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カテゴリ:おいしい健康
ここのラーメン店には、濃縮らーめんスープを入れた甕があります。この甕は、初代から連綿と50年以上使い続けている甕だそうです。秘伝の濃縮スープを継ぎ足し、継ぎ足して50年以上続いて、この店の味を伝えている秘伝の醤油系の濃縮スープです。 らーめんはスープと麺がいのちと云われています。連綿と50年以上も引き継がれてきた濃縮スープ、どんぶりに一口注いで、そこに鶏がらと野菜をいっしょに煮込んだスープをそそげば、平安のらーめんのスープができあがります。そこに麺を湯きりした麺を入れれば一杯のラーメンができあがります。 ← 伊勢野さんの麺湯きりの技を撮影! 郡山市の老舗のラーメンのひとつにラーメン平安があります。この店の特徴はふわふわのちぢれ麺に鶏がらスープ醤油系です。特筆すべきは、数十年来通い続けるファンに支えれているお店なんですね。 初代が台湾から引き上げてきて中華の食堂を福島中央テレビのある文化通り(麓山通り)にて営業。その後、メニューをラーメン一本に絞り、文化通りの拡張によって、大槻町コスモス通り近くに越して再開店。しばらく突然店がなくなってしまったので幻の平安食堂と言われた。 初代が老齢化のため引退を決意して閉店しましたが、常連客のひとりの客があの味が無くなってしまうのは忍びないと、弟子入り志願してその味をつないで、今の久留米の地にOPENさせた。現在経営しているのは3代目の伊勢野さんです。矢吹町で中華料理店をやっていたところに縁あって2代目から引き継いで今日に至っている。 私もこの店に通い続けて30年以上になります。ここのラーメンは、一定期間食べないと、また食べたくなるラーメンなんですね。 今日の店主の伊勢野さんとの会話から 昔、ここに越してくる前、コスモス通り近くにあったころですが、お客さんが七味唐辛子をらーめんの上で振ったら、どういうはずみか、蓋がはずれて、あれっというまに中身の七味唐辛子がらーめんの上にまっ赤にてんこ盛りになってしまった現場に遭遇したことがあったんですよ。 お客さんは、周囲の客の視線を集め注目の的に・・・どうするのかと思っていましたら、らーめんを運んできた娘さんの方を見て、新しいらーめんと取り替えましょうかの声を待っているかのようなしぐさ。お店の娘さんは、「自己責任でしょう、全部七味唐辛子を使ってしまって・・・」とは云いませんでしたが、暗黙にそんな雰囲気が漂いました。お客さんは、雰囲気を察したようで、割り箸で、七味唐辛子をずらして、なんともないような顔でらーめんをすすっておりました。 私も含めて周囲の客は、「きっと辛いだろうな、ほんとうに大丈夫なのかな」と思いながらもみんなお互いしらんふりして・・・外に出たあと、あの話はしばらく盛り上がりましたよ。、、、、とそんな話をしたら、この店でも、ビックリしたことがあったんですよと伊勢野店長が語るのです。 お客さんが酢の蓋を廻している姿が見えたので、どうするのか、見ないように見ていたら、味見をしないらーめんスープの中に、満杯の酢を全部空けてしまい、そのらーめんを食べ始めたわけです。いくら酢が好きでも、小瓶一杯分ですよ。 でお客さんに何か言ったんですか? いや、お客さんだから、なんとも云えず、ただビックリしちゃった。一日3回位、酢が空になるので補給するんだそうです。私もまた、そこに居合わせたお客さんも、数十年通っているけれど、そんな現場まだみたことないですが、、、酢を入れて食べるラーメン好きなお客さんにもすごい人がいるんですね。 ちなみに私は、この店に行くときは、時間をずらしてお客様の少ない時間を狙って行く事が多いので、時々、世間話やらデジカメ撮影などしてきます。 次回来るときは、「ゆず」をトッピングとして持ってきて、らーめんに入れて食べてみますからと・・・家でインスタントらーめんでやったらスープがまろやかになって美味しかったから「平安ゆずらーめん」を試させてくださいよ!と 一口食べさせてあげますからと約束してきましたので、近日次回をお楽しみに! ラーメン平安 福島県郡山市久留米5丁目5-3 電話番号:024-947-3616 営業時間:11:00~18:00 定休日:毎水曜日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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