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みなさんこんばんは。自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田総理大臣は松野官房長官や西村経済産業大臣ら安倍派の閣僚4人を交代させる方針です。今日もおかざき真里さんの漫画を紹介します。

『かしましめし6 』
おかざき真里
祥伝社

　仕事が好きだったのに、元婚約者が戻ってきたため寄せ集めみたいな人達ばかりの部署移動になったナカムラ。知人からは「訴えろ」母親からは「仕事辞めたら？」と言われながらも踏ん張って、新しい恋人・田口と出会う。彼もまた社内恋愛だが、今度は見違えるほどいい人だ。いつもナカムラが何を好きかを想像してご飯に誘ってくれるが、気を使っている風は感じさせない。旅行先で田口といると
「毎日一緒にいたら正しくて健康になれて長生きできてそして
そして私は幸せになるんだろう」
というモノローグがありながら、やはりナカムラは耐えきれず途中で帰ってきてしまう。実は相手が、ではなく自分が問題だったのか？と思い当たったナカムラの
「私　幸せになれないじゃん？」
で終わる34話。どうにか折り合いはつくんだろうか。

　こちらは折り合いがつかず別れた蓮井先生が、アセクシャルであることを、ゲイの英治にのみカミングアウトする。5巻ラストが
「誰にも性欲を持てないんです」
で終わっているが、本巻はそこから続く会話が描かれず、再び蓮井が3人の家を訪れる場面まで飛ぶので、深い話はナカムラや千春にはしていない。言いふらす話でもないと蓮井が思っているからで
「相手に納得してもらうためにあるんだな　カテゴリーって」
「僕たちは別に波風を立てたくてカミングアウトするわけじゃない」
という件は、アウティングにより居場所を奪われる現代の理不尽もふと感じる。

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