本当に最高のピッチングでした!
巨人キラー完全復活!!
残り、巨人とヤクルトにぶつけたいとこですね
これで、藤浪が復活してくれれば。。。
あと、なんとかガンケルが復活してくれれば。。。
阪神・高橋がプロ初“歓”封!6者連続含む13K、G斬り128球
最後はヒヤヒヤしたけど…。高橋㊨がうれしいプロ初完封。女房役の梅野とがっちり握手を交わした(撮影・中井誠)
めちゃくちゃうれしい! 阪神は巨人に3-0で勝利。4年目の高橋遥人投手(25)が5安打に抑え、プロ初完封勝利を挙げた。26日にも自力優勝の可能性が消滅する可能性があった一戦。13奪三振、自己最多となる128球の力投で救世主となった。悲願のVへ、虎投を引っ張れ!
一発を許せば逆転サヨナラ負け。薄氷を踏みながらの128球目だった。代打・亀井を右飛に打ち取ると、高橋はマウンド上でニッコリと笑った。崖っ縁に立たされていた虎を救った。プロ4年目で初完封。しかも、巨人を相手に達成した。
「(ピンチを招き)なんで最後こうなるのかなと思って投げていたんですけど。最後しっかり締められて、めちゃくちゃ、うれしかったです」
菅野との投げ合い。二回から四回にかけて6者連続奪三振など、緩急自在の投球で八回まで二塁も踏ませなかった。七回に飛び出した糸原の先制弾に「もう一回、気持ちが入りました」とガソリンが注入された。しかし、試練は九回。先頭の松原、坂本に連打を許すなど1死満塁のピンチ。ギアを上げる。直球は150キロを計測。丸を空振り三振。亀井もカットボールで打ち取った。2試合連続2桁となる13奪三振。「1点もあげないで本当に完封したかったので、その通りになってよかった」と喜んだ。
今季初勝利を挙げた18日の中日戦(甲子園)も大野雄とのマッチアップで7回無失点。この日は菅野との投手戦に完勝し「いい緊張感で投げられた」と力を込めた。井川慶もつけた背番号29を引き継ぐ左腕はエース格との対戦に武者震いする。バットでも八回1死で今季初安打となる左前打を放ち、中野のダメ押しとなる2点二塁打の起点となった。「みんな必死だったので、僕も必死に勝利をつかみに行こうと思って投げられた」と、今季2勝目を振り返った。
チームは土俵際にいた。この日から阪神が連敗し、ヤクルトが中日に連勝すれば自力優勝の可能性が消滅していた。春季キャンプ中に右脇腹を痛めて出遅れた高橋が孝行息子となった。
「今年は1軍で投げられないかも…」
シーズンに入っても思うように体調が戻らなかったとき、高橋は弱気になっていた。トンネルの出口が見えず、自問自答を繰り返す中、平田2軍監督の言葉に救われた。「お前は絶対に1軍戦力として必要なときがくる。そのときに備えて、しっかりと体調を整えておきなさい」。9月9日に昇格すると、任された大舞台でプロ初完封。矢野監督は「本当に(最後は)しびれましたけど、祈るだけでした。この時期に帰ってきて、菅野投手に投げ勝って、強力打線を完封したのは本人にとっても、チームにとっても大きい」と相乗効果を期待した。
「(1軍に)遅れてきているので、1試合でも多くチームを勝たせられるようにというのと、自分がチームを助けられるように」と高橋。青柳、西勇ら先発陣の白星が伸びない現状を打破すべく、救世主が燃えた。26日に巨人に勝ち、ヤクルトが中日に敗れると首位返り咲き。伝統の一戦から、奇跡のドラマが始まる。(三木建次)