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テーマ:タイガース党(8270)
カテゴリ:阪神2011
阪神・ブラゼル、悲報乗り越え弔い2発!
長さん、見てくれましたか! 阪神はクレイグ・ブラゼル外野手(31)がアーチ2発で広島を撃破。この日、心筋梗塞で急死した渡辺長助チーフスコアラー(享年54)に白星を捧げた。虎ナイン全員が喪章をつけて、再び3位浮上。天国に旅立った渡辺さんに、秋には必ず『優勝』という朗報を届けるぞ!! 天国に旅立ってしまった恩人が白球を運んでくれた。お前がやらんでどうする! 右から左の富山湾からの風に、人情深い名スコアラーの声が混じっているようだった。 明るかった性格を表すように晴れ間がのぞいた二回に先制2ラン。そして涙雨が降り注いだ九回はダメ押しのソロ。ブラゼルが2度のウイニングランで白星をささげた。 「渡辺さん自身もタイガースでプレーされていて、そういう思いに応えたかった。全力プレーするように、一生懸命、きょう頑張りました」 突然の別れだった。球場に出発する直前、宿舎の一室に全選手が集められた。午前中に渡辺チーフスコアラーが心筋梗塞(こうそく)のため、54歳の若さで死去した。前に立つ真弓監督の説明を聞いた。言葉を失った。 「常にチームのためにやってくれている姿を、何度も目に焼きつけていたから…」 阪神3年目の今季。開幕からB砲は不振に陥った。スタメンを外される荒療治を受けたこともあった。渡辺氏は生前、他のスコアラーと共同でシーズン終了後、キャンプ前、開幕前など節目に合わせて数百枚にも及ぶ選手個々のデータブックを作成。完成と同時に各プレーヤーに配っていた。 “3年目のジンクス”に陥っているブラゼルに対し、渡辺氏も必死でスランプ脱出法を探っていた。今月上旬、こんな話をしていた。 「僕らは僕らなりに考えた情報を提供している。でも、僕らがバットを構えるわけじゃない。やるのは選手。だから、僕らは選手と徹底的に話し合っていかないと。選手が納得した上じゃないと、グラウンドで力を出せない。ブラゼルに対しても、もっともっと僕らが努力していかないと」 長距離砲は、その姿をずっとみていた。だから言った。 「思い出はひとつじゃないよ。(渡辺氏が)タイガースが大好きで、野球が大好きで朝早くから一生懸命、チームのため選手のために全力を尽くしてくれていたから」 昨年10月5日のヤクルト戦(神宮)以来の自身1試合2発だった。四回は右中間二塁打、七回にも三遊間を破り、4安打4打点の大暴れ。今季初の月間勝ち越しを決めた。真弓監督も「ちょっとね、当たりが出てきたね」。 全員が喪章をつけて挑み弔い星。3位に再浮上した。まだシーズンは半分も消化していない。昨季47発のブラゼルが残り90試合で渡辺氏に恩返しをする。 阪神、再び3位浮上!ブラゼル2発4打点 チーフスコアラーの死という悲しみを振り払うかのように、阪神のブラゼルが2本塁打を放った。4安打4打点の大活躍で、チームを再び3位に押し上げた。 二回。振り逃げで出塁した新井貴を一塁に置き、福井の直球を捉えた。バックスクリーンへ先制2ラン。「相手のミスの後だし、初球から打てるところは思い切りいこうと思っていた」と言う。九回はダメ押しの7号ソロを放った。 試合前の宿舎で、真弓監督から渡辺チーフスコアラーの訃報を聞いた。ブラゼルは「われわれはプロ。渡辺さんもプレーしてもらいたかったと思う」と左肩に喪章をつけ、気丈に全力プレーをささげた。 25日の巨人戦で本塁打を放ってから、26日に3安打するなど復調気配。真弓監督も「しっかり(球が)見えるようになってきた」と、大砲の復活を喜んだ。(共同) 平野(五回に適時打) 「ちょうさん(渡辺チーフスコアラー)のおかげで打てた」 マートン(3安打) 「勝ててよかった。ラッキーだった」 阪神、涙の白星!ブラゼル大暴れで7点快勝 阪神は打線が繋がり快勝。ブラゼルは4打数4安打2本塁打で、4打点の活躍を見せ、監督不在の広島を相手に白星を挙げ3位に浮上した。 富山湾からの風に白球が乗った。ブラゼルが二回、バックスクリーンへ先制2ランを運んだ。「相手のミスの後だし、初球から打てるところは思い切りいこうと思っていた。(相手先発は)ルーキーだし、早い回に点を入れたかった」。 0-0の二回だった。先頭の新井貴が振り逃げで出塁(記録は三振と暴投)。前カードの巨人3連戦(甲子園)で打率・455、1本塁打、3打点と大暴れした大砲は、広島のドラフト1位・福井(早大)の初球の直球を見逃さなかった。2試合ぶりとなる6号2ランで、北陸の虎党に完全復活した姿をみせつけた。 この日の朝、渡辺長助チーフスコアラーが富山市内のホテルで心筋梗塞(こうそく)のため、死去。54歳という若さだった。選手には宿舎出発前に球団側が説明。関係者によると、全員が沈痛の面持ちで事実を必死で受け止めていたという。現役を退いてからは1、2軍のコーチや合宿所の寮長を歴任するなど猛虎再建の屋台骨となった渡辺氏へ、何としても白星をささげたかった。 福井とは公式戦初対決。チームは今季、“初モノ”に1勝7敗と分が悪かったが、五回には3点を加え、九回にはブラゼルが2本目の本塁打を放った。投手陣は榎田-藤川球と繋いで反撃を許さず白星を飾った。 阪神・ブラゼル、6号バックスクリーン弾 阪神のブラゼルが二回に6号先制2ランを放った。振り逃げで出塁した新井貴を一塁に置いて、福井の直球をバックスクリーンへ。「相手のミスの後だし、初球から打てるところは思い切っていこうと思っていた」と振り返った。 飛ばないとされる統一球に苦しんできたが、25日の巨人戦で本塁打を放ち、26日も3安打と復調気配。左の大砲は「ルーキーの投手(が相手)だし、早い回に点を入れたかったので良かった」と喜んだ。 虎マートン、渡辺さんに捧げる猛打ショー 天に召された“恩師”を送り出すように、3度快音を響かせた。恩返しの気持ちをバットに込めたマートンが、勝利を呼び込んだ。 「勝ってよかった。(自身の打撃は)いつも通りだよ。福井は新人だど、いいピッチャーだったから、勝ててラッキーだった」 自身の活躍より、勝利を捧げられたことを喜んだ。三回に4試合連続安打となる右前打を放つと、1点差に迫られた直後の五回に、打者一巡の攻撃を呼び込んだ。無死一、二塁から中前へ。広島の先発・福井を満塁の窮地に追い込み、3得点を演出した。 八回にも右前へ放ち、今季7度目の3安打固め打ちで、打率は・311に上昇。何としても勝ちたかった試合で、白星を引き寄せた。 この日の試合前、渡辺チーフスコアラーが心筋梗塞のため亡くなった。チームを支えてきたスタッフの訃報に、M砲も強く心を痛めた。 「家族の一員だと思っていた。自分もすごくお世話になった。人生は急転することがあるという証ではあるんだけど、すごく辛いことだよ」 今では打つことが当たり前になった男にとって、スコアラーは欠かせない存在だ。来日1年目の昨季は毎試合、野球ノートをつけた。受け取ったデータや傾向をベースに、対戦して感じた印象などを書き込んだ。日本野球への適応やシーズン214安打の新記録樹立の裏には、データ班との“共同作業”があった。 オフにアメリカへ帰国するときには、スコアラーから自身の安打集と守備シーンをまとめたダイジェスト版のDVDを受け取り、虎2年目の準備をした。異国の地での成功を常に手助けしてくれた仲間のために戦い、少しだけ頬をゆるめた。 「きょうは本当に、勝てたことがよかった」 バスに乗る前に、もう1度同じフレーズを繰り返した。天国の戦友に届け-。冥福の祈りと朗報を、マートンは捧げていく。 阪神・マートン、今季7度目の猛打賞! 阪神・マートンは6月12日の西武戦(西武D)以来、今季7度目の猛打賞(通算31度目)。マートンが猛打賞の試合は今季4勝3敗。昨季、猛打賞は24度を数えた。 3安打を放ち、今季70安打目。このままでいけばシーズン187本ペース。ちなみに昨季は日本記録となる214安打を放った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 29, 2011 05:52:17 AM
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