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November 2, 2018
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みなさん、こんばんは。ポール・マッカートニーの東京ドーム公演が行われています。
友人は行ったそうです。興味はありますか?

イタリア映画神さまの思し召しを見ました。

神さまの思し召し
SE DIO VUOLE/GOD WILLING

出演
ラウラ・モランテ

 腕利きの心臓外科医トンマーゾは、傲慢な性格が災いし、周囲からは面倒がられ、妻カルラとの仲は冷え切っていた。医大に通う優秀な息子アンドレアが自分の跡を継ぐことを願っているが、ある日神父になりたいと告白されてしまう。そこでトンマーゾは、息子が慕うピエトロ神父の正体を暴くために、信者を装い教会に潜り込むが……。

 冒頭はトンマーゾの俺様っぷりが炸裂。手術を終えた彼が成功を伝えると、せっかく患者の家族が「まさに奇跡です!」と感激しているのに「いや、俺の腕がいいから」とあっさり。終わったばかりのドラマ『ブラックペアン』の渡海か君は。理想通りの人生で、唯一計算違いだったのは娘ビアンカとその婿ジャンニ。娘がロクに料理ができないものだからしょっちゅう実家にやって来る。不動産業をやっているジャンニの俗物っぽい喋り方がトンマーゾには耐えられない。トンマーゾも決して聖人君子ではない。部下の医師に手術を任せようとしなかったり、太めの看護師に「ダイエットしろ」ときっぱり言ったり、自分が一番偉いと思っている。そしてその事を隠そうともしていない。

 ここまで主人公の唯我独尊っぷりを見せられたら、十中八九皆が「さあ誰か彼をぎゃふん!と言わせてくれないものか」と思うようにストーリーが巧みに誘導されている。そして彼を奈落に落とすのが、あろうことか爽やかな微笑みの息子。トンマーゾは彼にこそ期待をかけていたのに!このシーンは可笑しくて可哀そう。

「実は相談があるんだ」と息子が前フリをしたものだから周囲はすわ「ゲイなのか?」と色めきたち「何を言われても“心は一つ”と言え。」と打ち合わせまで済ませてしまう段取りの良さ。ところが彼が言ったのは神父になるという答え。正面切って否定するわけにもいかず、説得を振られた母親は「お母さんこそ可哀そうだ。意味のない人生を送ってきて」と言われてやけ酒をあおる。本人の悪気のない告白から家族が今までの軌道を外れて右往左往するなか、いち早く気を取り戻したのはやはり自信家のトンマーゾ。「いい加減な奴に違いない」と身分を偽って息子をたぶらかした(とトンマーゾは思ってる)ピエトロ神父に近づくがあっさりとバレてしまう。医師として神はおろか、目に見えないものを信じないトンマーゾと、目に見えない神の意思を信じるピエトロ神父。勿論最初はトンマーゾが頑ななのだが、成り行きで彼の仕事を手伝ううちに身の上を聴いたり話を聞いたりするうちに、いつしかほだされていく…という予定調和の物語。前半のトンマーゾの威張りっぷり、自信家っぷりがよほどすごくないと、後半の落差が生きてこない。他人がどう思っているのかまるで意思に介さずずばずば言ってるトンマーゾには、今まで友達なんていなかったんだろうなぁ…。ピエトロ神父は彼と正反対で敷居が低くて聖書の説話をうまくアレンジして若者の子心をつかんでしまう。ビアンカが最初興味を持ってアンドレアの聖書を読むけれど系図ばかりでさっぱり。でも映画で『ナザレのイエス』を見て宗教にはまる、というエピソードがあるけれど、例え入り口は何であろうと、神は迎えてくれるとでも言いたげ。

 第28回東京国際映画祭コンペティション部門で観客賞を受賞。










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最終更新日  November 2, 2018 12:01:25 AM
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