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カテゴリ:日本酒・秋田県
「ナショナル物産」というと、パナソニックの関連かなと思ってしまいますが、まったくの別会社。
東北新社(港区本社)という創業者が秋田出身の映像制作・配給会社の系列会社。 東北新社は「宇宙戦艦ヤマト」の版権を持っているとのこと。 もともとは木村酒造が酒造りを秋田湯沢で今から400年近く前にはじめ、その蔵元が1960年代に東京の麻布に、別会社を作ってナショナル麻布スーパーを開店しました。 今から40年前の麻布ですから、凄い先見性があると思います。 輸入食材がそろえてあり、外国人客が多いらしい。 その後紆余曲折があり、東北新社の傘下入り。 木村酒造もナショナル物産と統合してグループ入りしたという経緯です。 ナショナル物産という社名は、ワインの輸入業者か何かという響きがあって、日本酒蔵としてはちょっとツライものがあるような感じです。 でも酒はウマイ。 この蔵のメイン銘柄は「福小町」ですが、今回は「角右衛門」。 「角右衛門」は木村家の3代目で、酒造りに生涯すべての情熱を傾けた人です。 その3代目が亡くなって280年経った今、少量生産の純米酒系の酒として「角右衛門」を発売したとあります。 原料米は全量「亀の尾」、これを60%まで精米、秋田酵母No12を使用して、日本酒度+2.0、酸度1.6、アミノ酸度1.2、アルコール度16.5度に仕上がっています。 飲んだ印象はとても優しく、香りも穏やかな飲みやすい特別純米酒。 美味さと旨さが半々という感じ。 わたし的にはこのホッとする酒を大いに気に入りましたが、私が持ち込んだこの酒を隣りで飲んだ女子は、「ちょっと角(カド)があるような気がする」という正反対のことを言っていました。 銘柄の「角」右衛門のせい? それとも亀の尾のせい? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/12/13 09:00:19 AM
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