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カテゴリ:ブギウギ
歌には
音楽には 芸術には 力がある― 先回に続き今回も、そこを強調。 つーか、どちらも通常の放送ではないから 両方合わせて一週分というところか。 スズ子とりつ子 対照的な2人だけど その対比は小出しって感じだったけど 今回はハッキリと打ち出したというところかな。 前線へと赴く男性たちと 銃後を守る女性達― 受け取る側もクッキリと。 …ひじゅにですが何か 「音楽は自由だ」by羽鳥 第14週『戦争とうた』 りつ子は鹿児島の海軍基地で。 相変わらずの華やかな化粧&ドレスで。 簡素ながらも屋内のステージで。 スズ子は富山で。 幾分か抑えたワンピースで。 屋外で一般の人々の前で。 でも、どちらも 戦争という”制約”の中で。 淡谷のり子さんが慰問公演で特攻隊員達の前で歌った時 涙が止まらなかった…という話は以前に何かで聞いたので りつ子が軍人と話しているシーンからして こちらも涙が涙が滲んできた。 りつ子が歌い終わったところで 隊員達が次々と立ち上がり 「思い残すことはありません」 と口々に言うところは ちょっと芝居がかっているというか>芝居だからね 少しばかり演出過多かな…という気もしたけど>スミマセンスミマセン 特攻隊のことなんて知らない人も少なくないだろうし 知っていても知識上のことで 彼らの心情なんて分からないのが普通と思う。 だから、ここは分かりやすく感動しやすく描いたのだろうな。 勿論、ひじゅにも何も分かっていない。 「戦争は嫌だよ!」 と、ここで叫んでも野暮なだけだろうな。 スズ子の方は、さらに分かりやすく 夫が戦死し、幼い子を抱えて必死に生きている女性が登場し スズ子の絡みがあってからの歌のシーンとなった。 死の悲しみも生活の大変さも胸の奥に押し込めて 全てを必死で肯定しようと頑なになっている彼女の心を 開いたのは歌だった。 同じ『大空の弟』でも、以前に歌った時よりも テンポも早く、伴奏も軽やかで 途中に六郎からの手紙を読むという演出付き。 あの時は、スズ子自身の心を救うため 今回は観客のため、より娯楽色を強めたというところか? それにしても、羽鳥さんのマイペースぶりは素敵だよね。 ある意味、万太郎@『らんまん』風? でも、同じく”浮世離れ”しているけど 万太郎はひたすら純粋に植物に向かって行った …という印象だったのに対し 羽鳥さんは世間を十分理解していて 天然ではなく、力を込めて貫いているって感じ? スズ子とりつ子だけでなく 李香蘭(だよね?)が『夜来香』を歌うシーンが入ったのも良かった。 2人の対比だけでなく ”歌”そのものの力が強調されたと思う。 ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/4000-2c36f61e ☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ 別れのブルース(淡谷のり子) 僕の音楽人生(服部良一) 夜来香(李香蘭) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.01.06 22:58:13
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