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September 5, 2020
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みなさん、こんばんは。爆笑問題の田中さんもコロナに感染しましたね。
今日もアガサ・クリスティ作品を紹介します。今日は短編集です。


クリスマス・プディングの冒険
The Adventure of The Christmas Pudding
アガサ・クリスティ
ハヤカワミステリ文庫

クリスマスのミステリィ、というと、まず表題作が浮かびます。
冒頭、寒いのが嫌いなポアロと、何としても、イギリスの田舎に来てもらおうと、
あの手この手で誘う依頼主とのやり取りがおかしくって!
何度呼んでも吹き出します。

 「イギリスの田舎の古風なクリスマス。懐かしい、古風なクリスマス!」
と依頼主が言うと、
「わたし、イギリス人じゃありません。クリスマスは子供たちのためのものです。」
とポアロ。自分は大人だから、クリスマスったって、魅力的だとは思わないんですよ、と
こう言いたいわけ。
じゃあ、と依頼主、他の線から攻めてみます。
「由緒ある14世紀のすばらしい屋敷で、クリスマスが過ごせますよ。」
けれどこれは、逆効果。
14世紀の屋敷だって?とんでもない。暖房だって、ちゃんとしてないだろうから、
風が吹き込むかもしれないじゃないか!
ポアロはもっと、おかんむり。
でも、依頼主は、どうしても彼に来て欲しいから、
今回の依頼が重大な問題である事を
強調し、プライドをくすぐろうとします。
このへん、なかなか、相手もわかってらっしゃる。ポアロをその気に
させるには、何をつつけば、いいかって事が、ね。
今度はうまくいきそうです。
ところが、ここで、依頼主は、余計な事を言ってしまいます。
「今年のクリスマスには、雪が降るとみて間違いはなさそうだ、という事でした。」
「田舎で雪にあうなんて!それじゃなおたまりませんよ。」
おやおや、振出しに戻ってしまいました。
さて、ポアロは何に惹かれて、田舎のクリスマスを承諾したのでしょう?
ま、彼がとっても現実的な人なのだという事が、よぉく、わかりました。

 田舎田舎とポアロには馬鹿にされましたが、キングス・レイシイのクリスマス、
居間にはクリスマス・ツリーが飾られ、外には大きな雪だるま。
なかなか、立派じゃありませんか。さらに御馳走が素晴らしい。
牡蠣のスープ、七面鳥のロースト、
何が出てくるかお楽しみのクリスマス・プディング。デザートの
豊富な事。読んでいるだけで、たまらない。
でも、ポアロは、「ある外国の王子が、
由緒ある高価なルビーを女に騙し取られ、それが王子の手元に戻らなければ政治上の悲劇を招くので何とかしてほしい」という依頼を忘れていません。
突発事にも慌てず、騒がず、事情を知らないレイシイ家の人達に迷惑をかける事なく、どうやって、どこからルビーを見つけだし、取り戻してくるか。
ポアロのお手並み、拝見です。
子供達は遊び、若者達は恋、大人達は家庭の安らぎ。
それぞれに楽しみの意味合いは違いますが、やっぱりクリスマスには、ハッピーエンドが似合います。子供が読んでも、わくわくするんじゃないかなぁ。

ところで、ホームズの「ボヘミヤ王家の色沙汰A Scandal in Bohemia」といい、
こんなおっちょこちょい君が王位について、果たしてその国、大丈夫なんでしょうかね?

ポアロもの
「クリスマス・プディングの冒険(The Adventure of The Christmas Pudding)」
「スペイン櫃の秘密(The Mystery of the Spanish Chest)」
「負け犬(The Under Dog)」「二十四羽の黒つぐみ(Four-and Twenty Blackbirds)」
「夢(The Dream)」と
ミス・マープルもの「グリーンショウ氏の阿房宮(Greenshaw's Folly)」を収録。


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最終更新日  September 5, 2020 12:00:22 AM
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