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敗戦後の日本がサンフランシスコ講和条約で独立するまでは、日本は実質的にGHQに支配されていた。
このGHQはその統治期間を通じて日本を「政治的武装解除=Political Disarmament」させようとしていた。 ※ 「史録 日本国憲法」(児島襄著)(文春文庫) 戦後日本を論じる・検証するにはこのGHQというものを研究しなければならないと思いだした。 私でも記憶のあるGHQの有力者の名前がある。 ● もちろん第一にマッカーサー元帥。 GHQの最高司令官である。 ● マッカーサーの分身と言われた弁護仕上がりの副官のホイットニー。 ● 一兵士からたたき上げて代将にまで昇進した職業軍人、G2、軍事部門である参謀部の第二部長チャールス・ウィロビー。 まあ、言ってみればタカ派・コチコチの右翼だろう。 ● ケーディスGS、政治行政担当の民政局次長 「非軍事化・民主化」政策の主導権をもっていた民政局の中心人物。 こちらはウィロビーに敵意を込めて「ピンカーズ」と呼ばれていたという。 PINK はもちろん、左翼思想の持ち主、共産主義のシンパという意味。 もしかれが本当にピンクなら、日本の「非軍事化・民主化」政策推進の中心としてはうってつけの人物である。 ---------------- このケーディスには有名な醜聞がある。 旧華族の元子爵鳥尾敬光氏の奥様・鳥尾多江、通称「マダム鳥尾」とのおおっぴらな不倫関係である。 マダム鳥尾は「GHQの影の女王として君臨した」などと書いてあるものもあるが、果たしてどうだったのだろう? 先日偶然、古書店である本を手に取ったら古書店店主から「あっ!それはエッチな本ですよ。いやらしいですよ。」と言われた。 題名が「おとこの味」。 確かにエッチかも知れない。 著者がマダム鳥尾。 なるほど~。 サンケイ出版社。 奥付には昭和26年頃、銀座でクラブ「鳥尾夫人」を経営・・・とある。 この頃は私はまだこどもだから、この「鳥尾夫人」に出入りは出来なかった。 残念! 帯には下記のように書いてある。 ---------------- 戦後、GHQの影の女王として名をはせた元子爵夫人が、幾多のおとことの体験を肌で綴ったモーレツなる「セックス教書」。 「おとこの味」のよしあしを判断するには、まずそれを試飲してみることだ。 スタミナのあるおとこ、バイタリティーあふれるおとこに、ワタシは魅力を感じる・・・。 (著者) ---------------- ちょっと読んでみると、確かにケーディスとつきあった女性だけあってバタくさいところがある。 かなり男女間の色事に関して本音で語っている。 確かにこれは「いやらしい」本かも知れない。 読むのが楽しみになった。 GHQ研究はこのへんからはじめてみよう。 (オイオイ!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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