映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。記憶って大事ですよね？もし自分の記憶に自信がなくなったら…本作はそんなヒロインが主人公の映画です。


リピーテッド
BEFORE I GO TO SLEEP

出演
ニコール・キッドマン　コリン・ファース　ジュリエット・ルイス

目覚めると前日までの記憶が全てリセットされてしまう特殊な障害があるものの、献身的な夫に支えられ日々を送っているクリスティーン。ある日、医師だという人物から電話がかかってくる。それを受けたクリスティーンは、夫に黙って彼のもとで診察を受けていると聞かされ、数週間前から自分が毎日の出来事を映像で記録していることも教えられる。その映像を捜し出して再生する彼女だったが、そこには信じられない光景が収められていた。

「あなたは誰？Who are you?」
「君の夫　ベンだI'm your husband... Ben.」
「何ですって？What?」
「１９９９年に結婚した。１４年前だ。クリスティーン、君は40だ。We got married in 1999. That was 14 years ago. Christine, you're 40. 」
壁にはぺたぺたといろんな写真が。結婚式。二人で映っている写真。
「君は事故にあった。大変な事故でケガを負い、記憶障害を抱えてるYou had an accident. It was a bad accident. You had head injuries. And you have problems remembering things. 」
「それってどういうこと？What things? What...?」
「すべてを忘れるんだ。君は一日分の記憶しか覚えられない。朝起きれば記憶はなくなる。君は２０代の記憶しかない。僕を信じてくれ。Everything. You store up information for a day, and when you wake up in the morning, it's all gone. You're back to your early 20s. You'll be okay. Just... trust me. 」
「I'm scared. 」

　最近映画によく出る前向性健忘ですね。。この場面を一回目に見た時は、『私の頭の中の消しゴム』じゃないか！コリン・ファースが優しい眼差しと痛ましげな表情がうまいものですから、何度も何度も相手が忘れてしまった悲しみを口にして、相手が自分を愛していたことも忘れたのだと自覚させられて、そんな日々を耐え続けるなんて、なんて献身的な夫なんだ！とすっかり共感してしまいました。

　事がわかってからコリン・ファースもがらりと目つきが変わります。　断片的にクリスティーンが在りし日のことを思い出すシーンがあるのですが、その時に映る「夫と子供がいながら愛人に溺れ、でも愛人と逃げる気はない悪女」と不安に怯える今の彼女が全く違っています。ニコール・キッドマンの演技力ですね。
　

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