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December 16, 2023
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カテゴリ:松山ケンイチ
みなさんこんばんは。NHKの元キャスターだった磯村尚徳さんがなくなりましたね。 
NHK大河ドラマどうする家康を見ました。

脚本
古沢 良太

出演
岡田 准一 有村 架純 広瀬 アリス 松本 潤 ムロ ツヨシ 野村 萬斎 阿部 寛
松重 豊 山田 孝之 イッセー 尾形 小手 伸也 音尾 琢真 大森 南朋 山田 裕貴
杉野 遥亮 波岡 一喜 甲本 雅裕 松山 ケンイチ 橋本 さとし 猫背 椿
松本 まりか 北川 景子 志田 未来 真矢 ミキ 板垣李光人 木村 昴 藤岡弘 
リリー・フランキー 寺島進 角田晃広 溝端淳平 渡部篤郎  野間口徹 松嶋菜々子
里見浩太朗 酒向 芳 立川談春 田辺誠一 市川右團次 古川琴音 中村勘九郎
松井玲奈 飯田基祐 北 香那 古田新太  眞栄田郷敦 白洲 迅 毎熊克哉 伊東 蒼
佐藤隆太 和久井映見 高畑淳子 山田真歩 淵上泰史 深水元基 中村七之助
徳重 聡 浜野謙太 福澤 朗 駿河太郎 吉村界人 佐藤浩市 木村多江 村雨辰剛
森崎ウィン 松本若菜 宅麻 伸 忍成修吾 池内万作 高橋 努 阿部進之介 濱津隆之
村杉蝉之介 でんでん 玉山鉄二 マイコ 井上祐貴 田山涼成 栁 俊太郎
津田寛治 吹越 満 森崎ウィン 寺島しのぶ 小栗旬

貧しき小国・三河の岡崎城主・松平広忠の子として生まれた松平元康(のちの家康)は戦乱で父を失い、母とも離れ、駿河の大国・今川家のもとで人質として暮らしていた。今川義元に見込まれた元康は不自由ない生活を保障され、十分な教育も受け、やがて今川家重臣・関口氏純の娘・瀬名と恋に落ちる。そんな今川家に染まる姿を、元康に付き添っていた石川数正、鳥居元忠ら三河の者たちは苦々しく思っていた。

ある日、父の墓参りに三河・岡崎を訪れた元康は、そこで父に仕えていた酒井忠次など旧臣たちと再会。彼らが今川家に不満を抱き、松平家再興の思いがくすぶっていることを知る。しかし、義元を慕う家康にとって、彼らの思いは重荷でもあった。

1560年(永禄3年)、今川義元は、織田領である尾張へ進撃する。元康は妻子たちに別れを告げ、織田軍の攻撃を受ける大高城に、兵糧を送り込む任務に就いた。敵方の猛攻をくぐり抜け、大高城にようやくたどりつき、喜んだのもつかの間、桶狭間から衝撃の知らせが届けられる! しかも、大高城に押し寄せるのは、あの織田信長! 幼いころ、信長と一緒に過ごした時の忌まわしい記憶が、元康の脳裏によみがえる。織田軍に包囲される中、家族が待つ駿河に戻るか、故郷の三河へ進むか、それとも籠城か。

第1回「どうする桶狭間」
武士が激しい領土争いを繰り広げていた戦国時代。尊敬する今川義元のもとで、人質ながらも楽しい生活を送っていた松平元康、のちの徳川家康は、心優しい姫・瀬名と恋に落ちる。このまま幸せな日々が続くと信じていたある日、織田信長が領地に攻め込み、元康は重要なミッションを任される。命からがら任務を果たしたものの、戦場のど真ん中でまさかの知らせが! どうする元康!?

いきなり神君がリカちゃんごっこにはまってるのか?と思いきやラストの台詞でこれは竹千代が信長にやられていたことでは?凄いな俺の白兎発言。大河が山河令 いやブロマンスになってしまった。プリンスから一転敵に首を取られた太守の息子になった雨に濡れる氏真が美しい。

このコスプレは 「平清盛 」鎮西八郎為朝ですね。懐かしい。さすが柘植さんデザイン。

第2回「兎と狼」
織田信長(岡田准の大軍に取り囲まれ、絶体絶命のどうする松平元康!包囲網を突破し、瀕死の状態で故郷・岡崎の大樹寺に逃げ込むも、さらなるどうする!

過去編信長が「平清盛」 禿スタイルで言葉責め&実力行使なさるどう見てもここだけ世界が違う。虎としての覚醒を口にした家康に満足そうだが本気になった獲物を狩るのも狩人の醍醐味。元仮面ライダー 藤岡弘 VS 岡田准一 のガチ勝負熱望。あれだけ裏切られた人生を送っていれば迷う家康

第3回「三河平定戦」
故郷の三河・岡崎へ戻った松平元康は、打倒・織田信長を決意するが、弱小の松平軍は全く歯が立たない。一方、今川氏真は援軍をよこさず、本多忠勝らは織田に寝返るべきだと言い始め、駿河・駿府に瀬名を残す元康は今川を裏切れないと悩む。そんな中、伯父の水野信元が岡崎城に“ある人”を連れて来る。それは16年前に生き別れた元康の母・於大だった。

濃い顔族2人がいる国は本当に甲斐なのか。今川や武田が松平を助けてくれると思い込んでいた甘さを於大達大人にガツンと思い知らされ、更に家臣に懇願され戦国大名への道を歩み始める元康。回を重ねる毎に兔語録が増えてゆく。鉄砲より日本武道が好き&得意そうな織田信長

えびすくいをして喜んでいた冒頭から共に戦っていた武将を裏切り織田家への土産にする策にのり妻子を思って何とも言えない表情を浮かべる元康まで感情の波が激しい三河家臣団。「織田についたほうがいい」と喧嘩になってもここで分裂しないのが団結の強さ。殿に決断を迫る辛い役目は宿老。

向こうに大きな木々と緑が見える吹き通しの廊下がとても涼し気な甲斐の国。ただ何の柵もないので熊とか猛獣もフリーダムにやってきそうだがこの信玄なら素手でのしてしまいそうだ。

第4回「清須でどうする」
松平元康は織田信長が待つ尾張・清須城へ向かった。幼き頃に織田に捕らえられていた元康は、再会のあいさつ代わりに信長と相撲を取ることに。クセ者・木下藤吉郎や信長の妹・お市の方を紹介される中、信長から盟約を結ぶ代わりに、驚くべき条件を提示される。一方、駿河・駿府に残された元康の妻・瀬名は、今川氏真から元康と離縁して、自分に仕えろと迫られる。

「乱世は面白い 力さえあれば何でもできる」と夢を語りながら誰よりも乱世に翻弄された戦国美姫お市の方。シスコン信長に初恋を実らせてもらえそうになるが自らの判断で退くオトコギと白兎をうまいように使えという怜悧さと。白兎は織田家では共通言語なのか。

頬を上からなぞりぴたぴた叩いたあげく何度か平手打ち、そして顎クイ。昼間っから遠慮のない信長様&白兎ラブシーン(違う)。平清盛 「死にたくなければ強くなれ!」忠盛が清盛を雨の中で叱咤したように信長もスパルタで幼い白兎家康を鍛えていた。

この盟約を正面から撮ると真ん中に秀吉がいて本ドラマで初戦国三英傑が揃う。皆から蹴飛ばされ名前も呼ばれないながら信長の意図を正確に掴みかつ信長から叱責もされないという不思議な存在として登場する秀吉。ストーカーのように元康とお市を見ている柴田勝家。

第5回「瀬名奪還作戦」
今川に捕らえられた瀬名救出のため、元康は家臣達の嫌われ者・本多正信を頼る。正信は服部半蔵と奪還作戦に臨むが。

まさかのタイトルに続が。眼鏡なし鵜殿殿 #野間口徹 かっこよき。「虫けら」と罵られ大鼠の犠牲で火が付く服部半蔵。手裏剣もうまくない服部半蔵といかさま師扱いされる後の知将偽本多こと本多正信。失敗した二人にチャンスを与えてくれたからこそ家康に尽くすことに。

余計な人数まで増えてくる奪還作戦をやれるかやれないか?と聞かれて「やれと言われたことをやる」と答える大泉プロフェッショナル忍者の流儀

第回「続・瀬名奪還作戦」
氏真は元康に対し「降伏しなければ瀬名たちを皆殺しにする」と通達する。正信は元康に「今川家重臣を生け捕りにし、瀬名たちと人質交換する」という更なる秘策を提案。実現困難ともいえる大胆な策だが、元康はすべてを託すことにする。正信の命を受けた半蔵は難攻不落の上ノ郷城に忍び込み、やがて火の手が上がる。

溝端淳平 さんにこんなにロン毛が似合うとは。テーマカラー青が哀しみを称え虚ろな瞳で誰も信じられない偉大な父を持った重圧に苦しむ息子から元康を討たなかったことで今後の駆け引きをも考える領主に成長していく。

城攻めの手練れと於大の方に売り込まれた久松俊勝だがあっけなく鵜殿長照に位負け。ひょろひょろ~と逃げてくる俊勝が本当に上ノ郷領を貰っている(妻の押し強!)。服部半蔵が嫌いだった忍びを好きになりかけたと独白中に握り飯を掻っ込むやっぱり忍達嫌い!となる。松本まりか 様美しい

第7回「わしの家」
元康は、家康と名を改める。国をまとめたいと願う家康だが、三河内の争いも絶えず、三河統一は遥か先の話。そんな中、民衆の間で一向宗が人気と瀬名から教えられる。家康は宗徒が集まる本證寺に潜入すると、そこには寺内町という巨大な町がつくられ、住職の空誓は、「民が苦しむのは武士のせいだ」と説いていた。家康は一向宗への対抗を命じるが。

今日の紀行巡礼は八丁味噌。語りは 松重豊 さん。ますます孤独のグルメ になってきたじゃないですか!(笑)

久々に妻と会えて嬉しいんでしょ?と言ってる事はいいが下ネタの絡め方と言い方が嫌らしすぎる藤吉郎最高。三河に勝手にやってきて鷹狩ならぬ謀反人狩りをやって(言わないけど白兎のため)「わしの家とか甘い事言ってんじゃねえ!」と喝を入れて帰っていく白兎LOVEが止まらない信長。

韓ドラのファンミ感覚で一向宗集会に潜入する嫁ズ。やつしがはまりすぎる夫は僧侶に「戦をしないためにはどうすれば?」とストレートに問うが「世界が違う」といなされる。自分の領内に治外法権の自治領を作られるのは信長の最も嫌う所であり後に堺や本願寺の悲劇も。三河一向一揆始まる

第8回「三河一揆でどうする!」
一向一揆に加え、家臣の裏切りが相次ぎ、三河は大混乱!家康は、半蔵を本證寺に潜入させ、内乱を仕掛けるが、そこで目にした意外な人物とは!?

亡くなってからも株爆上がり中の太守様引用したのは信頼・兵・食のうちいずれを捨てるかを弟子に問われた孔子の有名な「民信無くば立たず」最初と最後に登場し大正解「この世の主は民」を伝え民からの信頼こそ大事と説く。本作の太守様はほんに君主の器なり。

軍師登場シーンは二度あり最初は顔を写さず隠れていた半蔵だけに顔が見える。二度目ははっきり映り家康スナイパーも正信とわかる。正信の脚は何ともない。お互いの気配を察する正信と半蔵はやはり好敵手。嫌がってても忍びでしかない半蔵ズ。エンディングがタルカスっぽかった 平清盛

瞬時に忠勝に吉良からの誘いが来たことを悟るほど敏いのに、まるで選挙演説のような戦名乗りと絶対戦場で使えないコスプレと幟で出てっちゃう使えない奴。後の小牧長久手で武功を挙げる榊原康政もただいま絶賛成長中。

第9回「守るべきもの」
一向宗徒の軍師は本多正信だった!泥沼化する戦い、相次ぐ家臣の裏切り、追いつめられた家康が選ぶ選択とは?三河一向一揆、ついに完結!

アヴァンタイトルから単独で映り幼い日に別れた女性との淡い恋など今回は 松山ケンイチ 劇場。大久保忠世と戦国コンフィデンスマンやってた因縁から彼に鉄砲で撃たれ追放。 おんな城主直虎 の時には 六角精児 演じる正信が下足番の井伊直虎にアドバイスしていた息の長い家康家臣。

信玄が千代女を引見する部屋のバックが吹き抜けで高い木々が見えて気持ちよさげ。騙し討ちと多くの民の死によって勝ち取った三河一向一揆集結。度重なる苛酷な状況によって強かさを身に着ける家康。困った時の酒井忠次宴会芸えびすくい。

鳥居元吉の二者一択でこの路線に舵を切ったのが織田信長で秀吉は表向き皆信じている風を見せながらも後年は裏でいろいろと罠をしかけそうな気がする。

今回は抹茶。井之頭五郎さん抹茶アイス食べるかなあ(笑)

いつもローマリゾート風武田邸が映る度に吹き抜けで風通し良さそうでおまけに森林浴も出来て空気もいい!いいなぁと思うが冬は障子とか一切ないのか雪が吹きこぼれてくるし信州も雪は降るしどうするんだと現代住宅事情でいろいろ考えてしまう。

第10回「側室をどうする!」
岡崎城近くの築山に、民の声を聞くための庵を開いた瀬名。ある日、於大は2人に子が少ないことを心配し、側室を迎えるよう主張する。選ばれたのは、不愛想だが気の利く侍女・お葉。家康はお葉と一夜を過ごすことになるが、お葉は思わぬ行動に出る。

愛読書吾妻鏡と一緒にいる家康の最初の側室西郡局の驚きの性的嗜好。最初の夜は家康からすればまるで忍びの者からの攻撃。下ネタから離れられない藤吉郎。いずれも庭からの眺望がすばらしい織田家&ローマ風武田ヴィラ&徳川家。裏切者続出で落日の今川家。おんな城主直虎 とリンク。

耳が弱いとはやはりあなたは白兎。妻の口から実母や侍女達に性癖をばらされてしまう神の君。そして話を聞いたお葉のアレンジがまるっきり獣に対するそれで爆笑。

第11回「信玄との密約」
三河国主となり、姓を徳川と改めた家康は、今川領の駿河・遠江を狙う武田信玄と談判することになる。意外な形で信玄との交渉に臨んだ家康は、双方が今川領を攻め、切り取り次第で己の領地にするという密約を交わす。恩ある今川と戦うことに抵抗を感じつつも、家康は遠江の引間城へと兵を進める。しかも引間城主は、瀬名の親友・お田鶴。

鷹狩と称して裏切者狩りをやられたので鎧でかけつけると今度は本当の鷹狩とピーターと狼のピーター状態家康。徳川家康爆誕するも格でも1週間で駿府を落とす実力でも信玄には叶わない。椿姫お田鶴の方の悲劇を瀬名との友情に絡める。

方々に忍びを放ち家康の妻の好物の好物を先回りして拾うことなど朝飯前。途中から「もしかして信玄?」とキョドりだす家康3人組が面白すぎる。3人の軽口に怒ることなくあっさり密約を自分通りに通してしまう大物ぶりがさすが。

第12回「氏真」
信玄の猛攻を受け、駿河を捨て掛川城へ落ち延びた氏真。兄弟同然に育ちながらも敵対することになった家康との最終決戦に臨むことに。

『鎌倉殿の13人』であれだけ出しておいたので視聴者に耐性が付いたと見たのか万々でてくるアイテム首桶。風通しのいいローマ風武田ヴィラに不似合いすぎる。そして信玄公上着が暑くないのか。

前回登場した初雪の日も含め今川家回想シーン多め。家康が「死にたくなければ強くなれ!」と格闘技を仕込まれた尾張時代から典雅な若君と蹴鞠を楽しみ初恋に出会う健全な時代を迎えられたのは今川のおかげ。天賦の才はなく努力の人氏真は家康のように妻を殺す事無く家康の庇護下で生きる。

幽霊として登場したり回想回に登場したり死後の方が忙しい太守様。本人の思惑無視して皆が忍び判定している服部半蔵氏真捜索報告かと思いきや単なる出張報告と腹ごしらえのための出仕。かっこよく登場する日はくるのか?

第13回「家康、都へゆく」
信長の後ろ盾で、足利義昭が将軍となった。京に上り謁見した家康は、義昭のあまりに愚かな振る舞いに困惑する。信長の真の目的とは何なのか?

初登場人物の第一印象となる最初のシーンに注目すると義昭の場合最初に足。よれよれと頼りない足元。謁見だというのに裸足。そして全身。白塗りの公家風で泥酔。規則に厳しそうな明智光秀とは対極の人物。光秀の意地悪な性格も金平糖で示唆。

長政が家康と腹蔵なく話す時もお市が家康と笑顔で会う時ももう訪れない。どんな品物も手に入れてくれる茶屋四郎次郎が入手した甘い金平糖は苦い思い出に。後に存続をかけて戦うことになる茶々をその手に抱く家康。

毎回ドラマで異なる信長と義昭の関係。今回は義昭を飾りとして利用するのではなく今のポジションに満足しているようだ。父のDNAを色濃く受け継いだ五徳姫に逆らえない神の君。たしなめる築山殿。深読みすれば後の悲劇に繋がる。

第14回「金ヶ崎でどうする!」
浅井長政、謀反!危険を知らせるため、お市の侍女・阿月は家康のもとへ走る。家康も異変を感じて、朝倉攻めから撤退するよう申し出るが、信長はまったく聞く耳を持たない。

「そうだ、北陸行こう」キャンペーンにそのまま使えそうなアヴァンタイトル。家康家臣、初体験のかにすきに舌鼓をうつ。

男子より足が速くても特技と取られることなく生みの父に金で売られ、買われた先でも邪険に扱われてきた。唯一優しくしてくれたお市のために金ケ崎フルマラソンを完走した人間小豆=阿月の人生が疾走中の彼女の迷いや決意も含め色濃く描かれた今回。

「義を重んじる男だからこそ裏切ることもあるのでは」数正の言葉を伝える家康。激高する信長と家康の間にすっと座る秀吉。「殿が機嫌がよいのはあなたがいる時だけ」とキューピッドに立つ勝家。互いに信長をフォローしているがやり方が違うやがてぶつかる両雄。

どうしても痴話喧嘩みが抜けない信長VS家康。未来の国造りをも含めてわかってほしい信長。あれだけ信長を怒らせたんだから殿をやって点数を稼げとすごく嫌らしく圧をかける秀吉。どう考えても手を組めなそうな家康VS秀吉。こんな時でもストレートなアプローチ勝家。

日本に沢山の山があるのに唐の国が見えるはずないだろと皆後ろでニヤニヤしてるのに無邪気に喜ぶ神の君。唐入りは秀吉が信長を越えるミッションとして登場するのかな。

第15回「姉川でどうする!」
浅井長政との決戦が迫る中、先陣を務める家康のもとに裏切りを呼びかける密書が届く。このまま信長に従うべきか?決断を迫られる中、織田軍から銃弾が撃ち込まれる!

堂々と家康の前で必死の殿メイクを見せた挙句猿芝居をやって信長に蹴られる秀吉。家康の弱い耳を嬲った挙句ふざけて噛んだ信長。何を見せられているのだろうと思っても顔色を変えない光秀(関係ないってことだろうか)。アヴァンが濃い。

姉川の戦いのキャスティングボートを握った家康。銃で煽る信長。後に小早川秀秋と家康とで関ケ原で繰り広げられる場面のプレ。ずっと黙っており、信長を討った未来をかなり現実的に説く数正と義をきれいごととはきすてる忠次頼れる重臣年配組。

堂々と家康の前で必死の殿メイクを見せた挙句猿芝居をやって信長に蹴られる秀吉。家康の弱い耳を嬲った挙句ふざけて噛んだ信長。何を見せられているのだろうと思っても顔色を変えない光秀(関係ないってことだろうか)。アヴァンが濃い。

アヴァンでさらっと命じられる家康→引馬改め浜松お引越し、信康岡崎城主になり築山殿と同居という出来事が後の悲劇の引き金に。数正のまさかの行動もこの悲劇の後。ジパング伝説をリアルにするほど金持ち武田信玄が遠江に手を伸ばす。

第16回「信玄を怒らせるな」
武田との戦いに備え、浜松に居城を移した家康。武田の人質となっている義弟・源三郎を救出しようとする家康だったが、全ては信玄の思惑通りであった。

絶景を眺めながら身体の異変に気付く信玄。からの美しき舞手が突如刺客と化して家康に迫る。たった一人で立ち向かい身のこなしも軽く逃亡する度胸と鍛え上げた身体能力。井伊虎松鮮烈デビュー。

信玄に比べて何が至らぬ?つつまず申せ」と言われた時の本当にわかってないのか?という家臣団の表情が絶妙。実は勝っているものもあり長寿と運と後継者。信玄はこの時病に侵されていた。

まるで信玄が主人公であるかのようなシュプレヒコールとテンションがあがる風林火山の旗。圧倒的兵力を誇る信玄も港や豊かな田など家康の領地にあるものを切望していた。織田家よりさらにアウトレイジだった武田家人質後継者育成塾。戦闘能力は充分あったのに後継者では武田家は続かず。

ちゃんと刀二本差しして家臣と同じ服装して昼日中歩いてるのにどいつもこいつも忍びしか依頼してこない。それでもミッションの時は忍びのコスプレしてくれる服部半蔵はいい人。知らず知らずのうちに染まっている?

第17回「三方ヶ原合戦」
徳川VS武田の戦がついに始まる! 信玄率いる武田軍の圧倒的な強さを目の当たりにし、家康は籠城を選ぶ。だが、信玄は予想外の行動に出て。

アヴァンタイトルは家族に別れを告げる家康方武将たち。二度と会えない悲壮感を出さずにいるが一名だけ酒におぼれまくっている。木彫りの中から出てきた白兎。『我らが桶狭間を為す時ぞ!』シュプレヒコールかっこいい。いいタイミングで浜松行列やりましたね。

鷹狩と称してあいびきに呼び出され内心ウキウキだが表に出さない信長。「言うようになったな」と嬉しさを隠せず毎回欠かさぬスキンシップは今回頬っぺたを念入りに。むきーとひっぱられる神のk三。怖がるばかりだった信長に増援を交渉できるようになった成長。

自分を餌に信玄を引き止めるつもりが心理状態も含めて全て見通されていた家康。格の違いで勝敗は既についていた。OPで一心に進む家康勢を待ち構えていた陣容で一気に地獄に突き落とす。

第18回「真・三方ヶ原合戦」
武田軍に大敗し、絶体絶命の家康のもとに駆けつけたのは、なぜか家康が名前を覚えられない夏目だった。主君を逃がすため、夏目はある行動に出る!

日曜夜8時のNHK大河ドラマに今や当たり前のように登場する首検分。

何度言われても名前を覚えられなかったのは本当の名前を憶えていたから。親子二代にわたって生かされた恩を返す夏目吉信。酔いどれ伯父に「殿が好きなんじゃろう!」と皆が知っている事を暴露される忠勝。信長より前に大河史上最低な義昭に足蹴にされる光秀。天は信玄より信長を選ぶ。

三国志ファンが歓喜しそうなまさかの空城の計で勝頼を撃退する家臣団。病がとうとう信玄に追いついた。信玄と対戦するにあたり家康とは違う叱咤激励をする信長に伝えられる朗報と後ろを何度も振り返る不安そうな武田家臣団。運命の輪が回り始める。

第19回「お手付きしてどうする!」
信玄の死で、当面のピンチを切り抜けた家康。すっかり気が緩んだ隙に侍女のお万に言い寄られ、つい浮気するが、それを瀬名に知られてしまい!?

「願わくは花の下にて春死なんその如月の望月の頃」西行の歌の如く花の散る中静かに逝く信玄。「わしの器量を遥かにしのぐ」はずだった勝頼が武田家滅亡に向かうのはなぜ?

湯浴み毎に変わるBGMで時に不安を煽る。お万がわざと風呂場に落とし後に拾い上げた人形は呪い?策略を巡らせるお万としたたかさを見抜く瀬名。ここで浜松に戻っていれば後の悲劇は防げたが。もう笑われるだけの猿ではなくなった不敵な羽柴秀吉。抱き上げたのは淀君?

昨年の「鎌倉殿の13人」 政子のうわなり打ちからこれでも随分と穏やかになった本妻による制裁。未だにお万の方の妊娠確認とか武士っぽいことをやらせてもらえてない服部半蔵コスプレ決定か。来週は遂に井伊虎松登場。

第20回「岡崎クーデター」
信玄の遺志を継いだ武田勝頼は、岡崎への猛攻を開始。信康が苦戦する中、岡崎城内では、ある人物がクーデターをたくらんでいた!

井戸や龍譚寺が出てきて井戸の民 #おんな城主直虎 と繋がった!なりふり構わずあぶなっかしかったやんちゃ菅田虎松とは違って板垣虎松は冷静に殿の器量を見極めて仕官を願い出ていった感が。

病気の殿の看病をしていた酒井忠次を除き岡崎城クーデターで徳川四天王若き頃揃い踏み。武田に通じていたことを理由に殺される築山殿が千代に接近したのは前話で“お方様こそ戦を終わらせられる”とお万に背中を押されたからか。

「麒麟がくる」 では変化球で十兵衛が身にまとっていた洋装マント。やはり #どうする家康 ではこのお方が纏うことに。勝頼が信玄より劣る器量の持主としてではなく全てを受けついだ強者として二人の前に現れる。

第21回「長篠を救え!」
長篠城が武田軍に包囲され大ピンチ!救出するためには武田軍と一戦構えなければならず、家康は織田家に援軍を求めるが、信長は交換条件として無理難題を押し付ける。

「あなたから幸せを奪ったのは本当はどなたなのでしょう」築山殿の真摯な思いに「毒を飲んでしまうところだった」と身の上を語り掛けて退ける千代。有名な足軽鳥居強右衛門亀姫に何者かわからず石をぶつけられて初登場。

鳥居強右衛門戦国街道ラン一位は磔?ただ一人付き従う秀吉の目覚ましい出世街道。信長か武田か二択しかない世の中に疑問を感じつつも今はまだ躱す術を身に着けていない家康。そのために周囲が涙を呑む。このままではいけないと武田の千代女の鈴の音を聞く築山殿でED。

第22回「設楽原の戦い」
徳川・織田連合軍と武田勝頼との直接対決のはずが、信長は動かない。家康は危険を承知で武田に夜襲をかけると、勝頼は織田軍に突撃!すると信長の鉄砲隊が火を噴いた!

テントウムシの命を尊び逃がしてやった息子が今は戦に出て一人でも多くの敵を倒そうとする姿を目にする瀬名。血文字で書かれた大河ドラマの文字が丁寧に鉄砲で撃たれる。信長の思惑に焦る武田家臣。信玄生存時と立場が逆に。

​古い家臣が始めた戦場に行くものを送る歌(海老すくい)に混乱著しい直政。言い出すのを待って悠長に碁を打ちながら家康に差し出す手まで揃う信長家臣団。信玄以上と敵信長にも認められながら父を越えたいという野心が正しい戦略眼を曇らせる勝頼。

ラスト信康が庭で眺める多くの蟻が群がる百足。百足=武田、蟻=鉄砲隊。鎌倉殿の13人 で畠山重忠のような一騎当千の武者が尊ばれた時代は終わり名だたる武将が名もなき足軽鉄砲隊に倒される時代が来る。

第23回「瀬名、覚醒」
瀬名が武田の使者・千代と密会していると知った五徳は信長に密告。すると信長は、水野が武田と内通していると言いがかりをつけ、家康に処分を迫る。苦渋の末、水野を手にかけた家康は、侍女・於愛に癒しを求めるように。一方、設楽原の戦い以来、心のバランスを失っていた信康に、瀬名は秘めてきた大きな夢を打ち明ける。

猛々しく頼もしい後継者となってきたと見る向きもあれば、老練の石川数正のように「抑えられなくなってきた」信康を危険視する向きも。信康の涙を見てしまった瀬名と頼もしい夫と見る五徳とすれ違う嫁姑。

わざわざ松平家縁の寺で処刑するというわかりやすいサインで殺された水野が予言した通り虫も殺せぬただ草花が好きなたおやかな築山殿が武田家と繋がっていた。利け者の家臣石川数正は心に一物あって敢えて家康に尋ね家康は知っていて否定したい。可憐な花が伝える恐ろしい企み。

かつて家康や瀬名が持っていた何事もあけっぴろげに話せるおおらかさ(度重なる悲劇ですり減らしてしまった)を持つお愛の登場で今後を託せる相手を見出す瀬名。笛も吹けずどうやら怠け者の気がありそうだが瀬名お気に入りの源氏物語で推しバナが盛り上がる。

「皆が勇ましくなれというからなったら自分が自分でなくなった」PTSD真っただ中の信康には無害な僧侶の微笑が嘲りに見える。苦しみの最中にいる息子に遂に計画を打ち明け悲劇に引き込む瀬名。密告の手紙を書く五徳の目にも涙。

第24回「築山へ集え!」
瀬名と信康が各地に密書を送り、武田方をはじめ多くの者が築山を訪ねていることを知った家康。これが信長に伝われば、命より大事な妻子を失うことになる。苦悶の末、家康は数正らと共に築山へと踏み込む・。だが瀬名は、家康が来るのを待ち構えていた。瀨名は、内々に進めていた途方もない計画を明かし。

アヴァンタイトルがおにぎりに群がるネズミとは?

「女子というものは男に可愛がられて生きるものじゃろ」花を差し出し雪降る中跪きどこぞの韓流ドラマの如く正式プロポーズを決めるが花は食われるわ「仕事よこせ。仕事がないと食えない」と次々と予想外の答えを繰り出され戸惑う服部半蔵が可愛すぎる。#山田孝之

誑かしに行って誑かされて帰ってきた穴山梅雪。戦うべく生まれ戦うべく育てられ「強い者が生き残る」と言われ続けた勝頼の刷り込みは深く新しすぎる築山の考えを女子のままごとと退ける。梅雪の後の勝頼からの離反はこの事が原因か。「人心が離れまする」と言ってたな。

信長の前に斃れた今川を見て直接対決で長篠でこてんぱんにやられても武田家がそうなるとはどうしても思えない勝頼。世の中には戦って決着をつけたい男もいる。「麒麟がくる 」で十兵衛が語っていた大きな国と瀬名の描く国は同じ。江戸の先を行く明治のような瀬名の描く未来。

第25回「はるかに遠い夢」
武田勝頼の手で暴かれた、瀬名と信康の計画。それはやがて信長の知るところとなる。2人の始末をつけなければ織田と戦になる。それでも家康は信長の目をあざむき、妻子を逃がそうと決意する。一方、瀬名は五徳に、姑は悪女だと訴える手紙を信長に宛てて書かせ、全ての責任を負おうとする。岡崎城を出た信康もまた、逃げ延びることを良しとせず。

アヴァンタイトルは船に乗って水上に漕ぎ出していく瀬名の後ろ姿。「おんな城主直虎」菜々緒 さんも潔かったが遂にこの日が。雨の中頭を下げる家康は雨=涙。

大鼠は瀬名の、半蔵は信康の自害に付き合う。頑なに「忍びではない」と言いながら次第に覚悟が決まってゆく二人。出演者が縁の場所を訪ねる企画の 紀行 いいですね。築山殿終焉の地を詣でるリアル家康瀬名。

「麒麟がくる」 版信盛は本願寺焼き討ちなど苛烈になっていく自身から信長より離れていく設定になっていたがこの顔では「お前が何とかしろと言ったのになんでそんな事言うの?」って感じですね。

第26回「ぶらり富士遊覧」
織田と共に武田を滅ぼした家康は、甲斐から安土へ戻る信長を接待したいと申し出る。妻子を失う元凶となった信長を、贅を尽くした饗応の旅へ誘った家康の真意は。

アヴァン上様=信長のいいなりの家康に憤る熱血派忠勝と理性派小平太。この二人のバディ感。主家絶滅を辛うじて逃れた井伊直政の冷静な一言。

『真田丸』 の時も尊き勝頼様でしたが今回も刺された槍を半分に折り相手を刺し返す恐ろしき信玄の産んだ逸材として誇り高き勝頼でした。眞栄田郷敦 お疲れ様。アナ雪こと穴山梅雪が生き残り伊賀者も生かしたとなると家康の狙いは。忍びの頭領として覚悟を決めた服部半蔵。

馬上デートだと賑やかしいTL。「何かあれば力になる」と言いながら家康の真意を探る笑わない秀吉とダークな兄とタメを張れるわっるい顔秀長。「光秀が上様をやれば面白い」と言っていた 『麒麟がくる 』の並行世界になってきました。いけないルージュマジックの森乱。

変わり果てた殿を涙目でみる忠勝がほんと少年漫画。富士グランドツアー一瞬で飛ばされる絶景ポイントと来てさえもらえない信玄の隠し湯(現在の人気スポット)。『いだてん』 から転生してやはり駆けずり回っている茶屋四郎次郎。モテキ万千代。抜けているよで家康の真意を分かっている於愛。

第27回「安土城の決闘」
ついに家康は家臣たちに、妻子を失って以来ずっと胸に秘めてきた、信長を討つ計画を明かす。家臣団が賛成と反対で割れる中、家康は信長の居城・安土城に招かれる

アヴァンタイトルは光秀が金冠頭を蹴られてしまう饗応の膳に出された淀の鯉。何者かに殺される夢を見る信長ががばっと仮面を剥ぐと。自身刺される殺陣も組み立ててらっしゃるであろう #岡田准一 演じる信長。千載一遇の危機を虎視眈々と狙う家康。

今日も頬をぺちぺち耳元で低音ヴォイスをささやくこじらせ攻。しかし受が以前と違って震えあがっても怯えてもくれない。「あなたのマネはせぬ」「世を治める」と信長の前ではっきり宣言した強き白兎を挑発する狼。

この後真田丸 本多忠勝転生後の織田信秀に「誰も信じるな。皆がそなたの首を狙っておる」と叩き込まれた12歳の美しき信長登場。それでもたった一人信じられる相手家康になら討たれたいとわざと少ない手勢を率いて京に行くと告げる白兎にどうしようもなく恋するこじらせ狼。

家康に兔と狼どちらが強いか問われて最初は「狼でございましょう」と言うものの「兔の方が数が多いから兔の方がたくましい。兔の方が強い」と築山殿と同じ答えにたどり着く於愛の方。

「えっ話が違うじゃありませんか」顔に出過ぎの光秀。安土城で光秀・信長・家康が会うのはこれが最期。「もっとルックスのいい遊女を」全然余裕の高松攻め秀吉’&秀長兄弟。「そろそろいなくなってくれんか」誰にとっても頭の上の瘤となり始めた信長。

頼れる大和大納言秀長を得て絶好調の秀吉。秀長の夭逝が豊臣政権を崩壊に向かわせたとも。他方信長は弟信行を殺すところから尾張支配が始まった。織田豊臣明暗を分ける身内の層の厚さ。しかし天下人となってから秀吉は味方であったはずの身内を削り始めるのだから面白い。

義弟だろうと僧侶だろうと何も感じず人を殺していたわけではない風に見せてきた信長が初めて本音を吐露「人を殺めるということはその痛み、苦しみ、恨みを全てこの身に受け止めるということじゃ」「恨め、憎んでもいい。だから俺の側で俺を支えろ」愛されないならいっそ憎まれたい信長

第28回「本能寺の変」
「信長を討つ」。その決意を実行しようとしたやさき、お市の言葉が家康の心を揺らす。戦のない世をつくるため、今なすべきことは何か?悩み抜いた家康が出す結論は。

アヴァンタイトル月で餅つきするのではなく狼に立ち向かう兔。本能寺の変当日に「だからこういう信長になっちゃったんですよ」を見せつけられる視聴者。信長!と伊賀越えしながら絶叫する白兎家康。

岡田准一 藤岡弘、武闘家同士の立ち合いを見せられた後「心を許すのはたった一人だけにしておけ。そいつになら討たれても構わないと思える相手」家督を継ぐよう信秀に言われて目が泳ぐ信長。またしても信長はこうしてできたメイキングを回想で見せられている視聴者。

本能寺の変の事実上主役なのにここまで主役ではない明智光秀は初めて。ちゃんと天が下知るも詠んだのに!

「今はまだこの時ではない」未熟さを恥じる家康を慰める家臣団。一方本能寺で来るはずのないが来てほしい家康を呼びながら自分でアクション所作を決める最強信長。いや、光秀も麒麟を呼びたかっただけで家臣をないがしろにしたわけではないんだけど。

「麒麟がくる 」の時は泣き笑いで光秀を迎えた信長なのに今回は対面して思い切りがっかりされる不憫光秀。「信長」「家康」遠く離れた所でお互いに命を狙われながら名前を呼び合う壮大なラブストーリーがこれで終わる(違う)。信長の死でわかりやすく嘆いて見せた秀吉。彼の本性はここから

大河ドラマで印象的だった本能寺の変「麒麟がくる 」 こんな企画が。今回とは異なり信長十兵衛両想い本能寺の変。かつて同じ夢を見同じ未来を夢見ていたはずの二人が歯車が狂いいつしか最も遠い二人になってしまう。しかし最後は引導を渡す相手は自分しかいないと決意してやってくる十兵衛。最高ですね

「どうする家康」 の明智光秀は光秀、「麒麟がくる」 の光秀は十兵衛と呼びたくなるのはキャラクターが違う所以(十兵衛は青臭さを持ったイメージ)えっ本能寺の変の発端は腐った魚?(腐ってなかったのに)いい大人は恨みつらみで突発的に謀反するのはやめましょう(笑)取り返しのつかない事になります。

第29回「伊賀を越えろ!」
信長が明智に討たれた!堺にいた家康は、明智の命令で追われる身となる。何とか岡崎に帰って体制を立て直したい家康に、半蔵は「伊賀越え」を勧めるが!

「麒麟がくる 」からのロングパス回収し秀吉の中国大返し&山崎の合戦。「おんな城主直虎」 に続く本多正信鳥係→鷹匠へのとらばーゆ。服部半蔵の「親切すぎる」は深読みしすぎで忠次と数正は温泉ありの楽々逃亡グルメ旅。最初からそのつもりだった武士がやっと殿から認められる服部半蔵。

「真田丸 」アナ雪こと穴山梅雪退場。そして今頃ウハウハしている真田昌幸と振り回される息子達。最初は服部に守られる一方だったがタッグを組む正信の登場ではったりをきかせた大芝居を成功させた家康。大河主役経験組 岡田准一 の退場と入れ替わりに 松山ケンイチ 登場というタイミング。

第30回「新たなる覇者」
信長の後継者争いが始まる。それは次の天下人をめぐる戦いでもあった。急激に台頭してきた秀吉に対抗して柴田勝家は市と結婚。一方、家康は関東の雄・北条との戦いに挑む。

勝家との結婚も秀吉を抑えるための便宜上。本当の思い人&待ち人が他にいる母親を複雑な思いで見ていた茶々が去ったかに見せて戻り宣言「茶々が天下を取る」織田家の無念を敵の懐に入ることで実現しようと企む強かな少女、将来の淀君そして家康の宿敵の誕生である。

義父と母を死に追いやった男を前に泣き叫ぶのが当然であるが、茶々は頬にかけられた手をやんわり押しのけ視線は逸らさぬまま今度は強かな強者秀吉に自分を追わせる。普通の少女にはできない。野望を抱いた茶々だからできる。その反面苛酷な人生を引き受けることに。

上野をめぐるごたごたでは真田丸 で「大博打の始まりじゃあ!」と狂喜する父をなだめる兄弟が見え武田残党を任せると言われ喜ぶ直政には おんな城主直虎 で家なき子だった直政にやっと拠り所ができて喜ぶ直虎が見える。北条氏政の湯漬けは 真田丸 見ていた人にはたまらんな。

第31回「史上最大の決戦」
家康は秀吉との対決を決意。10万を超える秀吉軍と渡り合うため、日ノ本全土を巻き込む壮大な作戦に打って出る。秀吉側も謀略を巡らせる中、ついに両雄激突の時が訪れる

今回のアヴァンタイトルは「猿を檻に入れましょう」石川数正の台詞より。逆に関東という檻においやられてしまう家康だが逆手に取るのは天下人の強さ。

出ました秀吉の欲しい欲しい病気。冗談で済まないから厄介だ。「天地人」 ではさらさらさらーっと目の前で砂金落とされて直江兼続が仕官断っていたのが第一話。さて石川数正の場合は(史実は知っているので理由が気になる)。

信雄に信長の息子として&戦の大義名分としてしか利用価値がないと思っているのは秀吉も家康も同じ。信長の息子として価値があると思っているのは自分ばかりなり信雄。秀吉家康笑顔は見せるが一度も心からの笑顔は見せていない。

かつて部下に叱咤激励されていた家康白兎が成りが小さく最年少の井伊直政を叱咤激励するまでに。「おんな城主直虎」 の傷だらけ直政が自分の手足となるまで武田の赤備えを鍛え抜くことが今後の躍進に繋がる。

第32回「小牧長久手の激闘」
康政は、悪口を書き連ねた立札をばらまいて秀吉を揺さぶる一方で、城の周辺に謎の堀を作り始める。徳川軍が守りに入ったと考えた池田恒興は、秀吉に、家康を引っ張り出すため岡崎城を攻撃するという策を献上。進軍を開始するが、まさにそれこそが家康の狙いだった。

5日で突貫工事をする榊原康政や寡勢で立ち向かう本多忠勝など四天王大活躍の回。海老すくいがバージョンアップして天下すくいになる酒井忠次。直虎は出てこず実母から「ルックスだけはいいから」と微妙なほめ方をされる直政。一人この先を見据える石川数正。

武田家が滅んでも兵士の記憶に今も残る赤備えの最強軍団。同じく武田の流れをくむ表裏比興の者真田昌幸が次回登場。「天地人」 で幸村を演じた 城田優 が森長可で退場。戦では大敗したものの邪魔な織田家家臣を一掃できた秀吉。老練な秀吉の交渉術がこの後冴える。

第33回「裏切り者」
小牧長久手の戦いに勝利した家康だが、織田信雄の裏切りで一転して大ピンチに。石川数正は大坂城に赴き、秀吉との直接交渉に臨むが、そこで秀吉の本当の恐ろしさを知り。

小説では顔がまずかったために家康から嫌われた設定だが本作では「私の事は捨て殺しとなさってください」と言い切っちゃう利発でかわいい子。一旦は子のない秀吉の養子となるものの、鶴松の誕生で結城家に養子に出される波乱の人生をたどる。

昌幸といえば囲碁。第一次上田合戦で寡兵ながら徳川の大群を知略でお押し返す件は有名。乱世を楽しむ昌幸は今後長きにわたって徳川を悩ませ高野山追放するまでに恐れられる戦の天才一族。

今までも数正が秀吉に会いに行っていたことから内通を疑われる件はそっくりそのまま立場を変えて大阪夏の陣の片桐且元に受け継がれる。夫を支える賢妻、兄を支える弟そして小姓あがりの家臣と血の絆をもとにした豊臣体制は血を優先した秀吉によってこの後崩壊する。

第34回「豊臣の花嫁」
数正の出奔で窮地に陥った家康。秀吉は家康を上洛させるため、妹の旭、さらには母まで人質に差し出す。秀吉に屈するか否か家康の決断は?

育ちがわかる方言、誰の懐にも入れる人懐っこい笑顔とザ・秀吉の妹を体現した 山田真歩さん。裏では「それくらい役に立て」とこわーい兄に脅され泣きたい気持ちをずっと抑えていたが優しい言葉をかける殿についに号泣。

次週「戦はこの世からなくならん」と意味深な台詞を吐く今天下人秀吉。そうだね自分から唐入りしちゃう人だもんね。欲望の怪物が思い通りに動かせる軍隊を手にすれば古今東西こうなるよね。

クールな本多正信以外皆飼い殺し状態になることを知りながら一人で徳川を守る盾になった石川数正を罵倒しながら実は真意がわかってぼろ泣きといういかにも少年漫画っぽい展開。

第35回「欲望の怪物」
家康は、秀吉に天下を預けると決め、上洛。秀吉の提案で、諸大名の前である芝居を打つ。そして豊臣一の切れ者と名高い石田三成と出会い、興味を引かれる。

天文ボーイ石田三成「古いやり方では新しい政に合わない」むちゃくちゃこのさきの平和を夢見る家康と気が合いそうな石田三成中村七之助 これで関ケ原がどうやって起こるのか。うそ寝を見抜くくらい秀吉の表裏を見切っている家康も真田昌幸には難儀しそう。対するは切れ者本田正信。

真田丸 ではむちゃくちゃ父に振り回されていたお兄ちゃん壺をめぐるやりとりで沼田領有について不満を述べる一幕の息ぴったりな事。そんな真田長男に嫁ぐ父親そっくりの稲。「戦がなくなったら武士はどうする」後の征韓論に続く道理を口にする秀吉。

出会った時から直政に釘付け(も納得)の大政所。立身出世の代表秀吉の母であることが栄誉であるかと思いきや口に出したのは怪物を生んでしまった恐ろしさ。

ウサギが嬉し気に飛び跳ねてましたね!ということは…。

第36回「於愛日記」
真田昌幸から人質を要求された家康。忠勝の娘を養女にして嫁がせようとしたやさき、元忠がある騒動を起こす。於愛は事態を収めようと奮闘するが。

銃を撃つ淀君も銃を家康に向ける淀君も大河史上初めてでは。そしていつも凛々しく美しい

今川の人質時代からの長い歴史を共有する築山殿、彼女の死から立ち直らせてくれた明るい於愛の方、豊臣との大戦には阿茶の局と適材適所に側室がいた家康。茶々一転集中の秀吉の対比。

家康を憎みぬいて家康を慕って亡くなった家康の初恋の君かもしれないお市の方の面影をそのままに狂気を孕み最強の凶器を持って家康の前に現れる茶々。鳥居元忠と千代、本田稲と真田信幸という仲睦まじい夫婦を見せられて最後がこれ。 https://

第37回「さらば三河家臣団」
秀吉は北条攻めを決行、家康は先陣を命じられる。勝てば北条領を与えると言うが、それは故郷・三河を離れることでもあった。北条軍、必死の抵抗に家康は苦戦を強いられる。

真田丸 からの湯漬けかっこみを踏襲してくれて嬉しいなあ北条氏政。どうする家康 より 真田丸 の方がせわしない感じだったけど。

次々と所領が発表される中ぴょこぴょこして絶対小田原は自分に来ると最後まで信じていた服部半蔵。江戸についていったおかげで半蔵門や半蔵門線など知名度は一番。後半は 家康江戸を建てる と被る。父祖伝来の地を去る葛藤を捨て殿に従う家臣団。

氏政を粘らせていたのはかつて築山殿が描いていた夢だった。母が恐れ弟が心配していた「果てしない欲」が鶴松の死で発動する。突如笑い出す秀吉はまるで中国の笑わぬ王妃褒姒のよう。「殿下は一度も間違えたことがない。間違えたら自分が止める」と言っていた三成が殿下を見て黙る。

第38回「唐入り」
秀吉の次なる目標は海外!唐入りを命ぜられた家康は前線基地の肥前名護屋城へ。先発隊から連戦連勝の知らせに大満足の秀吉、だが家康の元にそれが嘘だという情報が入り!?

バカ殿だった頃より遥かに聡明になりただのお飾りだった身を客観視できる元将軍義昭(これなら 「麒麟がくる」 晩年に繋げられるかも)バリキャリと女帝対決阿茶VS茶々。狐が殿にとりつかぬように釘を刺しにやってくる。妖艶な茶々様の笑み。さすがです 北川景子 さん来週どえらい爆弾を

信長に怯えていた頃より遥かに強くなった白兎家康。秀吉の「徳川なんかいつでも潰せる」が虚言に過ぎないことを今の自分の実力を測って相手にしない。家康の直言に一旦はまともになったものの子が出来たことでまたもや「本当に欲しいものが何かわからなくなった」困った秀吉に。

死ぬまでずっと自分の子の行状を謝り続けた大政所は栄華の日々を決して楽しんではいなかったろう。この後も豊臣家は栄華を楽しんだゆえに悲劇を重ねてゆく。狐にたぶらかされて迷走した太閤秀吉のうつろな目。

第39回「太閤、くたばる」
茶々に拾(後の秀頼)が生まれた。家康の説得により、明との和睦を決めた秀吉。しかし、石田三成たちが結んだ和議が嘘うそとわかると、朝鮮へ兵を差し向けると宣言、秀吉の暴走が再び始まった。都が重い空気に包まれる中、家康は息子の秀忠を連れて、京に隠居していた忠次を訪ねた。忠次から最後の願いを託され悩む家康に、秀吉が倒れたとの知らせが届く。

アヴァンタイトルバックに星空を従え美しすぎる治部&家康CP。合議制の政をやりたい夢を語るが「語るだけでは夢で終わる」とかつて築山殿の夢を潰された家康が語る。実現していれば一足飛びに明治政府実現!

幼君が生まれたばかりで父親は耄碌呼ばわりの豊臣家と後継者が妻帯し安泰の徳川家の対比。髭をたくわえた井伊直政。ラスト海老すくい披露の酒井忠次バックハグからのねぎらいと「天下をお取りなされ。秀吉を見限って」

転げ落ちる秀吉。すぐかけよる北政所。じっと見ている茶々。あっ真田丸 の時の鈴だ!そしてまた遠ざけられる「天下はどうせおめえに取られるんだろ。豊臣の天下はわし一代で終わりだわ。うまくやりなされや」ボケたふりしてすべてお見通しの太閤。皆に後始末を押し付けられる家康。

秀忠が不実の子告白?と思わせて自分一人の、織田家のお市の信長の血を引く子だ、下賤な秀吉の子ではないと宣言。しかし亡くなった途端にこぼれる涙は彼女の冷酷さとは裏腹の情を感じさせる。

第40回「天下人家康」
家康は三成と朝鮮出兵の後始末に追われる。秀吉の遺言に従い、家康は五大老たちと政治を行おうとするものの、毛利輝元や上杉景勝は自国に引き上げ、前田利家は病に倒れる。
家康は加藤清正ら諸国大名たちから頼られる中、やがて政治の中心を担うようになる。そんな家康に野心ありとみた三成は警戒心を強め、二人は対立を深めていく。

アヴァンタイトルは跳ねていた兎が狸に変身!今回から狸おやじの本領発揮家康。毛利輝元にしょっぱなから「そなたは頭は切れるが人の心を読むことに長けてはおらぬ」と欠点を指摘されたにもかかわらず真面目にやっているのに空回りし帰還組をねぎらうことなく敗戦の原因を先に問う治部。

華々しく始まった五大老五奉行体制は家康と張り合える利家の死と太閤殿下の遺命を盾に政を行うことでかえって他武将との反目を生んだ三成の失脚であっという間に崩壊。かつて信玄・信長に怯えていた白兎は今や戦国を生き抜いたレジェンド。治部少(三成)に過ぎたるもの島左近登場。

戦国プラネタリウムの集いを「違う星を見ていたようだ」と三成にフラれる家康(そりゃそうだ)。今の家康は周囲からあれこれ言われても「どうする」と慌てない。後戻りできない修羅の道を選ぶ家康の傍に忠勝。報告を聞いた茶々が「ほうらようやく本当の敵が姿を現した」とにやり。

ドラマ10大奥 で非業の最期を遂げた青沼様が どうする家康 三浦按針に転生!#村雨辰剛 さんひっぱりだこですね!大谷刑部最終体系。

第41回「逆襲の三成」
会津・上杉景勝に謀反の疑いあり!三成失脚後、天下人と称されるほど存在感を増す家康。しかし、上杉成敗に向かう家康には一抹の不安が…。三成の策略が動き始める。

あなたどこかの世界で青沼と呼ばれていませんでしたかと尋ねたい見目好くポルトガル語を解して英語でしゃべるウィリアム・アダムズ村雨辰剛 かなり茶屋四郎次郎眉毛の濃い息子に意訳されてるが大丈夫だったのだろうか。戦の前のほっとするひととき。

まるでランウェイのようにやってくる四天王3名と運命の伏見城を護ることになる彦こと鳥居元忠(プラス誰?と言われる1名)。優しい彦が千代をひっぱたくことなどなくかかあ天下の様子。家康の過去を知り「あの殿が立派になって」を言える臣下も少なくなった。

三成に陰で軍資金を渡しながら家康に上杉討伐を進める茶々。そしてどちらに転んでもいいように「治部が勝手にしたこと」とよこした手紙の真相はあの笑いからすればどうやらお見通しのご様子家康。

損得で動かない所を利用されているとも知らず着々と準備を進めていた治部。真田丸 では泣き虫治部が刑部にたきつけられていたが本作では逆。茶を飲み干して無謀な戦にためらっていた刑部の心に火をつける。茶受けに出されていた柿も 真田丸 ネタ。


第42回「天下分け目」
三成、挙兵!上杉征伐に向かう家康は、天下分け目の戦に臨むため、西へ戻ると小山会議で宣言。だが、秀忠軍の前に真田昌幸が立ちふさがる。京で伏見城を守る元忠の運命は?

真田丸 で描かれた犬伏の別れはすっとばして沼田城の別れ。稲が昌幸の下場を許さなかったのは孫を人質に取られることを恐れたから。お互い情がありながらの別れのアヴァンタイトル。

血天井の伝説が残る伏見城の激戦で元忠夫妻死す。知らせを聞いても応援よろしくメールを書き続ける家康。出陣を告げ廊下で密かに涙する忠勝。皆ここまでくるために失った命を背負いながら戦っている。そんな中徳川勢を翻弄する真田父子がやはりのびやか。乗ってあげる優しき知将たち。

真田アンチのトラウマ発動徳川二代目の気のいい秀忠。キャスティングボートを握る気まんまん小早川秀秋。両天秤にかける前田利長。寝転んでタイムラグをはかる歴戦の勇士真田昌幸。

第43回「関ヶ原の戦い」
秀忠が来ない!圧倒的に不利な家康は、野戦での勝負を決断。関ヶ原を対決の地に選ぶ。忠勝、直政が天下分け目の大戦に挑む!

敗軍の将ナレ死ではなく何と?写真死?余裕すら見せる家康と負けても尚自分の正義を貫く三成。かっこ悪い輝元。大砲に脅されて刑部を襲うのではなく頃合いを見計らって裏切る小早川秀秋。賭けに負け怒りをぶつける茶々。超高速ではない関ケ原終わる。

怪我した姿も美しい井伊直政。一軍を率いる将なのに若い頃のように敵を追いかけていってしまう無鉄砲&向こう見ずな所が殿のお気に入り。でもこの傷が、うう。

どうする家康 だとテロップ扱いだが 真田丸 だとたっぷり描かれたあれだけやったのに~の真田昌幸&信繁。これから彼らの苦難が続くがその先に真田丸が。

第44回「徳川幕府誕生」
征夷大将軍となり江戸幕府を開いた家康。頼りない秀忠、忠勝の隠居など悩みは多い。一方、茶々は秀頼を天下人にする野望を抱く。

関ケ原が終わり忠臣達が去っていく。戦場で傷一つ負わない事が自慢だった忠勝が手を切り康政は病に侵される。凡庸な二代目こそが相応しいと言われてもぴんとこなかった秀忠「遅れたから誰にも恨まれていない」正信の言葉に歓喜(そこかよ)。

シャッと引かれる柱の傷が年表替わり。家康の忠臣の死と家康自身の老いと反比例するかのように成長著しい秀忠。九度山の信繁がまるで梁山泊のよう。「関ケ原はまだ終わっていない」家康の言葉。

第45回「二人のプリンス」
若き当主・秀頼の登場で、豊臣人気が再燃!家康は二条城に秀頼を呼び、自らの権威を見せつけようとするが。さらに方広寺の鐘に刻んだ文言が波紋を呼ぶ!

アヴァンタイトルでしたね秀頼の華麗な舞。「そなたの祖父様はぬすっとではあるまいの」千姫に釘をさす美しき姑淀君。上り調子の秀頼に対して「わしもそろそろかの」老いが進む家康。

涼やかで様子のいい秀吉=秀頼が老いた老人家康を上座に立たせるも、それは若者が老人を支える構図。その後すっくと立ち自分は下座に座り大阪庶民の共感を得る秀頼。逆効果となった二条城訪問に偉大なる凡庸秀忠の悩みは尽きない。

本作の家康はあくまで戦を避けたい派。「面白いのう。実に面白い」方広寺鐘銘事件来る。勢力を削ぐ穏健路線を取る徳川に対して豊臣方が熟柿が落ちるのを待たず自ら落とそうとする。鳴かぬなら鳴かせてみせようというわけか淀君。

ああこの人たちもかつてのプリンスだったのだ。運命を分けた義元の死から幾年月。特殊メイクでお二人ともすっかりお年を召しても弟よとよびかけられた瞬間かつての想いが蘇る。

次回は真田丸 を見た者なら大いに盛り上がる回。ううむ悩ましい。

第46回「大坂の陣」
寺の鐘に刻まれた家康を呪う文字。真田信繁たち全国の荒武者が大坂城に集結。茶々の挑発に対し、家康は14年ぶりの大戦に踏み切る。真田丸の攻防、イギリス製大筒が炸裂!

「決まっておろう、真田丸よ!」#真田丸 ファンは誰もがあの光景を思い描いたはず。孤軍奮闘で家康本陣の前に陣取る潔さ。やはり真田はどのドラマでもかっこよい。反してかっこよくない三方ヶ原を彷彿とさせる戦の醜さを見せつける家康。

本編の秀頼は千姫に愛情があるんだな。淀に促され鼓舞する台詞を口にしながら涙ぐむ千を気遣う姿が見られた。大野治長はなかなか策士。体の不調を理由に戦を避けてきた本多正信も家康も同様となり遂に同道する。渡辺守綱リベンジされる。

足が痛いどこが痛いと逃げ続けてきた正信がお供するのは家康が進む修羅の道。自らの世代が汚れを背負い秀忠には戦を知らせまいとする家康は間違いなく息子を愛している。

第47回「乱世の亡霊」
大坂城崩壊!家康の大筒が火を噴く!停戦を任されたのは茶々の妹・初。だが、乱世を望む荒武者は大坂城に集まり続ける。再戦を決意する家康に茶々・初・江の三姉妹が動く。

「寛容なるはただ一つ 大坂城を二度と戦えなくすることじゃ」皆の視線の先にある真田丸 真田丸 ただ一度の光芒潰える

茶々と家康、共に乱世の幕を引き次世代は巻き込むまいとしたにも拘わらず、茶々の薫陶を受けて「こうあってほしかった家康」として育った秀頼が初めて自らの意思で乱世の化け物として覚醒する。刻々と変わる表情と共に見応えのあるシーンでした。

「鎌倉殿の13人」 予言おばばに続きひっそりと登場 #大竹しのぶ さん。台詞なかったですよね?「大奥」 ちゃきちゃき平賀源内 #鈴木杏 さんもあらら転生して登場!

千を助ける時に現れる茶々幼き頃の夜の祈りの風景は、家康の無事を願うものだった。母娘二代に亘って慕われる我らが神の君。母は事情を察して散ったが恨みを残して敵の元に嫁いだ娘は何を考えているかわからぬが賢い側室として憧れの君のレプリカをつくりあげる。

第48回「神の君へ」
大坂決戦クライマックス。乱世を終える覚悟で家康は自ら前線へ向かう。千姫の助命嘆願も空しく、茶々は大坂城の烈火に包まれる。翌年、江戸が賑わう中、家康は病に倒れた。

碁石を奪われはじかれた過去を思い出す真田信繁(幸村)。彼もまた偉大な父の遺言『乱世を取り戻せ』を抱えていきる乱世の亡霊だった。

『乱世の亡霊たちよ わしを連れてゆけ』真田幸村と対峙したシーンだったんですね。見えない亡霊に手を伸ばしそしてまた生き残る家康。

「鎌倉殿の13人」 あの人が扮する天海が作る神君伝説。『源頼朝だって本当のところはどんな人だったかわかったもんじゃねえ』この人が言うと説得力が。源氏物語が出てきたのは #光る君へ のバトンパス。いいですねこれ。恒例にしては?

「つまらぬ国になるであろうのう」実力主義を貴ぶ母の性格を受け継いだ茶々。自分の首をみやげに母の命を救おうとする秀頼。大野治長・秀頼・茶々の最後にこんなに尺を取った大坂夏の陣も珍しいのでは。

神の君の血を引いているのですよ、とありがたい説話をしているのに途中で飽きちゃう家光公。彼が赤面疱瘡にかかって大変なことに…とこれは別のドラマ 「ドラマ10大奥」


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最終更新日  December 17, 2023 08:38:46 PM
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