映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

いやもう腹立つわ～。今日電車が「線路に人が立ち行ったため」に40分も遅れてしまいました。家に帰って原因を聞いたのですが、痴漢した男性が線路に降りて山に逃げていったとか！女性の敵であるばかりか、多くの通勤者に迷惑をかけるとはけしからん！ぷんぷん！

何度も映画化されている作品ジェーン・エアを見ました。

ジェーン・エア
JANE EYRE

出演
マイケル・ファスベンダー　ジェイミー・ベル　ミア・ワシコウスカ　ジュディ・デンチ

早くして両親を失い、孤児院でつらい思いをしながら育ったジェーン・エア。家庭教師の免許を獲得した彼女は、ソーンフィールド邸に住み込みながら働くことになる。孤児院時代とは打って変わった充足した日々を送っていた彼女は、それまで不在であったソーンフィールド邸の主人ロチェスターと出会う。どこか暗くて冷たい雰囲気に包まれた彼と徐々に心を通わせるようになり、恋に落ちてしまうジェーン。しかし、ロチェスターが抱えていた恐ろしい秘密を知ってしまう。

19世紀に活躍した女流作家、シャーロット・ブロンテの代表作を映画化したドラマ。今まで何度も映画化されているが、ロチェスターが最も若かった作品である。

映画の構成も今までとは異なり、逃げて来たジェーンがセント・ジョン・リヴァーズ牧師の家に倒れ込むという、衝撃的な事実が明かされたその後から始まる。そこから彼女の回想もしくはジョンの妹達に話すというスタイルで幼少期からのジェーンの様子が映像で紹介される。ロチェスターとジェーンの恋愛に焦点を当てたためか、それ以外のエピソードはあっさり扱われている。寄宿学校時代の親友ヘレンの死も短く、この死からジェーンが何を感じ取ったかということすらわからない。また寄宿学校で優しかった先生については姿も出てこない。本当は親戚だったはずのジョン・リヴァースとの関係は全くの他人になっていて、彼がジェーンに求婚する件も、二人が心を通わせたりするシーンがあまりないので、かなり唐突に映る。

ワシコウスカ演じるジェーンはまさに鋼のようなヒロイン。ああここで折れてしまえば楽になれるのに、という所で自分を曲げない。困難な方へと自分を追いこんでいく苦しい生き方だが、その生き方を捨ててしまうと自分ではないのだ。自立心が強くかなりはっきり物を言う現代的な女性に近付けたキャラクター造形になっている。

ゴシックな雰囲気を出すために、撮影はろうそくの光を使って行われたそうだ。ムーアが出てくるといかにもブロンテ姉妹らしい。

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