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September 20, 2014
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スコットランドがイギリスから離れることはなくなりました。女王まで担ぎ出してきたのですから、キャメロン首相はほっとしたことでしょう。でも一方で16000人が独立したいと思っていたということですね。
こちらはイギリスの島が舞台のミステリーです。

青雷の光る秋
Blue Lightning
アン・クリ―ヴス

シェトランドが舞台の4部作、第四弾。冬に始まった物語は、物悲しい秋で幕を閉じる。季節がこれから冬に向かうごとく、物語の主人公・ぺレス警部もまた厳しい試練に立ち向かう。

 ペレス警部は第一作『大鴉の啼く夜』で知り合ったフランと遂に婚約し、彼女を両親に紹介するべく、ふたりで故郷のフェア島を訪れる。だが、島のフィールドセンターでひらかれた婚約祝いパーティの直後、センターの職員アンジェラが殺される。折からの嵐でシェトランド本島との交通が途絶したため、単身捜査を開始した警部だが、奮闘むなしくついには第二の殺人が起こる。

 故郷における殺人事件なので、ぺレスにとっては、たとえ一人で捜査することになったとしても、犯人を特定するのは比較的容易いかと思われた。しかし、かえって誰もが顔見知りであることが捜査を困難にさせる。必ずしも表側に見せている顔だけが彼等の真実の姿とはならず、皆秘密を隠している。また、日ごろ事件に慣れていない人の中には、その危険も顧みずに捜査を始める人達まで現れる。更に、嵐で捜査陣が島にやってくるのが遅れてペレス警部の孤軍奮闘の体になり、交通が再開したかと思えば、折から珍しい鳥飛来のニュースが飛び交いバードウォッチャー達という部外者も島に多くやってくる。その上、ぺレス警部はプライベートでも大きな局面を迎えていた。最終作とあって、捜査のハードルは結構高い。『野兎を悼む春』で祖母を亡くした事件を担当し、刑事として成長したサンディ刑事が今度は脇役に回る。

 結婚という一つの山を迎えたフランや、確執がある父親との関係を描くプライベート・ラインと、捜査を行うパブリック・ラインの両面で物語は進む。全体的にゆったりしたテンポで進行するが、解説で「カタストロフがやってくる」と書かれていた通り、ラスト近くで事件が起こってしまう。
。普通完結編となれば、主要人物に幸せがもたらされ、めでたしめでたしとなるところだが、四重奏シリーズはそうではない。このラストに衝撃を受けた読者はかなりいたようで、それらしき感想をネット上でよく見かけた。四部作はひとまずこれで終わりだが、続編も書かれているそうなので、ある決意をしたペレス警部のその後が見られる日も遠くないだろう。『白夜に惑う夏』では、効率最優先の刑事に比べて、じっくり人の話を聞くペレス警部を肯定的に描いていたが、新シリーズでは彼がどう変わってゆくのか、興味が尽きない。


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最終更新日  September 20, 2014 10:27:57 AM
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