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テーマ:タイガース党(8271)
カテゴリ:阪神2015
キレずに燕斬れた~!阪神・メッセ、和田ゲキに一発回答
(セ・リーグ、阪神3-1ヤクルト、4回戦、2勝2敗、28日、甲子園)ファンからの暖かい声援が力になった。メッセンジャーが3度目の甲子園のマウンドで今季聖地初勝利。エース右腕が名誉挽回の快投で、6日前の悪夢を振り払った。お立ち台では先制の3ランを放った恩人に喜びを伝えた。 「久しぶりの勝利でうれしいよ。江越さん、ありがとう。調子は良くなかったけど、大事なところで抑えられた」 一回に山田を空振り三振に斬るなど、三者凡退に仕留めると勢いに乗った。二回以降はボール先行ながら、直球とフォークでスコアボードにゼロを並べた。 3点を守る五回二死から投手・成瀬に投手強襲打を浴び、イライラと悪癖をのぞかせたが…。主将の鳥谷に背中をポンッと叩かれ、冷静に。失点したのは六回二死からの畠山のソロのみ。7回5安打1失点で4試合ぶりの今季2勝目(3敗)を手にした。 前回22日のDeNA戦(横浜)では6回7失点で黒星。落ち着きがなく、1打席目には無気力で立ったまま見逃し三振。2打席目には送りバントのサインを勘違いしていた。 日本語は流ちょうに話せなくても、まわりの風当たりは感じる。チーム関係者に新聞記事の翻訳を頼んだり、写真で意味を理解する右腕にも今回の騒ぎは耳に入っていた。落ち込むものだが、助っ人は違う。 「前の試合のことは忘れて、次の試合に集中していたよ」 昨秋、ソフトバンクに敗れ、日本一を逃したときもそうだった。落ち込んだが、11月の母国への帰国中の機内で「日本を離れたときには気持ちは切り替えられたよ」とケロリと話す。そのプラス思考こそが、通算54勝に結び付いている。 中5日の期間には首脳陣から改めて「お前がエースだからな」と激励の言葉をもらい、結果で恩返しした。和田監督も「これで乗っていけるんじゃないか」と期待を込める。打撃でも2打数無安打だったが、一塁に必死に走っていた。 少しヤキモキさせたファンに向かって「この勢いを続けて、頑張っていきたい」とメッセ。大きなエースの看板を背負って右腕を振る。 ★ラーメンの味こだわり好評 阪神・メッセンジャーのこだわりは野球だけにとどまらない。今季から甲子園球場で販売されている「メッセの豚骨醤油ラーメン」。商品開発の際には「おいしくなかったら作り直してもらうよ」とキッパリ。スープは豚骨で、出汁が薄くなるという理由でもやしを抜いた。トッピングはチャーシューにニンニクチップと妥協を許さない。その姿勢こそが、甲子園開幕して5日間で1000食以上も売り上げ、2位のメニューに2倍以上の差を付ける大ヒットにつながった。 メッセンジャーの制球について、阪神・中西投手コーチの話 「フォームが一塁側に流れていたな」 メッセのご乱心VTR 4月22日、DeNA戦(横浜)。試合前に突然降り出した雨の中、一回2失点でイライラしていたメッセンジャーは0-2の三回に先頭の打席でまったくスイングする気配なく見送り三振。3-2の四回一死一塁の打席では初球をバスターに切り替えて空振りし、最後は見送りの3球三振で、ベンチの犠打のサインを遂行しなかった。翌23日に平田ヘッドがメッセを聴取。報告を受けた高野球団本部長はバスターについては「サイン無視ではなく、勘違い」と説明し、無気力三振については「ゲーム中のことは監督、コーチがすること」とメッセを不問とした。 ジェフに並んだ!呉、虎助っ投最多47S「結果積み重ねてきた」 (セ・リーグ、阪神3-1ヤクルト、4回戦、2勝2敗、28日、甲子園)感慨に浸らない。助っ人ではジェフ・ウィリアムスの球団最多に並ぶ47セーブに達しても、眉一つ動かさない。それが、呉昇桓(オ・スンファン)が守護神として、数々の金字塔を打ち立ててきた事実を物語った。 「(勝利の方程式の)JFKのときの方ですよね? 選手のことは知っていますが、記録のことは考えていません」 2点を守る九回。先頭の荒木に中前打を浴びたが、後続を難なく打ち取り、アウトを重ねる。そして二死を奪い、好打者・山田を迎えた場面では女房役の藤井とマウンドで確認作業を行った。 「風が強いし、高めに浮けば一発もある。低めを突いていこうという話をしました」 被弾なら、同点の局面だ。外角低めへカットボールを多投。最後は139キロの同球種で空振り三振に斬り、ゲームセットに導いた。細心の注意を払い、リーグトップタイの8セーブ目を挙げた。 記録とは何か-。韓国プロ野球史上最多の通算277セーブをはじめ、無数のレコードを持つ右腕は事も無げに言う。 「これまでも、いろんな人にすごいなと言われたことはあるけど、気にしたことはない。引退して振り返ったときには、違うかもしれないけど。自分にとって、記録は順調に結果を積み重ねてきたと思えるものだよ」 すべてが通過点。誇るのは、ユニホームを脱いでからでいい。過去の偉人に尊敬の念は抱いても、立ち止まらない。その精神が根底にあるから、様々な足跡を残すことができる。 「チームの成績がいい方ではないので。みんな頑張っている。自分もどんどんチームが勝てるように頑張りたい」。名誉ある記録より、勝利のために剛腕を振るう。背番号「22」は男気にあふれている。 阪神・呉、久保田にも並ぶ通算47セーブ チーム歴代5位 (セ・リーグ、阪神3-1ヤクルト、4回戦、2勝2敗、28日、甲子園)呉昇桓がウィリアムスに並ぶ阪神外国人最多の通算47セーブ。両リーグの助っ人最多は、クルーン(横浜、巨人)の177セーブ。 阪神の球団最多は藤川球児(現レンジャーズ)の220セーブ。以下、山本和行の130、中西清起の75、田村勤の54、47の呉昇桓はウィリアムス、久保田智之と並んでチーム歴代5位タイ。 虎・福原、無失点リレーや「(全体的には)抑えられて良かった」 (セ・リーグ、阪神3-1ヤクルト、4回戦、2勝2敗、28日、甲子園)2点を守る八回を託された福原が無失点リレーで守護神・呉昇桓につないた。「先頭を抑えないといけないけどね。(全体的には)抑えられて良かった」。先頭の上田に左前打。すかさず二盗でピンチを背負ったが、川端を空振り三振、雄平を右飛に斬るなど、窮地を脱した。最速は145キロで今季5ホールド目。頼もしい限りだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 29, 2015 06:15:04 AM
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