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February 28, 2014
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2月もあっという間に終わりましたね。4月並みの気温だそうですが、みなさんのところではいかがですか?さて今日は修道女が探偵役をつとめる小説を紹介します。


翳深き谷<上>
Valley of the Shadow
ピーター・トレメイン

モアン国王である兄コルグーから、古の神々を信奉する“禁忌の谷”に赴き、キリスト教の学問所を設立する折衝をして欲しいと頼まれたフィデルマは、「気をつけよ、いつ、誰に語るかを」というアドバイスを貰い、これが本作品のキーワードにもなります。気が強く正しい事が大好きなお姫様のフィデルマは、心配性の兄が「危ないから兵士を連れて行け」と言っても「兵士なんか連れて行ったら喧嘩になる」と言い張る。そこで兄が「では、お前のサクソン人を連れていきなさい」と折れる。いやぁ、とうとう、“フィデルマのサクソン人”になっちゃいましたよ。エイダルフ様、いいんですか。そして「私のではありません!」と頬を染めて否定なんぞしないフィデルマ。春ですねぇ。

 さてさて、やっとお堅い彼女に春が…と思いきや、カップルは相変わらずの女性上位。大切な任務の途中でカラスの群れに興味を惹かれたフィデルマが「行ってみましょう。ちょうど、私たちの進路の途中ですもの。こんなに多くの掃除屋を惹きつけているものが何であるのか、見てみたいのです」と言うと、「エイダルフは、仕方なさそうに、その後に従った。彼は、自分の連れがさまざまなことに好奇心を持つ癖をもう少し控えてくれないものかと、時折思ってしまう」だそうです。かわいそうに、エイダルフ様。
 そして、斬殺された若者達の死体を見るのが痛ましいだろうと、エイダルフが気遣って「あなたがご覧になるようなものでは、ありません。」と言ったのに、フィデルマは「では、誰の目になら、ふさわしいのです?」とぴしゃり。
 さらに、その死体の数をエイダルフが3体少なく数えていると、「もっと、正確であるべきですよ。ちょうど三十三体です。」とまたぴしゃり。「まあ、私の数字も、そう外れてはいませんね。」とどちらにも角が立たないようにフォローするエイダルフに「いいえ、大外れです。」と、とどめの一発。いや、確かに「右の頬をぶたれれば左の頬を差し出せ」とはキリスト教にありますけれどね。エイダルフ様、マゾですか、あなたは。

 それ以外にも、二日酔いで頭痛になったり、許されてもいないのに会議で発言してフィデルマまでとばっちりで怒られたりと、上巻ではいいとこなしのエイダルフ。

 すんなりとはいかなそうなフィデルマの任務、惨たらしい死体の謎と不穏な気配が漂う中、カップルだけは相変わらずの上巻であるが、下巻はフィデルマとエイダルフの活躍、そして事態の進展が見られるのだろうか?


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最終更新日  September 5, 2016 12:36:29 AM
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