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October 2, 2016
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みなさん、こんばんは。
映画17歳の肖像を見ました。
オープニングクレジットに出て来るイラストが全部勉強に関係したものなのですよね、これ。


17歳の肖像
An Education

出演
ピーター・サースガード キャリー・マリガン ロザムンド・パイク エマ・トンプソン アルフレッド・モリーナ

監督
ロネ・シェルフィグ

 1961年、16歳のジェニーは、ロンドン郊外の街で平凡で退屈な日々を送っていた。父は成績優秀な娘をオックスフォード大学に進学させようと躍起になり、彼女はそのことに反発を覚えていた。そんなある日、彼女はデイヴィッドという年上の男性と出会い……。

 レポートは常にAプラスで先生の覚えも良く、課外活動のクラブではチェロ奏者、優等生といっても孤高の存在ではなく、気の置けない友人が数人、一応BFもいるジェニーは、よくある優等生タイプ。ちょうど16歳とあって、大人の矛盾や俗物に敏感になる現実的な面と、すぐそばでキラキラしている大人への階段に憧れを抱く夢想家の面が並立している。そんな狭間の時期だからこそ、少し年上のディヴィッドに惹かれた。もう少し分別がつけば、彼の胡散臭さや調子の良さを見抜いて、すぐに別れは訪れたはずだ。

 そう、これはハッピーエンドで終わるラブスト―リーではない。原題はAn Education。
学歴のない父の期待を一身に背負ったジェニーが 「勉強は退屈でしんどい。教える方だってそうでしょう?今も退屈で、これからも退屈、私の人生の最後まで、全部退屈で埋めろって言うの?Studying is hard and boring. Teaching is hard and boring. So, what you're telling me is to be bored, and then bored, and finally bored again, but this time for the rest of my life? 」と一旦背を向けた後、再びこの先の人生を送る支えとして戻ってくる「教育」の意義について説いている。説く、といっても上から目線で「馬鹿な男に騙されないために教育は大事ですよ!」と言っているわけではない。

 もう一つのEducationの意味は、ディヴィッドとの恋や大人の友人達との付き合いを通じてジェニーが学ぶ「学校では教えてくれない学び、教訓」の事でもある。私達の誰もが、おそらく似たような道を通ってきたはずだ。人生のどこかで、親を含めた大人達の世界と接し、今まで習ってきた事との不整合に気付く。正しいと思ってきた親や大人達の矛盾や弱さ、華やかなオークションの世界や豪勢なパリ旅行を支える、小狡い盗み。ただ気付くだけではない。痛みややるせなさや情けなさなど、感情が伴う。その過程を経て、みな、自分なりの生き方、正しい道を見つけていく。一少女の姿を通じて、そんな人生の一過程を見せられる。

 設定として面白かったのは、ジェニーの家庭で母親の存在感が薄いことだ。ジェニーの夜更かしを黙認するが、対立する父親と彼女の間に立ってフォローする素振りはない。ラスト近く、傷ついた彼女に食事を持っていくのも父親で、このような作品の場合「同性であるが故に母親との絆の方が深い」描写を持ってくることが多いだけに、新鮮だった。
また、ジェニーがディヴィッドの家を訪ねていくと、妻(そう、妻も子供もいたのだ!)がこういった事にいかにも慣れた風に「またなの?まだ若いじゃないの。妊娠はしてない?」と何度も通ってきたプロセスを繰り返すように、激怒もせず夫の浮気相手に淡々と接している場面も印象に残った。


17歳の肖像
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最終更新日  October 2, 2016 12:02:57 AM
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