映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

みなさん、こんばんは。山下智久さんもジャニーズを退所しますね。
映画​祈りのちから​を見ました。

祈りのちから
War Room

　ある日、老婆クララは、家を売却するため不動産屋のエリザベスを呼んだ。彼女は働きながら夫トニーとともに、小さな娘と生活していた。一見理想的なこの家族は、ある問題を抱えていた。その問題に気が付いたクララは、彼女を自室のウォークインクローゼットに案内した。そこは人生を幸せにおくる為の祈りの部屋であり、クララは彼女に神に祈ることを勧めた。最初は渋々だったエリザベスだが、祈り続けることで、彼女の周りに不思議な出来事が起こり始める。

　夫が忙しさにかまけて家庭を顧みず、一方妻も夫への不満を吐き散らかしては子供の事をおろそかにしていて互いの間に不満が募る。相手を憎むのではなく、相手を憎ませる自分の中のサタンを追い出すことで幸せになろう、という論法。「人を裁くのは神しかできない」として直接の対象を憎まず断罪しない―つまりは直接対決しないで済むとてもいい考え方ではあるが、これは良しあしだったのでは。本編が宗教映画だからこの結末だが、何があっても相手を敬って愛し続けても、相手がいい気になって増長するというパターンも考えられる。それにしても本当なら自社の商品横流ししていたら告発されてしかるべきなのに、夫は実に運がいい。

　最後にクララが「神の戦士として戦わせてくれ」みたいなことを言う。もちろんこの場合戦う相手はサタンなのだけれど、やはり信者はファイターたり得るのか。ならば聖戦と称して戦えるのは世間が危険視しているイスラム教徒だけではないのか。近代の歴史においてはないが、キリスト教徒も過去において宗教の名の元戦ってきたわけだし。

　但し自分の家に一人で祈れる場所を持つというのはいいアイデアだ。日々の忙しさに紛れるとなかなかじっくり考える時間も場所もない。



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