シーツの神話も、JFKの神話も、なにもかもぶっとんで
ここから、やり直し
神話とか、伝説とか、そんなもんに頼らずに、一から、自分たちの実力を信じてがんばって欲しい。
涙は止まらないけど、まだ終わっていない。
ここでの勝利は、次につながる。
まだ終わっていない!!!
今日は絶対に勝つ!!!!
星野監督「しょぼくれるな!」阪神にゲキ<横浜4-3阪神>◇25日◇横浜
阪神、しょぼくれるな! 08年の北京五輪出場を目指す野球日本代表の星野仙一監督(60)が、シニアディレクターを務める阪神に熱いメッセージを送った。25日、東京都内で行われた野球日本代表公式応援ソングの発表会見に出席。苦しむ阪神に「しょぼくれるな。最後まで何が起こるかわからん」と励ました。
連日の苦杯。24日横浜戦では8回に藤川が逆転打を浴び、痛い敗戦。さらにこの日、今度は藤川がサヨナラ打を打たれ、連敗は6に伸びた。苦境は星野監督も百も承知。巨人-中日戦を観戦後、東京ドームを出る際に「春先の1敗、一つのエラーとかがあとあと、ボディブローのように効いて来るんだ」と苦言も呈した。それでも「あきらめちゃいかん。残り試合、何が起きるかわからない!」と、奮起を促がした。
野球人気の回復を願って日本代表の指揮官を引き受けただけに「こんな面白いペナントレースは、何十年に1回じゃないか」と、盛り上がりは大歓迎。へこたれているひまはない。03年優勝時の「ネバーサレンダー精神」を、今こそ思い出せ。そんな思いを込めた闘将のゲキだ。
何やっとるんや!星野SD怒りのゲキ!
「横浜(スタジアムの阪神)はどないしたんや。この時期に1勝するのは難しい? だから言うとるやろ。あのときの、あの試合。あのエラー。あの逆転負け。あの四球…。春先(の試合)に原因があるんや」
テレビ解説で訪れた巨人-中日戦。テレビブースから姿を見せると同時に、星野監督が阪神球団のフロントの一員(オーナー付シニア・ディレクター)として、深いタメ息をついた。目の前の緊張感と、遠く横浜から入って来る情報…。この時点で阪神戦はまだ八回。しかし過程が見え、結果も予測がついた。それが星野監督のイラ立ちの理由だった。
東京Dを訪れる前にイベントに出席。日本代表公式応援ソングを作成した歌手の奥田民生との会見に臨んだ。「無限の風」のタイトルに心が動いた。
「私の今までの人生にも逆風がありました。でも逆風こそ飛び立てやすいと思っています」
この時点でトラの連敗は「5」。黒星という向かい風に直面しているからこそ、飛躍が可能になる。そういいたかった。
「まだまだチャンスはある。あきらめたらアカン」。それでも会見後には執念を強調して、ゲキを飛ばした。それから数時間。口にしたのは「終戦」に近いコメントだった。
「明日、取り返せばいいやと思っていたらダメ。それがボディーブローのように効いてくるんだ」
だから今、手を打つべし。球児が打たれ、先発陣も不安だらけ。今岡は? 林は? どうやって投手陣を再編するのか? 3位以内なら、まだクライマックスシリーズがある。“春の怠慢”で屈辱の秋を味わっている。この失敗を繰り返さないためにも、「今」にこだわってほしい-。13年間の指揮官生活から得た教訓だった。
V奪回は絶望的となったが、次の戦いがある。目の前に吹く“無限の風”に乗れるかどうか。闘将の怒りの意味を岡田阪神よ、聞け!!