったルイスからの初本塁打に「ずっと抑え込まれていた。打てたことがすごくうれしい」と声を弾ませた。 21日からは遠征が始まり、甲子園に戻ってくるのは10月3日。「3、4日が盛り上がるように、いい位置にいたい」と金本。阪神の主砲は、やっぱり頼もしい。 4安打の阪神・新井、アニキにいじられ苦笑 金本に負けじと、弟分の新井も奮闘した。4安打5打点で阪神の連敗ストップに貢献した。 5-2の五回に「いいところで打てた」と2点二塁打。六回には8月18日以来の一発となる14号3ラン。「ちょっと詰まった」と言うが、高々と上がった打球は左翼席に吸い込まれた。 お立ち台に上がった金本には「秋男は新井さんに任せます」など、散々といじられた。新井は「独演会でしたね」と思わず苦笑した。 阪神・桜井(五回に初の2けたとなる10号2ラン) 「甘い球が来たら、初球からいこうと思っていた。少しでもチームに貢献したい」 阪神・鳥谷(三回に同点打) 「いい流れで来ていたので、積極的にいった。うまく反応できた」 3度目AK共演!阪神・新井が4安打5打点 フワリと舞った打球が、なかなか地面へ落ちてこない。滞空時間たっぷりの“アーチスト”らしい弾道。新井は、気持ちよさそうにトラッキー人形を観客席へ投げ入れた。今季チーム最多14点目を奪う3ランで、古巣にとどめを刺した。 「ちょっと詰まっていたんでね」 六回二死一、二塁。青木高の内角スライダーにしんを外された。前半戦なら、ずっと手前で失速したはず。だが今は、腕力で壁の向こうへ押し込めた。8月18日のヤクルト戦(神宮)以来、119打席ぶりの14号。7月29日の横浜戦(甲子園)以来、今季3度目の金本とのAKアベック弾が、2005年本塁打王の復調を物語っていた。 三回に、ルイスの151キロをコンパクトに中前打。五回一死満塁では、大島の直球を左中間へ2点二塁打した。八回の打席が三塁打なら、自身初のサイクル安打だった。左中間へのライナー性の打球は惜しくも単打に終わったが、「頭の中になかった」と悔いはない。5打点は、8月6日の中日戦(ナゴヤD)で6打点を挙げて以来の荒稼ぎだ。 試合後はベンチに残ってお立ち台に耳を傾けた。すると金本から“アライさん”の話題が…。 「ルイスからセンター前へ打って『あれは俺しかできない』と自信満々に言っていたんで、(僕も)打たないと」 4番の3ランの直後に放った一打を冷やかすリップサービス。沸き上がる球場に、「独演会でしたね」と苦笑いするしかなかった。アニキの闘争本能を“刺激”した4安打。一時、.194まで下落した打率も.250まで上昇した。しかし和田打撃コーチは「打つときはポンポン固め打ちするけど、その後の試合で続かない」。21日からの横浜3連戦(横浜)で真価が問われる。 「これから遠征でしっかり戦っていきたい」 大接戦の3位争い。結果がすべての戦いだ。勝負どころで、主砲の責任を果たす。前半戦の不振を取り戻す“時間”はまだ、14試合残っている。 阪神・桜井、自身初10号「ツイてました」 強い追い風に乗った白球が中堅フェンスを越えた。自身最多のシーズン10発目。勝者の列で「ツイてましたね」と桜井の笑顔が弾けた。14得点の打線爆発の中で、次代の大砲が階段をまたひとつ登った。 「甘い球が来たら、初球から思い切っていこうと思っていた」 五回だ。関本の2点タイムリーで9-2とリードを広げた直後。一死一塁で、広島の2番手・大島の初球に反応した。甘く入った直球を鋭く振り抜くと、高く舞い上がった打球がホームからセンター方向へ吹く風に乗った。ギリギリでフェンスを越え、バックスクリーンへ。8月29日の巨人戦(甲子園)以来、7試合18打席ぶりの10号2ランで、試合を行方を決めた。 プロ8年目にして、初めて1シーズン2けたアーチに到達した。ブレークした2007年の9本を超え、“壁”を破った記念すべきひと振りで、悔しさを晴らした。 前日19日、1点を追う九回無死一塁で、送りバントに失敗した。追撃ムードに水を差すと、チームは1点差で敗れた。だが、下を向き立ち止まることはなかった。 「(ミスを)取り返そうというよりも、ミスがないようにしないといけない」 悪夢を振り払うように、この日の試合前練習で入念にバント練習。和田打撃コーチのチェックを受けてから試合に臨むと、価値ある1発を放ってみせた。 快勝でつけた勢いは止めない。ひと回り大きくなった大砲は「少しでもチームに貢献したい」と誓った。まだまだ続く3位争いの中で、己を磨く。21日からの横浜戦(横浜)で、虎の“桜”は、より大きく花開く。 阪神・鳥谷、同点打「積極的にいきました」 同点打は絶好調のバットから生まれた。鳥谷が猛虎打線を一気に加速させた。 「いい流れがきていたので、積極的にいきました」 三回、1点を返してなお二死一、二塁。初球の低めの148キロをたたき鋭く左前へ。9試合連続となる安打で二走・浅井を同点のホームに返した。 普段は積極的な3番が一回に2球のストライクを簡単に見逃した。「チームでそれをやっていた。球数を投げさせようと」と合計16球粘った1、2番に続き、ルイスに6球を投げさせた。結果は遊ゴロもチームの意識をつないだ。一巡して訪れた好機で本来の打撃を発揮。先制点を失ったジェンを救った。 9月は18試合で13打点と勝負強さを見せている。鳥谷、金本、新井がそろって打点を挙げたのは今季10度目で8勝1敗1分け。抜群の勝率を誇るだけに、その先陣を切るバットが好調なのは頼もしい。最後は「連敗ストップ? そこはね」と笑顔は封印し、次の戦いを見据えていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 21, 2009 08:40:49 AM
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