|
カテゴリ:電化製品
日本だけでなくて、ドイツもかあ。。。
ゼンハイザーのコンシューマ事業、Sonova移管後も「音は変わらない」 阿部邦弘2021年5月10日 14:30 ゼンハイザージャパンは10日、ドイツ本社が発表した「コンシューマ事業の譲渡」に関連し、メディア向けの説明会を実施。「詳細は年内を予定している移管作業が終わってから、改めて説明する機会を設けたい」と前置きをした上で、移管作業中も製品の販売やサポートに変更はないこと。また事業譲渡後もブランド、製品の開発や生産、工場はそのまま継承され、'23年まで予定されているロードマップやオーディオファイル向け製品の投入に変更はないと強調した。 既報の通り、独ゼンハイザーはコンシューマー向け事業を、補聴器ブランドのフォナックなどを展開するスイスSonova(ソノヴァ)に譲渡する。ゼンハイザーは今後、「Pro Audio」、「Business Communications」、「Neumann」(ノイマン)の事業へ集中する。 ゼンハイザージャパンのスタッフは、Sonovaとの連携について「ドリームパートナーである」と表現。「ゼンハイザーの音質技術。そしてSonovaが有する補聴器技術が融合することは、非常に高いポテンシャルを秘めていると感じる」と話す。 さらに「エンハンスドヒアリング、つまりヒアラブルのマーケットは今後更なる拡がりが期待されている。ゼンハイザーとSonovaの技術面におけるパートナーシップは、競合との差別化に繋がり、それが事業譲渡の大きな理由の一つと聞いている。またものづくりの精神も一緒で、我々のコーポレートメッセージ“The Future of Audio”、Sonovaの“HEAR THE WORLD”はどちらもサウンドにフォーカスしたもので、音が持つパワーを信じている。技術の補間だけでなく、カルチャーフィットも高く、将来大きな絵が描ける」と連携の強みを説明した。 コンシューマとプロ領域の線引きについても説明。 今回の譲渡対象となるのは、完全ワイヤレスやヘッドフォンなどの機器。HD800やHD600などのオーディオファイル向け製品やインイヤーのIE800、IE300などのイヤフォンが含まれる。一方で、HD25などのスタジオモニター向け製品は譲渡の対象外。製品名に「PRO」が付くもの、またマイク製品もゼンハイザーのプロ部門が事業を継承することになる。 SNSなど、一部で懸念されている「譲渡後のクオリティ」についても言及。 今回の両社の合意は、“事業の完全譲渡”。開発に携わるメンバーだけでなく、生産、工場も含めて全てSonovaに移行される。「心配されているファンもいるとは思うが、開発の人間がそのまま異動するため、譲渡後も音は変わらない。開発スケジュールにも変更はなく、新製品の開発がストップするわけでもない。すでに2023年までのロードマップが出来ており、なんら変更はない」とする。 譲渡後の販売やサポート体制については、「詳細は年内を予定している移管作業が終わってから」としながらも、「品質、サポートを含め、今までのカスタマーエクスペリエンスを下げることがないよう、できる限り形にしていきたいと思っている」と話した。 なお、Sonovaへの譲渡移管中においても、ゼンハイザー製品の販売・サポート体制に変更はない。従来の販売先で機器を購入したり、所定の窓口でサポートを受けることができる。 ゼンハイザーのコンシューマ事業、スイスのSonovaが買収へ 山崎健太郎2021年5月7日 16:24 独ゼンハイザーは7日、同社コンシューマー向け事業について、補聴器ブランドのフォナックなどを展開しているスイスのSonova(ソノヴァ)がパートナーとなり、フォナックがゼンハイザーのコンシューマー事業を買収すると発表した。ゼンハイザーブランドは維持される。 買収により、フォナックは補聴器や人工内耳を含む聴覚ケアポートフォリオに加え、ヘッドフォンやサウンドバーを扱う事になり、独自の技術力や革新的な聴覚ソリューション分野での強みを組み合わせ、「ゼンハイザーブランドのもと、今後もお客様に最高級のオーディオソリューションやプレミアム製品を提供していく」という。 ゼンハイザーの共同CEOであるDaniel Sennheiser氏とAndreas Sennheiser氏は、音声機能付きの補聴器や、完全ワイヤレスイヤフォン、オーディオファン向けのヘッドフォンなどにおいて、「Sonovaが長期的にコンシューマービジネスを強化していくと確信している」とコメント。 さらに、「Sonovaとゼンハイザーの両社には、革新的なオーディオソリューションを提供する優れた人材がいる。情熱とモチベーションに満ちたチームは、完全ワイヤレスイヤフォンや補聴器を使用しているかどうかにかかわらず、世界中のお客様に新しい聴覚体験を提供し続けている。これらのチームの専門知識と長年の経験は、将来互いに補完し合い、Sonovaの新しいコンシューマ部門で一緒に成長する。これにより、Sonovaはゼンハイザー・コンシューマー部門の開発・生産も引き継ぐことになる。ゼンハイザーの顧客はこの組み合わせの恩恵を受け、全く新しい製品が作られるだろう。Sonovaに将来勤務するゼンハイザーの全従業員にとって、国際的に活躍し、Sonovaへの移籍は、将来に向けてエキサイティングな展望を開くことになるでしょう」と説明している。 コンシューマー事業を譲渡後、ゼンハイザーは「Pro Audio」、「Business Communications」、「Neumann」(ノイマン)の事業へ集中させる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 12, 2021 10:53:32 PM
コメント(0) | コメントを書く
[電化製品] カテゴリの最新記事
|