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April 8, 2024
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カテゴリ:韓国映画
みなさんこんばんは。日本では依然婚姻届けで夫の姓を名乗るのが9割だそうです。今日は韓国映画を紹介します。

映画トンネル 闇に鎖された男​​を見ました。

トンネル 闇に鎖された男​
Tunnel

出演
ペ・ドゥナ ハ・ジョンウ オ・ダルス

 自動車ディーラーとして働くジョンスは、大きな契約に成功して意気揚々と妻と娘の待つ家へ車を走らせていた途中、通りかかったトンネルが突然崩れ落ち、生き埋めになってしまう。かろうじて一命は取り留めたが、手元にあるのはバッテリー残量78%の携帯電話と水のペットボトル2本、そして娘にあげるはずだった誕生日ケーキだけ。崩落事故はすぐに全国ニュースとなり、救助活動も開始されるが、現場の惨状は救助隊の想像を超えるもので作業は難航し。

崩落事故を扱った映画は「チリ33人 希望の軌跡」などがある。しかしチリの事故に比べ、今度は一人と一匹だ。そしてその一匹は、なけなしの食料を何の遠慮もなく食べてしまう。動物だから本能に従って当たり前なのだが。電波の届かない場所で携帯もいつまで使えるかわからない。闇は絶望でしかない。光となるのはもちろん救助隊だ。大々的に報道されたのだから、皆一様にかけつけ、あっという間に助けられるはずだ。何せ救助するのは一人でいいのだ。しかし。

見かけだけの女性リーダーは某大統領のパロディだろう。事故後すぐにマスコミがかけつけるが、明らかに報道ネタとしか考えておらず、セヒョンのインタビューもおざなりだ。気持ちに寄り添っているとは言い難い。そもそも崩落事故は、韓国のずさんな工事が原因だというのに、自覚もない。せっかく救助隊が訪れようというその時にも建設時のミスが邪魔をする。為政者は人災をいかに天災に見せようかと苦心するだけ。

 そんな中で希望となるのは、決してあきらめない強固な意志を持つ少女のような妻セヒョンを演じたぺ・ドゥナと救助隊のリーダーデギョン。出演が減ってしまったが、オ・ダルスはどの映画にでても異彩を放つ脇役である。


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最終更新日  April 8, 2024 05:32:26 AM
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