阪神・能見、巨人キラー復活「めっちゃうれしい」
阪神の能見は前回1点差の九回に追い付かれるなど、4試合勝ち星がなかった巨人戦で7月9日以来の白星を手にした。キラー復活も印象づけ「めっちゃうれしい」と声を弾ませた。
「高めにいきかけたが、しっかり腕を振って修正した」と言う。内外角で揺さぶりながら低めを丁寧に突き、七回まで120球を費やした。「一人ずつ打ち取っていかないといけないので、この球数になった」と心身共に消耗した好投に心地よい疲労感をにじませた。
阪神・鳥谷、3ラン「打った自分がびっくり」
阪神は鳥谷が7号3ランを放つなど4安打5打点の活躍で巨人に勝利した。
首位・巨人を甲子園に迎えての3連戦。意地を見せてほしい。このままやられたままでは終われない。そんな虎党の思いが、甲子園に充満していた。
阪神は1点差に迫られた五回、無死一、二塁から鳥谷が7号3ランを放った。「チャンスでしたし、思い切りよくいこうと心掛けていました。自分のスイングができました」。7月26日のDeNA戦(甲子園)以来、実に35試合ぶりの本塁打で6-2とリードを広げ勝利を引き寄せた。六回には二死二塁からチーム8点目となる左前適時打を放ち、リードを広げた。
ヒーローの鳥谷は3ランについて「打った自分がびっくりという感じで何も考えずベースをまわりました」と振り返った。
阪神・西岡が復帰、中軸で得点に絡む活躍!
阪神の西岡が左手の裂傷から4試合ぶりに復帰した。ロッテ時代の2009年以来の3番で先発出場し、2安打1打点と存在感を示した。
一回に先制犠飛を放ち「3番として期待されていたので結果を出したいと思っていた」。三回は二塁への内野安打でチャンスメークし、追加点につなげた。「ちょっと変わった2番のつもり。状況を考えて打席に立った」と進塁打を狙っての一打に満足そうだった。