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カテゴリ:その他のジャンルの日本の小説
![]() ロスジェネの逆襲/池井戸潤【RCP1209mara】オンライン書店boox 「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」の銀行員・半沢直樹が活躍するシリーズ第三弾。 バブル期の男子学生就職先ナンバーワンは、証券と銀行だった。その次がメ―カ―で、公務員は地味だと言われて人気がなかった。しかしその後バブルがはじけて、あれよあれよという間に証券会社はつぶれるわ、銀行はやたら合併してひらがな名前が増えたり名前が長くなるわ、あげくに不人気だった公務員が今は一番人気である。あの頃のリアルバブル入行組も、さぞや幾多の波を被ってきたことだろう。 さて、フィクションの世界のバブル入行組・半沢直樹も、なかなかヘビーな人生を送っている。出向という形で銀行からは出され、系列子会社の証券会社で働いている。今回相手先から持ち込まれた案件を、なんと親会社である銀行の証券営業部がかっさらい、その親玉がかねてから因縁のある相手だったことから、半沢は前代未聞の方法で大手銀行に対抗する。とはいっても、相手憎しで対立するわけではなく、理不尽な銀行のやり方に怒ったからである。 銀行内の人間関係、そして半沢の仕事相手の会社の事情、そもそもこの案件が資金力と実績のある銀行ではなく、子会社の証券会社に持ち込まれた理由など、真実が明かされる中で、“出向組”であることと“バブル世代”であることから二重に半沢に反発していたロスジェネ世代の部下・森山が、どんどん半沢に感化されてゆく。そして恨みつらみを抱くだけだった人生から脱却し、仕事とは何かに目覚めてゆく。これはバブル世代半沢の復活物語であると同時に、ロスジェネ世代森山のビルドゥングスロマンともいえる。 数々の台詞に代表される半沢やバブル世代の男たちのカッコよさが半端でないのだが、誰もはっきりしたものが言えなくなっている現在、フィクションくらいは、これくらいの思い切りの良さがあっていいだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
September 11, 2012 12:03:05 AM
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