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カテゴリ:反面教師としたいもの
利益の出ない体質から、利益の出る体質に、、、体質改善を
6月からまた価格がアップしたガソリン代金。過去最高価格を更新する。価格競争と燃料値上げによって経営破たんする運送会社。利益が圧迫減少してコストが増大する挟み撃ち状態。利益の出せない企業は、市場から撤退せざるをえないわけです。価格は適正利潤を生み出せるものでないとやってゆけなくなります。 原油高によってインク高騰の折り5月末、会津若松市内最大の印刷会社が倒産。TVニュースでは、原材料高騰の折とコメントしておりましたが、20億円以上の負債だそうです。本日、民事再生法の申請と言ってましたが、急に20億円以上の負債ができるわけではありませんよね。赤字が累積していったなかで、設備投資などの支払いが重荷になっていったわけでしょうから利益の出る体質に変換ができなかったということになるのでしょうね。 原材料費高騰は、他の同業者も皆同じです。右へならえで皆おなじような経営をしていたとするなら、次々に倒産と言うことになります。印刷業業界の県理事長は、誰がそんなふうになってもおかしくないと答えていましたが、印刷業界は、利益の出ない経営体質になっているのだろうか。 では、どういうことが考えられるだろうか。印刷で需要があるのは、ホットペーパーなどの広告雑誌でしょうか。広告雑誌と携帯電話との融合。携帯ポイントカードと雑誌広告との連動。ちょうど時代変換の過渡期にあるので、逆に考えればチャンスになるわけです。携帯WEBと雑誌広告。デジタルとアナログの融合に時代変換途上のビジネスチャンスがあるのではないだろうか。 そんな形での展開をしているところは全国のどこかでやっているところがあるのではないかと思います。独自に、世の中のニーズがあるビジネスを見つけてゆくしかないのでしょうね。利益を生み出すものを世の中に提案してゆくか。どうしても必要で、なくてはならない需要のある分野。 カリスマ職人と呼ばれる人は・・・ 都内墨田区で従業員6名の下町の発明王ともいわれる、痛くない注射針をつくる岡本工業の岡本雅行社長75才。町工場のカリスマ職人で小泉首相への痛くない注射針説明もふだんのべらんめぇ調でくったくがない。学歴は向島更正国民学校卒業。探求心とあきらめない心は学歴じゃないわけです。 言うのは簡単ですが、「人のできないものをつくる」と言います。じゃ~そんなのどうやって作るのということになります。そもそも発想が違うんですね。人より失敗経験をたくさんしている。だけどネバー・ギブアップ。途中で止めちゃうから失敗になっちゃう、できるまでやればいいわけだと言う。「誰にもできないから、俺がやる」できた人が言うから説得力があります。 その高い技術力は世界中から注文が舞い込んでくるという。講演も面倒くさいから断っていると講演料金が高くなっていたというから、世の中ってそういうものですよね。使っている機械は、メーカーでつくった金型機械ですが、独自に改良を加えてその金型機械は当初よりも性能アップして進化させたものだと言われます。何事にも研究と集中力が人数倍であることはまちがいないことですね。 では、凡人はどうするか。自分の好きなもの、得意なものは、あきることがないから研究するのが楽しいだろう。仕事が好きでなかったら、好きになるまで、徹底してやることから始めることだろうか。 岡野工業 株式会社 代表取締役社長 岡野雅行 氏 岡野社長のユーチューブ映像 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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