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みなさん、こんばんは。高木美保選手が500メートルで銀メダルを獲得しましたね。今日もジンジャー・ロジャース主演映画を紹介します。
また今日から3日間ビリー・ワイルダー監督作品を紹介します。

少佐と少女
The Major and the Minor

監督＆脚本
ビリー・ワイルダー

脚本チャールズ・ブラケット

出演
レイ・ミランド　ジンジャー・ロジャース　ロバート・ベンチリー

　スーザンはニューヨークで頭皮マッサージ師として生活をしていたのだが客からセクハラを受けて都会生活に失望し、仕事を辞めて故郷へ帰ることにする。しかし、わずかな貯金を使って帰りの列車の切符を買おうとするも料金が値上がりしていた。そこで彼女は12歳の少女・スースーに変装し料金を半額で済まそうとする。しかし、列車に乗り込んだまではよかったものの、あえなく車掌に正体を見破られてしまう。スーザンはとっさに列車の個室に逃げ込むのだが、そこで一人の陸軍少佐と出会う。少佐はスーザンが少女であると信じて匿うが、途中で少佐の婚約者パメラに見つかる。可哀想な身の上の少女だと信じたパメラはスーザンを自宅に泊めるが、パメラの妹ルーシーはスーザンが大人であることを見破り、秘密を共有することでルーシーとスーザンは仲良くなる。

　当時31歳のジンジャー・ロジャースが13歳の少女に扮するっていくら映画でも無理がある。何せ背がごまかせないし、話し方をいくら甘ったるくしてもちょっとね。いや皆なんでだまされるわけ？と思ったが、実はジンジャーが似たような事を実生活でしてたらしい。彼女が寄席の演技でアメリカを旅行していて、母親のレラE.ロジャースに運転手が付いていたとき、全額を支払う余裕がなかった。ジンジャーは、より安い運賃のために、ストッキングを下ろし、古い台車を幼い子供のように見せることで、若いふりをしなければならなかったらしい。そっちの方が驚きだ。ちなみにレイ・ミランドが相手役に選ばれたのも偶然。こっちの方がドラマみたい。ビリー・ワイルダーがある晩スタジオから車で家に帰る途中で赤信号になりレイ・ミランドを隣に乗せた。その時衝動的に、ワイルダーが「今映画を撮影してるけど参加する？」と呼びかけ、「もちろん」と答えたので脚本はミランドに送られた。


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