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テーマ:お酒大好き(5155)
カテゴリ:日本酒
今や東京でも人気沸騰中の「白瀑(しらたき)」。「白瀧」だと新潟南魚沼郡の「上善如水」を造る白瀧酒造になってしまいますから、ちょっと注意が必要。
昔の秋田の酒というと、それこそ「いぶりがっこ」が合いそうな濃い口のどっしりしたイメージがありましたが、この白瀑は芳醇な香味のふくらみと飲み応えのあるしっかりとした旨味がありながら、キレが良くてスイスイ飲めてしまう。 飲み屋に行ってメニューにあると、だいたい1杯は飲む好きな酒の一つです。 この蔵は明治34年創業ですが、白瀑の名は八森にある白瀑神社の御神体「白瀑」から命名したと言われています。 蔵の裏手の白神山系の湧き水を無濾過でそのまま全行程で使用する、全国でも珍しい蔵です。さすが世界遺産の山ですね。 蔵元は社名のとおり「山本」(合名)さんですが、最近はその「山本」ラベルの銘柄も人気を博しています。 ちなみに杜氏は、蔵元の後継者である山本友文専務です。 さて、東京の市場に出ている「白瀑」は、そのほとんどが純米酒以上の特定名称酒だと思いますが、実は昨晩「普通酒」を飲んでしまいました。 やはり地方の蔵ですから、地元消費用に製造量の1割程度は普通酒を造っているようです。 飲んだ感想を率直に申し上げれば、「白瀑の面影は全然なし」です。 特段悪くはないのですが、私の中での白瀑のイメージは盛り下がってしまいました。 飲んだ私が悪いと考えるべきでしょう。 実は昨日は、秋田の普通酒をいろいろ飲みましたが、その中では「雪の茅舎」を造る斉弥酒造の「由利正宗」や、大仙市の「刈穂」のほうが、わたし的には旨かったです。 悪口を言いましたが、今回の備前雄町の純米吟醸を含め、純米酒以上の白瀑はやはり私の好きな酒の一つとして続くでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/03/11 11:25:22 AM
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