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みなさん、こんばんは。クリスマスケーキに並んでいる人の列を見ると好景気が戻ったのかな？とも思えるのですが…あまり実感がありません。

人気テレビシリーズもトム・クルーズ主演となると派手ですね～。

ミッション：インポッシブル／ローグ・ネイション
MISSION: IMPOSSIBLE ROGUE NATION

出演
トム・クルーズ　アレック・ボールドウィン　サイモン・ペッグ　ジェレミー・レナー

監督＆脚本
クリストファー・マッカリー

正体不明の多国籍スパイ集団“シンジケート”をひそかに追っていたIMFエージェントのイーサン・ハントは、ロンドンで敵の手中に落ちてしまう。拘束された彼が意識を取り戻すと、目の前に見知らぬ女性と、3年前に亡くなったはずのエージェントがいた。拷問が開始されようとしたとき、その女性は思わぬ行動に出る。

ハリウッドスターのトム・クルーズ主演の世界的大ヒットシリーズ『ミッション：インポッシブル』の第5弾。Rouge Nationってならず者国家のことなんですね。オリジナルはピーター・グレーブス演じるフェルプス君がリーダーになって、変装、メカニック、力持ち…など特殊能力を持つメンバーが作戦を遂行するパターンでしたが、今回はトムの独り舞台でした。仲間はいるのですが、正直誰がどんな能力の持ち主なのかはっきり示されません。まあ今の時代、パソコンが使えればほとんどの事は代用できるので、メンバーの差別化はなくなってしまったのかもしれません。毎回指令を受けるフェルプス君とエージェントとの間のやり取りを経て「なお、このメッセージは自動的に消滅する」としゅうしゅう煙を上げる場面がやはり冒頭に登場するのに、今回はその指令すら偽で、もうオリジナルの影もありません。

　その代わり、トムのジャッキー・チェンばりのスタントなしアクションが新たな目玉となりそうです。前作「ミッション：インポッシブル ゴースト・プロトコル」ではブルジュ・ハリファ（ドバイにある世界一高い超高層ビル）の外壁を滑り降りていくシーンが登場しましたが、今度は冒頭から離陸する軍用機のドア外部に張り付き、時速400キロで高度1500メートルに上昇する機体内へ侵入！シーンがあったり、ウィーンオペラ劇場で『トゥーランドット』上演中に狭い照明装置で敵と戦ったり「いや、ケガしたらどうするの？」と現実に戻ってハラハラさせました。

　「ならず者国家」と言われながら実は国ではなく、国を越えた組織が存在することや、英国が組織存続のためにフェイクの悪者を作り出す件などは、現代を反映した作品になっていました。


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