エペソ書6章より
エペソ書6章より
まず、1分de聖書を読みましょう。(篠原利治)
おはようございます。今日はエペソ人への手紙6章「しっかりと立ちなさい」です。
では、しっかりと立ちなさい。:エペソ人への手紙6章14節
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子どもたちよ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことで、「そうしたらあなたは幸せになり、地上で長生きする」という約束を伴ったものです。
父たちよ。子どもをおこらせてはいけません。かえって、主の教育と訓戒によって育てなさい。
奴隷たちよ。キリストに従うように、真心から主人に従いなさい。うわべだけの仕え方でなく、善意をもって仕えなさい。
主人たちよ。奴隷に対して同様にふるまいなさい。あなたがたは、天の主が人を差別されないことを知っているのですから。
終わりに言います。主にあって強められなさい。悪魔に立ち向かい、邪悪な日に際して対抗できるように、神のすべての武具を身につけなさい。では、しっかりと立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、足には平和の福音の備えをはきなさい。これらすべてのものの上に、信仰の大楯を取りなさい。救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える剣である、神のことばを受け取りなさい。すべての祈りと願いとを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目を覚ましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。
私は鎖につながれていますが、語るべき福音の奥義を大胆に語れるように、祈ってください。
あなたがたに私の様子を伝え、励ますために、忠実なテキコを遣わします。
エペソ人への手紙 完(岡崎道成)
◇解説
エペソ書6章を読んで思うこと。それは、「神の愛の内にあって、完全に勝利する」こと。
前章のエペソ書5章では、「神にならう者の歩み」を学びました。その内の一つは、「神の愛の内にあって歩むこと」でした。
つまり神がキリストにおいて私たちを愛してくださり、私たちはその愛を知れば知るほど、他の人とその愛を、分かち合いたくなるのです。そこに互いに従い合う生活が、見事に実現します。
第一に、夫婦関係において(エペソ書5:22〜33)実現し、妻は夫に従い(22〜24)、夫は妻を愛します(25〜33)。それは、キリストがご自身を捧げられたように愛し(25〜27)、相手を自分の身体のように愛します(28〜33)。
第二に、親子関係において(エペソ書6:1〜4)実現し、子供は両親に従い(1〜3)、父親は子供を訓練します(4)。
第三に、雇用関係において(エペソ書6:5〜9)実現し、仕え人は主人に従い(5〜8)、主人も仕え人を愛します(9)。
最後に、パウロの終わりの言葉が入ります。しかしここにも、大切な霊的な戦いが示されています。
神に愛されている私たちは、常に主にあって強められて戦うのです(エペソ書6:10〜20)。それは、悪魔の策略に対しての戦いであり(10〜13)、神の武具をつけての戦いです(14〜20)。
それだから、悪しき日にあたって、よく抵抗し、完全に勝ち抜いて、堅く立ちうるために、神の武具を身につけなさい。すなわち、立って真理の帯を腰にしめ、正義の胸当を胸につけ、平和の福音の備えを足にはき、その上に、信仰のたてを手に取りなさい。それをもって、悪しき者の放つ火の矢を消すことができるであろう。また、救のかぶとをかぶり、御霊の剣、すなわち、神の言を取りなさい。絶えず祈と願いをし、どんな時でも御霊によって祈り、そのために目をさましてうむことがなく、すべての聖徒のために祈りつづけなさい。(エペソ書6:13〜18)
(篠原利治)