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カテゴリ:時事問題
「任命拒否は違法行為」 学術会議人事、6人が抗議
菅義偉首相が任命しなかった日本学術会議の会員候補6人のうち4人が23日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見し、「明らかな違法行為で、菅首相は任命義務を果たすべきだ」などと抗議するとともに、学問の自由や学術会議の独立性を脅かすことにつながると訴えた。参加しなかった2人も首相を批判するメッセージを寄せた。 任命を拒否された6人が一緒に意見を表明するのは今回が初めて。岡田正則・早稲田大教授(行政法)と松宮孝明・立命館大法務研究科教授(刑法)が出席し、芦名定道・京都大教授(キリスト教学)と小沢隆一・東京慈恵会医科大教授(憲法)はオンラインで参加。東大の宇野重規教授(政治学)と加藤陽子教授(日本近代史)は所感を文書にまとめた。 https://mainichi.jp/articles/20201024/ddm/001/010/117000c 早大 岡田教授「任命拒否は手続き上違法だ」
行政法が専門で早稲田大学の岡田正則教授は、記者会見で、 立命館大大学院 松宮教授「独立性に対する菅首相の無理解露呈」 刑法が専門で立命館大学大学院の松宮孝明教授は記者会見で、 京大大学院 芦名教授「核心は学術会議あり方問題視されたこと」 キリスト教学が専門で京都大学大学院の芦名定道教授は記者会見で、 東京慈恵医大 小澤教授「任命拒否1日も早く撤回を」 憲法学が専門で東京慈恵会医科大学の小澤隆一教授は記者会見で、 東大大学院 加藤教授「決定背景説明できる文書あるか尋ねたい」 日本近代史が専門で、東京大学大学院の加藤陽子教授の文書の内容は次のとおりです。 東大 宇野教授「民主的社会の強み 批判に開かれ修正する能力」 また政治思想史と政治哲学が専門で、東京大学の宇野重規教授も文書で見解を寄せました。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201023/k10012678021000.html
反知性・無教養のスガには、学問の自由の大切さを理解することは難しいでしょう。 首相=独裁者と勘違いしているのではないでしょうか。 会見の場に外国人特派員協会を選んだことで、6人のメッセージは国の内外に発信されることでしょう。 御用マスコミやコメンテーターは、デマを流して相変わらず任命拒否問題を学術会議のあり方にすり替えようと躍起です。 参考: 菅首相は「逃げられない」学術会議、任命拒否された6人が海外メディアに訴えたこと https://www.buzzfeed.com/jp/yutochiba/gakujutukaigi-kaiken 6人の発言およびメッセージの要旨は以下の通り。 小沢隆一氏(東京慈恵医大教授、憲法学) ・日本学術会議について定める日本学術会議法は戦前の研究者たちの戦争への動員への反省から生まれた ・日本学術会議は会員や連携会員が学術研究の成果を持ち寄って、独立の活動によって、政策提言を行うことをその職務としている。 ・「今回の任命拒否を学術会議の目的と職務を妨げるものとして、1日でも早く撤回されないといけません」と任命拒否の撤回を要請。 岡田正則氏(早稲田大教授、行政法学) ・▽憲法23条に違反する学術会員の独立性の破壊▽日本学術会議法7条と17条に違反する会員選定罷免権の行使▽日本学術会議法7条2項に反する任命手続きの不正ーーという3つの点で違憲 / 違法であると主張。 ・上記3点の違憲 / 違法行為に基づいて任命拒否が行われたことについて、「違憲、違法状態を速やかに解消しなければなりません」と強調。 松宮孝明氏(立命館大教授、刑事法学) ・今回の任命拒否は210名の会員のうちその半数を内閣総理大臣が任命するとした日本学術会議法7条3項るの違反する行為。「違法であることは明らか」と主張。 ・官邸は憲法15条1項にある国民の公務員選定罷免権に基づき任命拒否が行われたとしている。そのようなことが可能となるなら、内閣総理大臣は国民を代表しているのでこれからどのような公務員であっても選ぶ・選ばないと決定することができることになる。 ・自民党の国会議員からは学術会議が中国と軍事研究を行っているという「デマ」が拡散された。 ・任命の根拠となる推薦名簿105名のうちから6名の名前が黒く塗りつぶされている資料も見つかっている。これは「公文書破壊」であると指摘。 芦名定道氏(京都大教授、キリスト教学) ・今回の任命拒否について戸惑いを覚えた。何が問題だったかわかりにくい。 ・総合的、俯瞰的に見るとそれぞれの会員を任命するか否かよりも、学術会議のあり方の問題になっている。 ・最大の問題は軍事的研究をめぐる2017年の学術会議の声明ではないか。その声明が争点となっている。 ・違法性など法の問題も重要だが、「なぜこうなったのかを考え、どうするべきかを考えていければ」とコメント。 宇野重規氏(東京大教授、政治学) ・任命拒否については特に申し上げることはない。「これまでと同様、自らの学問的信念に基づいて研究活動を続けていく」 ・民主的社会を支える基盤は多様な言論活動。少数派意見を抑圧すれば、「社会は心理への道を自ら閉ざしたことになる」 加藤陽子氏(東京大教授、歴史学) ・法解釈の変更なしに行えないどこも決定をなぜ菅首相が行ったのか、意思決定の背景を説明できる決裁文書があるか、政府に尋ねてみたい。 ・日本の現状は科学力の低下、データ囲い込み競争の激化、気候変動を受けて「人文・社会科学の知も融合した総合知」を掲げざるを得ない緊急事態。その領域の会員に対して、政府側の意向に従順でない人々をお予め切る事態が進行した。 ・国民からの付託がない、官僚による科学への統制と支配は、「国民の幸福を増進する道ではない。
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自民党の、いつもの言説ではあるのですが、スガや取り巻きの言い訳がまだるっこしくて、イライラしてきます。
ここははっきりと、「お上に逆らう輩には、痛い目に遭わせてやる!」と言ってくれれば、おおいに助かるのですが。 アベ・スガと反知性・無教養の総理大臣が続きますが、その胴元の二階が、まさにあのような態度ですから。 理念のカケラもない政治屋が、羽振りを聞かせるのが、この国の政治レベルですからね。 一方、オバマのバイデン支援演説を聞いて、さすがだなと思いました。 (2020.10.26 05:14:03)
杉田官房補佐官(?)が陰(又は実質的)の決定者と言われていますね。
たかだか、官僚の切れ者と言われている一人の人間の論理を完全に打ちのめす論客はいいないのだろうか? 特に野党に求めたい。 高橋官房副補佐官(?)は、違法と言うのならば裁判に訴えたならどうなのだ。敗訴するのに決まっていると豪語しているらしいですね。 (2020.10.26 09:16:09)
クロンシュタットさんへ
相当右の石破が、まともに見えるから不思議です。 「お上に逆らう輩には、痛い目に遭わせてやる!」と言ってくれれば 昨日は田原総一郎のクロスファイアーに出ていた片山さつきが、必死に否定していました。 99人の中には、政府に反対の意見の人もいるとのことですが、それならそれは誰で6人との違いを聞いてみたいものです。 (2020.10.26 17:34:04)
ライラック7611さんへ
杉田官房副長官は、公安出身の警察官僚ですね。 後半に、反対勢力の思想チェックを行い、行動確認を行っています。 元文科次官の前川さんもアベに批判的だと言う事で、私生活を監視され読売新聞にリークされ、でっち上げ記事を書かれましたね。 反対勢力に対する盗聴は広範囲行われていて、裁判沙汰にもなりました。 国会の場で、問いただしてほしいです。 高橋官房副補佐官(?) 高橋洋一のことでしょうか。 彼も温浴施設での窃盗事件を契機に、御用コメンテーターに成り下がりましたね。 それまでは、財務省がふりまく財政危機や増税にずいぶん否定的でした。 事件を不問にすることで、取引したのでしょう。 (2020.10.26 17:42:35)
maki5417さんへ
そうです。高橋洋一のことです。 少し軟弱な感じはしていましたが、時の政権を批判する官僚出身との印象がありました。 ご指摘のように180度変節したようですね。 (2020.10.27 09:39:15)
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