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加藤和彦の死を論ずる 私なりに(笑)
加藤和彦氏の自殺は、みなさんにとって大事件らしい ブログでも大騒ぎだ あのtak-shonai さんも、二度にわたっていろいろ書いていて、さらにまこりんさんと、深い問答をしている このお二人は本当に頭がいい 私とは比較にならない 頭がいいと言えば、みなさんすでにお察しだろうが、私はIQが特別に高いわけではない(笑) 第一、記憶力が弱い それなのに、昔、小学一年生の知能指数テストで140と言う数字をたたき出した(笑)ことがあって、そのため私の母親は他のお母さん達の嫉妬の的になったらしい しかし、なにしろこれは小学生時代の事だから誤差というか、なにかの間違いだろう その証拠に?貧乏人の息子だったのに、小・中とお坊ちゃん学校で、のうのうとすごした時は優等生だった私が、柄の悪い?(笑)公立高校で初めて会った「落ちこぼれ・不良組」に魅力を感じて(そ~ゆ~年頃だったのだ)彼等とつるむようになってからは、水平飛行の常連となった 当時の同級生に道で出会った母親は「alex99君は運動が得意だった」というコメントしか聞いたことが無いそうである(涙) それに、基本的に私はザッハリッヒな人間である 即物的と言っても言い 他人には同情心が無い しかし自分には甘い 自慢が得意技である 加えて、他人の悪口だけは天才的である そ~ゆ~、即物的、自己愛人間・自慢の天才、悪口の天才・・・という見地で(笑)、書いてみよう ―――― ◇ ―――― 私は、加藤和彦氏に特別の思い入れはない なにしろ私は、社会人になって以来、その半分を海外で暮らした人間だから、私の昭和日本史は、虫食いチーズ状態で、知らないことが多い 音楽情報もそうだが、特にその典型が、芸能界情報である 昨今、日本で政権交代が霞むほどの大事件であるところの「ノリピー覚醒剤事件」の酒井法子さんなど、全く知らなかった!という非常識な人間なのである 保釈されて拘置所前で、サラサラの髪をなびかせてしゃべっているノリピーをはじめて見て 「キレイだな~!」とか 「離婚したら付き合いたいな~」とか 「覚醒剤の方はなんとか手配してあげるから」(オイオイ) としか考えない人間でもある 加えて 私は発禁前の「帰ってきたヨッパライ」をラジオの深夜放送で、リアルタイムで聞いた それに、「悲しくて悲しくてとてもやりきれない」という歌や、はしだのりひこ氏のシューベルト時代の歌なども好きである しかし、その後の「天才加藤和彦」の大活躍時代は全く知らない 安井かずみさんと結婚したというニュースを聞いたときのみ、嫉妬心を感じただけである だから、彼への本来あるべきな尊敬の念が足りない(笑) その見地で(笑)、悪意の(笑)独断をしてみたい ―――― ◇ ―――― もともと、私は日本のポップスごときに(失礼)、それほどの思い入れなど無いのである 一般に音楽は、洋楽はやはり外国ものだと思う人間である 例えば、どんなにテクがあっても、日本人のモダンジャズはきれい事である 日本のミュージカルなども、よくやっているが、しょせん物真似である 日本人の歌手の弱い声帯では、迫力のある歌は無理である 伝統音楽もそうである 伝統音楽としての邦楽は、いいとは思うが単純で、楽器は進化していないものが多い 私は、例えば韓国のお琴が大好きである まるでジャズのウッドベースのピッチカートのような太く低い音色 いや、弦が締まらない、わざと弦をダランとたるませたような、物憂く、もの静かで、内省的な音と奏法である 静寂の中で、思い出したように時折ボロンと鳴る・・・ そんな感じが大好きである なんであんなに、雑で、せっかちな韓国人が、あんな琴をを作り上げ、あんなに内省的な、時の流れを感じさせるような素晴らしい奏法をするのだろう 信じられない(失礼) その一方で、キンキンした日本のお琴は単純で私の好みでは無い あれでは単なる「富士・芸者イメージ」のジャポニカ伴奏音楽である だから日本のお琴は、正月の「春の海」だけでいい うらぶれた海外の日本料理屋のBGMとして聞くだけでいい 中国のお琴もいい 古琴(こそう)という琴である 日本の単純で生硬な琴に較べると、古琴はその音色も含めて、まるでオーケストラのような多彩な表現力を持っている 古琴の演奏家である伍芳(ウー・ファン)さん(美人!)に言わせれば 「日本の琴は中国から伝来して、そのまま進歩を止めている」 そうである 日本の胡弓だってそうだ 単純だ 「風の盆歌」で二晩ほど活躍したらもう出番はない 中国の二胡の表現力と魅力とは比較にならない まあ日本の楽器でも、三味線・篠笛などはいいな~ それに小学唱歌は世界に冠たる音楽だと思う ―――― ◇ ―――― まだ続く(笑) みなさんは、天才の芸術的な悩みの、挫折の末の自殺だという 私は断定する立場には無いが、そ~ゆ~側面も、もちろんあるだろうけれど、本当は、現実的で単純な原因の自殺にちがいないと私は思う 「人間の生きる様相はいろいろだが、自殺する人間の自殺の原因はほぼ同じで、それは鬱か金である」 というのは、私が、今、作ったばかりの人生の普遍の法則である ○ 彼には巨額の債務があったということだし ○ 鬱だったとも言う 「芸術的な行き詰まり」は、スタイリストだった彼としては言い訳にはなるかもしれない だが、もう中年で、今さら革新的な音楽を生み出すとか、ますます芸術的な高見に至るなど、普通は難しい 芸術なんか、てんでわからない私には、彼は借金と鬱で、「とてもやりきれなかった」のだろうと思う 私でも、借金があって鬱だったら大変だし 鬱なのに借金まであったら、それもまた大変である やはり、やりきれない 復元不可能な可能性がある いや、私ならそのまま転覆である ―――― ◇ ―――― 「不易流行」という 不変の価値(不易)と、時代の趨勢(流行)との関係は芸術に於ける争点である 彼は「流行」の人でもあったろうと思う 英国の流行の音楽をいち早く取り入れ、流行の先取りをすること(だけではないが)で地位を築いたという 明治維新以来、日本のエライ人で本当に独創的だった人物は少ない 竹村健一がいい例である 海外の流行の思想を日本語に翻訳したついでに、自分の創意の思想のように言う 音楽でもそ~ゆ~側面があると思う 自分は不変の価値のあるほどのものを創らなかったという自覚と、さりとて、もう、とても流行の先読みをするほどの若いセンスも喪失した、、、という自覚・・・ 特に、後の理由が痛い とかく都会者は、心の底から沸き上がるメタンガスのような(笑)泥臭いまでの深いルーツがないから、表面のかっこよさ・上澄みを追いかけているうちに、ネタ切れになる (これ、まずいな! 私のブログみたいだ)(笑) ―――― ◇ ―――― それにしても、軽井沢のホテルでの自殺はダメでしょ 自殺は自宅でやってくださいよ そのホテル、大きくはないだろうし、自殺者が出ては、営業的にキツイよ 生活のかかったオーナーや従業員もいることだし 賃貸マンション・アパートでも同じだけれど、家主の立場になれば、簡単に自殺などされてどれだけの損害を被るか? よく自殺する人が、関係者各位に遺書を書き、親には先立つ不幸を謝って、靴をキチンと行儀良く揃えてからダイブするようだが、それでいて、下を通っていた通行人を道連れにしたりする 自殺にも気遣いを! 公共良俗に反しない自殺をしましょう・・・って、無理か? 象と猫は死体を見せないという ホテルに迷惑をかけたくないという心遣い?だと思う 誠意のある動物である お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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