三鷹、聞いたか、吉祥寺、二子玉川 and Shibata

４月１６日の事故発生から3週間以上たつのに、いまだTVではこの事故の報道？が盛んです。
当初から、私はこの事故の大々的な取り上げ方に、違和感を覚えていました。
死者、不明者多数で大事故だとは思いますが、外国の事故に多数の報道陣が押し掛け
国内の事故以上に熱心に報道しています。
日本人の被害者がいるならともかく、早い段階でその可能性がないと分かっているのに
この報道ぶりは、かなり異常です。

報道も生存者が確定する一週間くらいだろうと、思っていたら
本日もお昼のニュース(船会社の社長が拘束されたとのこと）でやっていました。
次から次へと事実が出てくるから、報道しているといえばそれまでですが、それにしてもです。
本当に価値ある情報なのでしょうか。

報道ではなくて、韓国たたきのキャンペーンとみれば納得が行きます。
このところ、竹島、慰安婦問題、中国の安重根記念館開設と日本を刺激する出来事が、
続いています。
反論しても倍返しでやられて、しかも安倍総理の靖国参拝という失策が続いて、
USAからも叱られる始末です。
日本のマスコミに鬱積がたまっていたのでしょう。

そんな折のこの事故です。まさに高みの見物、火事場の野次馬的な報道です。
ここぞと言わんばかりの韓国たたき。
あの韓国の扇情的なマスコミ自身が自国政府と社会をたたいているのですから
日本のマスコミは、何を言っても絶対安全です。
日本国内なら容易にたたけない宗教団体の問題も、今回はOKです。

東日本大震災で被災者から物見遊山に来たと批判されたお悔やみの心もない報道姿勢も
この事故なら、ノープロブレムです。

「日本ではありえない事故」と訳知り顔のコメンテーターや「専門家」。
本当ですか？原発の事故が起こる前も似たようなことを言っていましたよ。

報道はナショナリズムと無縁です。
真のジャーナリズムの姿を見せてほしいと思います。

人生は素晴らしいのに、このたびの多くの死はあまりにも早すぎます。
犠牲者の御冥福をお祈りいたします。