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私はこれまで福田新首相の人格的な冷たさをずいぶん批判したが、今回の自民党人事と新内閣の布陣については、実はそれほど不満を持っていないのである。
福田氏自身が麻生氏との論戦で完敗したことを見ても、彼自身のトップとしての政策や大衆アピール能力の欠如は明白だが、それはそれとして、彼は調整型であるし、彼の個人的能力よりは新布陣の能力に依存するタイプであることころからして、ある意味で実務に強い、「実力者」中心のこの布陣は妥当だろうと思う。 今回は、確かに福田氏にとって時間的余裕や身体検査の予知は極めて限られていたことは事実であるし、安倍内閣閣僚の留任だらけの人事も仕方がなかったと思う。 さらに言えば、彼はこの緊急避難的内閣でとりあえず時間をかせぎ、いずれ内閣改造を行い彼なりの体勢を固めるだろうと思う。 ~~~~~~~~ 私自身として、個人的な好悪の感情としては、古賀氏の重要ポストへの強引な割り込みは不愉快だし、どうも古色蒼然とした顔ぶれだとは思うが、とりあえず失点の少ない人事では無かろうか? 唯一のサプライズ人事としての伊吹幹事長であるが、清新さは皆無としても、伊吹氏自身は人格的に常識のある人ではあると思う。 またそうメチャなことを言い立てる人でもない。 福田氏の言うように、この状況でマジックは無い。 まずはお手並み拝見ということではなかろうか? ~~~~~~~~ ここから、少し言いたいことがあるのだが。 私は実は安倍内閣を買っていたのである。 安倍氏は今、ドブに落ちた犬同然、くそみその袋だたきである。 安倍首相自身に能力と強靱さに欠けていたし、あまりにも理念先行で未熟で人材に恵まれなかったが、それに最後はボロボロになってドクターストップになってリングを去ったが、郵政改革だけの弱者切り捨ての小泉内閣の負の遺産というハンディを背負いながら、私から見れば必要な法案は通したし、その方向性はそれほど間違ってはいなかったと思うものである。 ―続くー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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