二軍調整中の林、福岡県内の病院で右肩の状態検査
右肩の「肩峰下滑液胞炎」(けんほうかかつえきほうえん)を発症し、二軍調整中の林は、練習に顔を出さずに、石原トレーナー補佐と治療を受けるため、福岡県内の病院へ足を運んだ。球団関係者によると、「状態悪化ではなく、第三者にみてもらうため」。同病院は、右肩痛から復活した安藤が、リハビリ時に通っていた場所。前日12日にティー打撃を75本おこなっており、回復具合をチェックしたようだ。
(鳴尾浜)
★坂、練習試合で一発
社会人・西濃運輸との練習試合に一時は3点リードを奪いながらも逆転負け。平田二軍監督は、「負けたことが収穫。相手は1球に対する集中力がすごい。練習ももっと厳しくする」とカツを入れた。
その中で『3番・二塁』で先発出場した坂は、4打数3安打4打点1本塁打。「公式戦で打たなければ意味がない。結果を出さなければあがれないので、出していきたい」と、再昇格に向けて、気合を入れ直した。
坂3安打4打点で再昇格猛アピール
三回、坂は右越えへ本塁打を放つ=鳴尾浜 阪神・坂克彦内野手(22)が13日、鳴尾浜で行われた西濃運輸とのプロアマ交流戦に「3番・二塁」で先発出場。ソロ本塁打を含む、3安打4打点の大暴れで、再昇格を猛烈にアピールした。
初回に右前に2点適時打を放つと、三回だった。2球目の甘く入った変化球に反応。打球は右翼フェンスを軽々と越えていった。「練習試合で打っても、公式戦で打たないと意味がないですから」。浮かれる気持ちはないが、手応えを感じているのも確か。平田2軍監督も「打って当たり前の選手」と評価は高い。
1軍では17試合に出場し、打率・189と低迷した。それでも7月1日の横浜戦では先制ソロを放つなど、潜在能力の高さは実証済み。「結果を残さないと(1軍には)呼んでもらえない。公式戦でも結果が残せるように準備したい」。V奪還へ向けた最終戦線の起爆剤となるべく、若虎のアピールが続いている。