ついに見つけました。
行方不明だった本を。 「話を聞かない男、地図が読めない女」 副題 「男脳・女脳が謎を解く」 お読みになった方も多いでしょう。 数年前のベスト・セラー。 アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズの夫婦の共著。 男と女はちがう。 いい悪いではなく、現実に性差がある。 これがこの本のポイントだ。 今の世の中では、技能・能力・適性の各分野で、男女の差は無いことになっている。 しかし、これは建前であって、現実としては、如何に男女に性差があるか・・・。 それをいろんな例・エピソードをちりばめて説明した本だ。 ~~~~~~~~~ 私は、まだHPを持っていない頃に、ある女性のBBSに、この話題を書き込んだところ、あるゲストさんに私の書き方に偏見があると食いつかれて、かなり長いトラブルになったことがある。 そう言う苦い経験があるので、この本をテーマにすることは、ちょっとためらったが、テーマとしてはとても面白い話題なので、取りあげることにした。 ~~~~~~~~~ 男女間の性差には、いろいろなものがあると思うが、典型的なものに、女性が持つ、脳のマルチ機能があると思う。 先日もHPで書いたが、朝食の時間に男性は新聞を夢中で読んでいて、奥様の問いかけも聞こえない。 そのうちに奥様が激怒、「あなたは私より新聞の方が大切なのね!」と雷が落ちる。 男子の脳はシングル・タスクの構造なので、一時に一つのことしかできないのだ。 この本に、果たしてこのことが書いてあったかどうかは覚えていないが、右脳と左脳を結ぶ脳幹というパイプがあるらしい。 そのパイプというのは神経が通っていて、右脳と左脳の連絡路となっている。 男性の脳幹は口径が細いので、右脳と左脳の切り替えがうまく行かない、それでシングル・タスクとなるらしい。 女性はこの脳幹の口径が太いらしい。 だから右脳(直感)と左脳(論理)との切り替え・共有が自由に行えるらしい。 ~~~~~~~~~ 今、ちょっとで出しを読んでみたら、この本ではちょっとちがった説明がなされている。 【私たちの思考や行動を決めるのは、胎児期につくられる脳の配線と、ホルモンの働きである】 こういう説明になっている。 まあ、いいか。 それももうひとつ重要なことが書かれている。 【男女平等は政治や道徳の話 男女の本質的なちがいは科学の次元である】 当然そうだろうな。 第一、 同じ人間ながら男女では染色体の数がちがっている。 第二、 同じ人間ながら男女では性徴がちがっている。 例えば乳房・ヒゲ・性器・筋肉の付き方・声・・・。 先天的な科学的なちがいはこうだし、後天的な条件、男性は狩猟に出かけ、女性は育児にいそしむ。 そんな基本条件があるのだとおもう。 ~~~~~~~~~ この本の表題になっているもう一つの現象、【地図が読める読めない】は、言い方を変えれば空間処理能力だと思う。 女性は方向音痴が多い。 車での車庫入れ・縦列駐車が苦手である。 これは例外があるにしても、傾向としてはハッキリしている。 女性に道順を聞いても、明解な説明をする人は少ない。 もっとも私の通う古本屋の主人は男性だが、道順説明はひどい。 一度、近所にあるというレストランへの道順を説明してくれたが、その説明を、五分間聞いていてもサッパリわからなかった。 私なら「表通りを右手に進んで、最初の信号のある交差点を右折、約50メーターほど進むと、左手に紅い煉瓦のレストランがある」と、一息で説明する。 彼は「あそこを、ちょっと行って、信号を渡って、いや、渡らない方がいいかな・・・、ええと、それから、あっちの方へ・・・、ほら、市民会館の隣ですよ」 私は「その市民会館を知らない」と何度説明しても、【市民会館の隣】を、繰り返す。 この人は女脳だな。 いい悪いは別にして。 ~~~~~~~~~ テレビを観るのにも、男はリモコンでザッピング(あっちこっち局を選ぶ)ばかりする。 CMの時間になれば、かならず別の局をひとわたり見て回る。 女性はCMになっても、おっとりと、ぼんやりとCMを見ている。 ~~~~~~~~~ こーゆーことも書いてあります。 【哺乳類のメスは、子どもを育て、家を守る立場上、他人のわずかな態度や気持ちの変化をも気づく「女の直感」が発達している。】 そう言えば、私の娘が豪語していた。 「女性はどの男性が自分を好きか(気があるか)、ほとんど瞬時でわかるけれど、男性はそれがダメみたいね。 どの女性が自分に恋愛感情を持っているか、ほとんどわかっていない。 お父さんなんて、その典型よ】 余計なことを言う娘である。 しかし、よくよく今までの「わが対女性戦略的攻防史」を考えてみるに、私のレーダー能力はいちじるしく劣っていたと言うことが言えそうだ。 こちらが敵を発見するはるか以前に、敵に私の劣情(いや、純粋な恋)は捕捉・発見されており、知らぬは仏ばかりなり・・・という恥ずかしき状態が続くことになる。 【忍れど 色に出りけり 我が恋は ものや思ふと 人の言うまで】 これを【頭隠して 尻隠さず】状態と呼ぶ場合もある。 ~~~~~~~~~ 電話の使い方も、男女間で大違いだな~。 男は電話を用件の通達用の機器と考えている。 用件を出来るだけ簡潔にしゃべって、その目的が果たされればすぐに切る。 なぜか、今の世の中になっても、無駄話をすることが出来ない。 電話代がもったいないと思う。 しかし、もちろん、女性はちがう。 電話でのおしゃべりに用件など、初めから含まれていない。 電話での会話のはじまりから、もう超長電話の兆候はあきらかだ。 男はイライラする。 話を聞いていると、用事など全く無いではないか? それなのに電話で話すなど、許せない。 しかも、この会話には起承転結というものが、全く無いから、いつ終わるのか?見当もつかない。 ほら、話題がコロコロと変わって行く。 人の噂も、どんどん拡がっている。 もう長期戦に控えて、ポテトチップスやチョコレートが妻の手許に引き寄せられている。 直接自分に関係ないことだが、男にとってはこういうだらしない状況が進行することは、軽い拷問と言ってもいい。 ~~~~~~~~~ あとで書き足そう。 コメントはご自由に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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