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カテゴリ:講演を聞く
倫理法人会経営者モーニングセミナー (有)郡山銘菓庵 大黒屋 専務取締役 郡山中央倫理法人会専任幹事 阿部充正氏 テーマ「お菓子と笑顔と安らぎと」 ひごろ阿部さんの万人幸福のしおり輪読の声質には、意欲的創造観を刺激されますとのことをよく耳にするお方だけに、どんなお話をされるのか楽しみにして望まれるかたが多かったように思われます。なお着席する机の上には、写真の郡山名物「くるみゆべし」他、お菓子を食べながら聞いてくださいと梅どら・ゆべし・生チョコが用意されておりました。 阿部充正さんは大卒後、家業のお菓子屋を継ぐようになるにしても他の業種を知りたいと、誰もが知る大手某証券会社に就職、東京勤務を望み、いい会社に入社したかと思ったら研修期間を終えましたら、同期4人と支店勤務の営業職となり、大学の先輩の名簿と地域の企業の名簿を渡されて、君たちにはお客さんはいない6ヶ月の間にこの名簿から見つけてくるのが仕事だと言い渡されたそうです。日に焼けているとよくやっていると褒められ毎日炎天下の外回りだったそうです。 お客様との出会いがありその新人のころ1億円以上のお金の運用を任され、どうしたものか上司に相談したところ、手数料収入を稼ぐことを命じられ株の運用をすすめましたらマイナスになり、お客様から毎朝押しかけられてほとほと困り、上司の命令に従ってやったのだから責任をとってくれとせまり、新機構改革で穴埋めしてもらったこともありましたと・・・当時の証券会社においては、数字至上主義支店ノルマ達成が第一の時代だった。 「いったい何を手本に生きたらよいのか」と思っていた。証券会社は、お客様のところに顔を出し、出した名刺を破られたり、どなりつけられたり嫌われることが多かった、いっぽう通勤途中には毎朝お客様が並んでいるお菓子やさんがあった。会社は規模の大小ではないんじゃないかと思ったそうです。よろこばれる存在、期待される存在の小さな店にも、お客さまに支持されるお店の存在がそのとき目に留まった。そしてその証券会社をやめてふるさと郡山に帰り、家業のお菓子屋さんを継ぐことになったわけです。 お菓子を食べたら、食べた人の心がやすらいだり、喜んだり、たった一つのお菓子でそれができたら・・・お菓子は、人の心をポジティブにできる力を持っている。こころがなごみ、真心が伝えられたらいいなぁと思っています。 お菓子は、人と人をむすぶコミュニケーションツール お菓子は、人と人をつなぐ役割を持っている 「喜ばれ、世のため人のためになる仕事とは・・・」を考えますと「売り手良し、買い手良し、世間良し」、近江商人の教えに「三方良し(さんぽよし)」と「陰徳善事」(人に知られず人に良いことをする)の教えが知られています。 座右の銘は、二宮尊徳の教えにあります『積小為大(せきしょういだい)』です。 大事を為そうと考えたら、小さな事を怠らず励まなければならない。 全国に名の知られた同業者のお菓子やさんにも先輩、後輩がおりますので尋ねますと 阿部さんめったに見せない工場内をお見せしますと、数をたくさんつくっても 一番肝心なところは、手作業なんです。カステラも手作業にすることで気泡の大小ができてしっとりとした食感がでるんですと言います。阿部さんも私のところも同じく手作業なんだそうです。手作業のなかに美味しさの秘密があると云われます。 倫理でも云われます。ものには人の心がやどると・・ 17ヶ条には、すべてが含まれています。あとは実行あるのみだと思っています。と 郡山名物くるみゆべし 合成保存料・着色料等 一切使用しておりません 開封後はお早くお召し上がり下さい。 (表面の粉はオブラートです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/07/05 04:45:35 PM
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