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January 13, 2022
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みなさん、こんばんは。
歌手で俳優の香取慎吾さんが28日、一般女性と結婚したことを発表しましたね。

今日はベネディクト・カンバーバッチが主演した映画の原作を紹介します。

パワー・オブ・ザ・ドッグ
トーマス・サヴェージ
角川文庫

 モンタナ州で広大な牧場を営むフィルとジョージのバーバンク兄弟は、二歳違いで仲良く牧場を切り盛りしていた。フィルは体中に傷がある生粋のカウボーイだが頭脳明晰で、音楽や美術の才もあるという一種の天才だ。弟ジョージは優しい性格だが成績不良で大学を退学。いい歳をした二人が独身であることに思う所のある人達はいたものの、独善的なフィルに物言える人はいなかった。そんな時ジョージが地元の未亡人ローズと出会い結婚。フィルはローズとその息子ピーターが気に入らず、執拗に攻撃を仕掛けてゆくのだが。

 一九二五年といえば大戦が終わり、アメリカでは狂騒の20年代と言われる時代だ。ウォール街の株暴落が人々の人生に影響を与えているように、もう西部開拓の時代ではない。しかしフィルは頑なに認めず、ウッドロー・ウィルソン大統領に対しても辛口だ。一方ジョージは「人は時代とともに変わるべきだと思うよ」と至極まっとうな考えの持ち主。考えは違っても、何もなければフィルの意見が大勢を代表し、何事もない日常が続いていったはずだった。ところが彼の妻と息子という第三者が登場したことで、ジョージに自信がつき、今までと違った彼にフィルも戸惑い、その恨みはやはり第三者に向けられる。

  「わが魂を剣から解き放ちたまえ。わが愛を犬の力(The Power of the Dog)から解き放ちたまえ」
 タイトルは旧約聖書の詩篇二十二章二十節から来ている。その二十二章は、苦難と敵意にさいなまれる民がその窮地からの解放を神に願う件であり、“剣”も“犬”も、民を苦しめいたぶる悪の象徴という意味である。さて、本作の犬とは何なのか。そして犬はどのように退治されるのか。そう、退治されるのだ。なぜならば悪だから。圧倒的な力を持つ犬を、誰がどうやって倒すのか。

 ドン・ウィンズロウに同タイトルの作品があるが内容は全くの別物。カウボーイものともう一つ別の要素から『ブロークバック・マウンテン』を比較に挙げる読者もいる。

 作家のサヴェージ自身は父親とは死別していないが、再婚相手と暮らし、母親がアルコール依存に陥るのを間近で見ている。自伝的な要素がピーターに投影されている。

ベネディクト・カンバーバッチ主演&ジェーン・カンピオン監督映画原作。


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最終更新日  January 13, 2022 12:25:21 AM
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